ラーム・チャラン
ラーム・チャラン Ram Charan | |
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ANRナショナル・アワード授賞式に来賓として出席するラーム・チャラン(2024年) | |
本名 | コニデラ・ラーム・チャラン・テージャ(Konidela Ram Charan Teja) |
生年月日 | 1985年3月27日(39歳) |
出生地 | インド タミル・ナードゥ州マドラス |
職業 | 俳優、映画プロデューサー |
活動期間 | 2007年 - |
配偶者 | ウパサナ・カミネリ(2012年 - ) |
著名な家族 | チランジーヴィ(父) |
主な作品 | |
『マガディーラ 勇者転生』 『ザ・フェイス』 『ランガスタラム』 『RRR』 |
ラーム・チャラン(Ram Charan, 1985年3月27日[1] - )は、インドのテルグ語映画で活動する俳優、映画プロデューサー。テルグ語映画界で最も出演料が高額な俳優の1人に挙げられている[2]。
2015年7月に航空会社TruJetの設立に参加[3]、2016年には映画製作会社コニデラ・プロダクション・カンパニーを設立する[4]。また、ポロチーム「ラーム・チャラン・ハイデラバード・ポロ・ライディング・クラブ」のオーナー[5]、MAA TVの取締役を務めている[6]。
人物
[編集]1985年にテルグ俳優チランジーヴィの息子としてマドラス(現在のチェンナイ)に生まれる。ラームはアッル・ラーマリンガイヤの孫であり、コニデラ・ナゲンドラ・バーブ、パワン・カリヤーン、アッル・アラヴィンドの甥に当たる。従兄弟にはアッル・アルジュン、ヴァルン・テージ、サーイ・ドゥルガー・テージがいる。チェンナイで初等教育を修了し、オーティの高等学校に進学する。2011年12月1日にプラタープ・C・レッディの孫娘でアポロ・チャリティ副会長、Bポジティブ・マガジン編集長を務めるウパサナ・カミネリと出会い[7][8]、2012年6月14日に彼女と結婚する[9]。
キャリア
[編集]2007年 - 2012年
[編集]2007年公開の『Chirutha』で主役を演じて俳優デビューを果たし、映画は40劇場で100日間越えの上映期間を記録した[10]。映画では父親殺しの男チャラン役を演じ、Rediff.comからは「ラーム・チャランは有望な俳優です。彼はダンスとアクションが得意なように見え、ダンス・ナンバーとして非常に優雅です」と称賛されている[11]。彼は映画での演技を認められ、フィルムフェア賞 南インド映画部門新人男優賞とナンディ賞 審査員特別賞を受賞した[12]。2009年公開の『マガディーラ 勇者転生』でも主演を務め、同作のヒットによりラームはテルグ語映画界のスター俳優の地位を確立した。IndiaGlitzは「チャランは成熟した演技を行い、映画を上手く進めた。彼の演じた2人の役は両方とも正義を全うし、各所で父親を思い出させる」と批評した[13]。同年にはペプシコーラの広告キャンペーンタレントに選ばれた[14]。
2010年公開の『Orange』に出演して主役を演じ、IndiaGlitzは「ラーム・チャランは映画全体を通して優れた演技をしました。彼のメイク、服装、ドレッシングスタイル、アクセサリー、ボディーランゲージは観客に爽やかな男の感覚を与えた」と批評している[15]。2012年公開の『Racha』ではギャンブラーを演じ、IndiaGlitzは「強力な脚本があれば、チャランはより優れた演技ができただろう」と批評している[16]。
2013年以降
[編集]2013年公開の『Naayak』でマフィアのボスとソフトウェア社員の2役を演じた。ザ・タイムズ・オブ・インディアは「ラーム・チャランは良い仕事をしたが、彼が演じた2人のキャラクターには相違点がなかった」と批評している[17]。映画は好意的な評価が多く、興行的にも成功している[18]。同年には『Zanjeer』でも主役を演じ、「Mumbai Ke Hero」の歌を担当して歌手としてもデビューした。
2014年公開の『ザ・フェイス』で再び2役を演じており、バンガロール・ミラーは「ラーム・チャランにとって『ザ・フェイス』は、彼の地位を確立するために不可欠な存在です。彼は2つのキャラクターにバリエーションを持たせるために最善を尽くしている」と批評している[19]。Sifyは「初期の出演作品と比べて、今回のラーム・チャランはかなり良い仕事をしている。彼の演技は激しいシーンやアクションシーンで効果的に現れる」と批評している[20]。同年には『Govindudu Andarivadele』にも出演しており[21]、批評家から高い評価を集め興行収入も4億ルピーを超えている[22]。
2015年公開の『Bruce Lee - The Fighter』ではスタントマン役を演じている[23]。映画は弱い脚本とコメディ要素のため興行的に失敗している[24]。2016年公開の『Dhruva』は興行的に成功を収め、ザ・タイムズ・オブ・インディアは「ラーム・チャランは最高のベストを見せます。俳優として、彼は高い感情を必要とする全ての場面で印象的に映ります。主役として見せなければならない場面では、彼はファンを失望させなかった」と批評している[25]。2018年には『ランガスタラム』に出演している[26]。
フィルモグラフィー
[編集]出演
[編集]- Chirutha(2007年) - チャラン
- マガディーラ 勇者転生(2009年) - カーラ・バイラヴァ / ハルシャ
- Orange(2010年) - ラーム
- Racha(2012年) - ラジャ
- Naayak(2013年) - チャラン、シッダールタ・ナーヤク
- Zanjeer(2013年) - ヴィジャイ・カンナ
- ザ・フェイス(2014年) - チャラン、サティヤ(ラーム)
- Govindudu Andarivadele(2014年) - アビラム
- Bruce Lee - The Fighter(2015年) - カルティク
- Dhruva(2016年) - ドルヴァ
- Khaidi No. 150(2017年) - 本人役
- ランガスタラム(2018年) - チッティ・バーブ
- Vinaya Vidheya Rama(2019年) - コニデラ・ラーム
- RRR(2022年) - アッルーリ・シータラーマ・ラージュ
プロデュース
[編集]- Khaidi No. 150(2017年)
- サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(2019年)
出典
[編集]- ^ “Ram Charan Teja Biography, Ram Charan Teja Profile”. Filmibeat. 2 September 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “Highest paid actors in Tollywood”. The Times of India. 5 June 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “New airline, coming soon: Chiranjeevi's son Ram Charan on cloud 9; gives Hyderabad a flying gift”. www.oneindia.com. 10 July 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月9日閲覧。
- ^ “Ram Charan to produce his father Chiranjeevi's 150th film”. Times of India. 8 May 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ Abhishek Raje Ram Charan Tej's polo team wins its debut match. The Times of India. 3 September 2011. Retrieved on 3 August 2011
- ^ “Board of Directors”. www.maatv.com. 28 May 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。26 May 2014閲覧。
- ^ “Nothing will change the person I am, says Upasana Kamineni”. andhrabuzz.com/. 27 May 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。25 Nov 2011閲覧。
- ^ “Apollo Hospitals' Prathap Reddy grooms daughters for leadership positions”. Forbes India (24 November 2014). 17 November 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。26 November 2016閲覧。
- ^ “Ram Charan marries Upasana”. The Times of India. (14 June 2012)
- ^ “Ram Charan’s record remains untouched even after 7 years”. DailyIndia.org. 2 April 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “Chirutha: Watch it for Ram Charan”. Rediff.com. 5 October 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。29 September 2007閲覧。
- ^ Ram Charan Teja | Awards & Nominations | National Awards | Nandi Awards | Filmfare Award | MAA TV Cine Awards Archived 3 June 2009 at the Wayback Machine.. Popcorn.oneindia.in. Retrieved on 26 April 2012.
- ^ “Magadheera – Royal and spellbinding”. IndiaGlitz. 6 August 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。31 July 2009閲覧。
- ^ The new Pepsi Brand Ambassador – Ram Charan Teja – Telugu Movie News Archived 17 April 2012 at the Wayback Machine.. IndiaGlitz. Retrieved on 15 July 2011.
- ^ “Orange – A truly different concept in love”. IndiaGlitz. 5 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。26 November 2010閲覧。
- ^ “Racha – Racha means pomp and show”. IndiaGlitz. 14 March 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。5 April 2012閲覧。
- ^ “Nayak Telugu movie review highlights”. The Times of India 9 January 2013閲覧。
- ^ Racha collects Rs. 26.92 cr. in AP, Karnataka – Telugu Movie News Archived 13 April 2012 at the Wayback Machine.. IndiaGlitz (12 April 2012). Retrieved on 26 April 2012.
- ^ “Movie Review: Yevadu”. Bangalore Mirror. 8 January 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。12 January 2014閲覧。
- ^ “Movie Review: Yevadu”. Sify.com. 8 January 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。12 January 2014閲覧。
- ^ “Govindudu Andarivadele to release Oct 1”. The Times of India. 14 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “Box Office Collection: 'Govindudu Andarivadele' Crosses ₹40 Crore Mark; Beats 'Julayi'”. International Business Times, India Edition (15 October 2014). 1 February 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “Ram Charan gears up for his next”. The Times of India. 16 March 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
- ^ “'Bruce Lee' Review: No Matter In Mega Meter!”. greatandhra.com. オリジナルの22 June 2017時点におけるアーカイブ。 2017年6月10日閲覧。
- ^ “Dhruva Review {4/5}: The movie promises to be an edge-of-the-seat entertainer and it delivers impeccably”. The Times of India. 23 May 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。
- ^ “Ram Charan-Sukumar film to go on floors in August – Latest News & Updates at Daily News & Analysis” (20 April 2016). 27 June 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。