ルーフディア級フリゲート
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ルーフディア級フリゲート | |
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基本情報 | |
種別 | フリゲート |
命名基準 | ネコ科の動物 |
就役期間 | 1954年 - 1988年 |
前級 | 旧米キャノン級 |
次級 | ファン・スペイク級 |
要目 | |
基準排水量 | 808トン |
満載排水量 | 975トン |
全長 | 56.2 m |
垂線間長 | 54.9 m |
最大幅 | 10.0 m |
吃水 | 2.9 m (最大4.4 m) |
主機 |
ゼネラルモーターズ12-567ATL ディーゼルエンジン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 1600 bhp |
速力 | 15ノット |
航続距離 | 4,300海里 (10kt巡航時) |
乗員 | 96名 |
兵装 |
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ソナー | QCU-2 捜索用 |
ルーフディア級フリゲート(ルーフディアきゅうフリゲート、オランダ語: Roofdierklasse fregatten)は、オランダ海軍のフリゲートの艦級[1]。ジェーン海軍年鑑ではコルベットとして種別されていた[2]。
概要
[編集]本級は、北海やイギリス海峡など近海での内航護衛を目的に建造された。建造費はアメリカ合衆国の相互防衛援助計画(MDAP)によって賄われており[1]、アメリカ海軍の1951年度の護衛駆潜艇(Patrol Craft Escort, PCE)として建造されたことから、その船体番号も付与されている[3]。
設計面では、アドミラブル級掃海艇のような第二次世界大戦中のPCEの改良型とされている[3]。比較的鈍足で、またセンサーや防空装備も前時代的なものしか備えていなかった。20mm機銃の多くは1970年代に撤去された[1]。
漁業監視など平時の任務には非常に有用であったが、老朽化に伴い、新鋭艦に予算を配分するため、1980年代後半に順次に除籍されて運用を終了した[1]。
同型艦一覧
[編集]米船体番号 | # | 艦名 | 起工 | 就役 | 除籍 |
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PCE-1607 | F 817 | ヴォルフ HNLMS Wolf |
1952年11月 | 1954年 3月 | 1985年 |
PCE-1604 | F 818 | フレット HNLMS Fret |
1952年12月 | 1954年 5月 | 1988年 |
PCE-1605 | F 819 | ヘルメリン HNLMS Hermelijn |
1953年 3月 | 1954年 8月 | 1987年 |
PCE-1606 | F 820 | フォス HNLMS Vos |
1952年 8月 | 1954年12月 | 1988年 |
PCE-1608 | F 821 | パンテル HNLMS Panter |
1952年12月 | 1954年 6月 | 1987年 |
PCE-1609 | F 822 | ジャギュア HNLMS Jaguar |
1952年12月 | 1954年 6月 | 1988年 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d Gardiner 1996, pp. 274–275.
- ^ Moore 1975, p. 236.
- ^ a b Friedman 1987, p. 73.
参考文献
[編集]- Friedman, Norman (1987). U.S. Small Combatants, Including PT Boats, Subchasers, and the Brown-Water Navy: An Illustrated Design History. Naval Institute Press. ISBN 978-0870217135
- Gardiner, Robert (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. ISBN 978-1557501325
- Moore, John E. (1975). Jane's Fighting Ships 1974-1975. Watts. ASIN B000NHY68W