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ル・トリオンファン (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ル・トリオンファン
基本情報
建造所 DCNシェルブール工廠
運用者  フランス海軍
艦種 原子力潜水艦
級名 ル・トリオンファン級原子力潜水艦
艦歴
起工 1989年6月9日
進水 1994年3月26日
就役 1997年3月21日
要目
排水量 水上:12,640t[1]
水中:14,335t[1]
全長 138m[1]
最大幅 17m(船体幅12.5m)[2][3]
吃水 12.5m[1]
機関 K15型加圧水型原子炉×1基[2]/原子力ターボ・エレクトリック方式[1]
ポンプジェット 1軸
(予備)発電用 SEMT ピルスティク 8 PA4 V200SMディーゼルエンジン(700kW)2基[2]
出力 41,500馬力[1]
速力 水中:25ノット[1]
潜航深度 500m[1]
乗員 111人[1]
兵装 533mm魚雷発射管4門[1]
(F17 mod2魚雷、エグゾセSM39 SSM[2]
M45M51.1M51.2 SLBM16基[4]
C4ISTAR SET 戦闘指揮システム[2]
レーダー Racal-Decca製航海レーダー[2]
ソナー DSUV 61B 曳航式超低周波ソナー[2]
DMUX 80 艦首多機能ソナー[2]
DUUG 7 ソナー[2]
電子戦
対抗手段
ARUR-13 電波探知機[2]
その他 潜望鏡[2]
テンプレートを表示

ル・トリオンファンフランス語Le Triomphant, S 616)は、フランス海軍原子力潜水艦ル・トリオンファン級原子力潜水艦の1番艦。艦名は勝利を意味するフランス語から。この名を受け継いだ艦としては8代目にあたる。

艦歴

[編集]

「ル・トリオンファン」は、DCNシェルブール工廠で1989年6月9日に起工、1994年3月26日進水、1997年3月21日に就役しロング島基地に配備された。

主兵装となる潜水艦発射弾道ミサイルについては、建造当初はM4か新型ミサイルのどちらかを装備する予定でいたが、公試中にM45が実用化したためM45に切り替えられた。その後2010年代にはM51.1への換装が行われ、その後さらにM51.2へ換装された[4]

2009年2月3日または4日に、大西洋にてイギリス海軍HMS ヴァンガード S28」と接触事故を起こしたとされる。原子力潜水艦に係る事項のため、両軍からは声明は出されていない[5][6]。その後、両国海軍当局が衝突事故の事実を認め、負傷者は無く原子力関係にも損傷は無かったと発表した[7]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j 『世界の艦船増刊 第1016集 世界の海軍 2024-2025』海人社、2024年3月14日、42頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k Les sous-marins nucléaires lanceurs d’engins (SNLE)”. フランス海軍. 2024年9月27日閲覧。
  3. ^ 『世界の艦船増刊 第857集 世界の海軍 2017-2018』海人社、2017年3月16日、42頁。 
  4. ^ a b Hans M. Kristensen,Matt Korda & Eliana Johns. “French nuclear forces, 2023”. 2024年9月27日閲覧。
  5. ^ CNN.co.jp英仏原潜、今月初めに衝突か CNNが情報入手2009年2月16日
  6. ^ AFP英仏の原子力潜水艦、大西洋で衝突 英大衆紙2009年2月16日
  7. ^ AFP英仏両当局、原子力潜水艦の衝突事故を認める2009年2月17日

外部リンク

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