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ラーゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラーゴム
第88回東京優駿(日本ダービー)パドック
(2021年5月30日)
欧字表記 Lagom[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2018年3月2日(6歳)[1]
抹消日 2023年7月2日[2]
オルフェーヴル[1]
シュガーショック[1]
母の父 Candy Ride[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 林正道[1]
調教師 斉藤崇史栗東[1]
競走成績
生涯成績 19戦4勝[1]
中央:16戦4勝
地方:3戦0勝
獲得賞金 1億5028万9000円[1]
中央:1億2340万9000円
地方:2688万円
勝ち鞍
GIII きさらぎ賞 2021年
Listed アンドロメダS 2021年
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ラーゴム(欧字名:Lagom2018年3月2日 - )は、日本競走馬[1]2021年きさらぎ賞の勝ち馬である。

馬名はスウェーデン語で「適度で節度あること」の意[3]

戦績

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デビュー前

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2018年3月2日、北海道安平町ノーザンファームで誕生。2019年のセレクトセール1歳馬市場で林正道に5,076万円で落札された。

2歳(2020年)

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栗東斉藤崇史厩舎に入厩後、7月19日に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦北村友一鞍上で出走。2番人気に推されると、レースでは直線でしぶとく伸びると、2着ビップランバンに半馬身差をつけ新馬勝ちを果たした[4]

続いてリステッド競走のアイビーステークスに出走したが、GI2勝馬マリアライトの仔オーソクレースにクビ差の2着[5]、重賞初挑戦となった京都2歳ステークスでもワンダフルタウンに3/4馬身差及ばず2戦連続の2着となり[6]、当年を終えた。

3歳(2021年)

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年明け初戦にはきさらぎ賞を選択。3番人気に推されると、レースでは直線外から猛追してきたヨーホーレイクをクビ差で退けて重賞初制覇を飾った[7]。次走、初のGI出走となった皐月賞は5番人気で出走するが13着と大敗。初めて連対を外すこととなった。浜中俊に乗り替わった東京優駿は12着と惨敗する。3か月ぶり、初めての古馬との対戦となった新潟記念は前走と同じ12着に終わる。次走、ケフェウスステークスも10着と二桁着順に沈んだ。その後、11月20日のアンドロメダステークスでは中団追走から直線で脚を伸ばすと最後はボッケリーニとの競り合いをハナ差制して3勝目を挙げた[8]。しかし、12月11日の中日新聞杯では13着と大敗し、3歳シーズンを終えた。

4歳(2022年)

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4歳初戦としてGII京都記念に出走し、9着に敗れる。続いてダート初挑戦となった仁川ステークス(L)では4着。

5月1日に行われた吾妻小富士ステークス(OP)に出走。好位でレースを進め、外から伸びてきた6番人気サンライズラポールとの直線での追い比べを制し、これにクビ差をつけ優勝。ダート戦初勝利を果たした[9]。この後、7月10日のプロキオンステークスに1番人気で出走。道中中団でレースを進めるも伸びを欠いて12着と大敗した[10]

秋に入り、10月4日の白山大賞典では道中好位追走から最後の直線で内から脚を伸ばし2着[11]。続く浦和記念でも中団から鋭く伸びてクリノドラゴンの2着に入った[12]。年末の名古屋グランプリではレース中盤で先頭に立って逃げ粘り3着と好走した[13]

5歳(2023年)

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5歳初戦として久々の芝レース出走となった1月5日の中山金杯で始動するも9着、続くアメリカジョッキークラブカップでも4着に敗れた。その後、レースに出走することなく2023年7月2日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退した。引退後は乗馬となる予定で、当初は繋養先は未定とされていたが[14]、その後ノーザンホースパークでの繋養となった[15]

競走成績

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以下の内容はnetkeiba.comの情報[16] に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2020.07.19 阪神 2歳新馬 芝2000m(良) 12 8 12 004.00(2人) 01着 R2:04.1(35.6) -0.1 0北村友一 54 (ビップランバン) 506
0000.10.24 東京 アイビーS L 芝1800m(良) 8 8 8 008.60(5人) 02着 R1:48.1(34.5) -0.0 0北村友一 55 オーソクレース 508
0000.11.28 阪神 京都2歳S GIII 芝2000m(良) 10 8 9 003.80(2人) 02着 R2:01.7(35.3) -0.1 0武豊 55 ワンダフルタウン 512
2021.02.07 中京 きさらぎ賞 GIII 芝2000m(良) 11 2 2 004.70(3人) 01着 R2:01.0(35.4) -0.0 0北村友一 56 ヨーホーレイク 512
0000.04.18 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 16 5 9 013.80(5人) 13着 R2:02.6(38.5) -2.0 0北村友一 57 エフフォーリア 516
0000.05.30 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 5 9 186.5(16人) 12着 R2:23.7(34.5) -1.2 0浜中俊 57 シャフリヤール 506
0000.09.05 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 17 5 10 011.40(7人) 12着 R1:59.3(33.9) -0.9 0池添謙一 53 マイネルファンロン 520
0000.09.18 中京 ケフェウスS OP 芝2000m(重) 13 5 6 008.30(4人) 10着 R2:02.1(34.5) -0.9 0池添謙一 53 アラタ 512
0000.11.20 阪神 アンドロメダS L 芝2000m(良) 16 4 8 006.20(4人) 01着 R1:59.8(35.0) -0.0 0池添謙一 54 ボッケリーニ 514
0000.12.11 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 7 14 006.90(3人) 13着 R2.00.6(34.7) -0.8 0池添謙一 54 ショウナンバルディ 516
2022.02.13 阪神 京都記念 GII 芝2200m(稍) 13 6 8 013.00(7人) 09着 R2:12.8(34.9) -0.9 0池添謙一 55 アフリカンゴールド 528
0000.02.26 阪神 仁川S L ダ2000m(良) 16 6 12 007.40(4人) 06着 R2:05.9(38.5) -1.1 0福永祐一 56 グレートタイム 530
0000.05.01 福島 吾妻小富士S OP ダ1700m(重) 15 5 8 008.90(5人) 01着 R1:43.3(36.6) -0.0 0鮫島克駿 58 (サンライズラポール) 526
0000.07.10 小倉 プロキオンS GIII ダ1700m(稍) 16 8 16 004.90(1人) 12着 R1:45.7(39.4) -2.0 0鮫島克駿 56 ゲンパチルシファー 522
0000.10.04 金沢 白山大賞典 JpnIII ダ2100m(良) 12 7 9 009.30(4人) 02着 02:13.6(39.2) -0.5 0鮫島克駿 55 ケイアイパープル 518
0000.11.23 浦和 浦和記念 JpnII ダ2000m(不) 11 2 2 004.60(3人) 02着 02:06.8(38.7) -0.5 0鮫島克駿 56 クリノドラゴン 518
0000.12.08 名古屋 名古屋GP JpnII ダ2100m(良) 12 2 2 005.80(4人) 03着 R2:15.7(39.3) -0.6 0鮫島克駿 56 ペイシャエス 529
2023.01.05 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 17 6 11 018.80(9人) 09着 R2:00.5(35.3) -0.3 0T.バシュロ 58 ラーグルフ 528
0000.01.22 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 14 8 14 035.00(8人) 04着 R2:13.9(35.4) -0.4 0T.バシュロ 57 ノースブリッジ 526

血統表

[編集]
ラーゴム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

オルフェーヴル
2008 栗毛
父の父
ステイゴールド
1994 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ *ディクタス
ダイナサッシュ
父の母
オリエンタルアート
1997 栗毛
メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート *ノーザンテースト
*グランマスティーヴンス

*シュガーショック
2011 栗毛
Candy Ride
1999 鹿毛
Ride the Rails Cryptoclearance
Herbalesian
Candy Girl Candy Stripes
City Girl
母の母
Enthusiastically
2007 栗毛
Distorted Humor *フォーティナイナー
Danzig's Beauty
Unbridled Hope Unbridled
D'Youville Nurse
母系(F-No.) シュガーショック(USA)系(FN:6-f) [§ 3]
5代内の近親交配 ノーザンテースト 5・4(父内)=9.38%、Fappiano 5・5(母内)=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [17]
  2. ^ [18]
  3. ^ [17]
  4. ^ [17]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ラーゴム”. JBISサーチ. 2022年12月8日閲覧。
  2. ^ ラーゴムが競走馬登録抹消日本中央競馬会、2023年7月2日配信・閲覧
  3. ^ 【きさらぎ賞】ラーゴム 父3着の出世レースで重賞初V!クラシックに期待膨らむ“オルフェーヴルの道”」『スポーツニッポン』2021年2月8日。2021年2月7日閲覧。
  4. ^ 【阪神5R新馬戦結果】ラーゴムがゴール前で抜け出し新馬勝ち」『netkeiba.com』2020年7月19日。2021年2月7日閲覧。
  5. ^ 【アイビーS結果】オーソクレースが無傷の2連勝」『netkeiba.com』2020年10月24日。2021年2月7日閲覧。
  6. ^ 【京都2歳S結果】ワンダフルタウンが差し切り重賞初制覇」『netkeiba.com』2020年11月28日。2021年2月7日閲覧。
  7. ^ 【きさらぎ賞結果】ラーゴムが好位から抜け出し重賞初制覇」『netkeiba.com』2021年2月7日。2021年2月7日閲覧。
  8. ^ 【アンドロメダS結果】3歳馬ラーゴムがボッケリーニとのハナ差の接戦を制すnetkeiba.com、2021年11月20日配信・閲覧
  9. ^ “【吾妻小富士S結果】ラーゴムが追い比べを制してダート初勝利”. 株式会社ネットドリーマーズ. https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=202621 2022年5月2日閲覧。 
  10. ^ 【プロキオンS】1番人気ラーゴムは12着大敗…芝・ダート重賞双方Vならず 鮫島駿「3コーナーから余力がなかった」サンケイスポーツ、2022年7月10日配信・閲覧
  11. ^ 【白山大賞典】ケイアイパープルが押し切って重賞2勝目!サンケイスポーツ、2022年10月4日配信・閲覧
  12. ^ 【浦和記念】アスカクリチャン産駒クリノドラゴンが重賞初制覇サンケイスポーツ、2022年11月23日配信・閲覧
  13. ^ [ https://www.sanspo.com/race/article/general/20221208-5R63GGHDLJBKZL6774YWATUIYU/ 【名古屋グランプリ】ペイシャエスが激しい追い比べ制し重賞2勝目!レース史上5頭目の3歳馬V]サンケイスポーツ、2022年12月8日配信・閲覧
  14. ^ きさらぎ賞を勝ったラーゴムが競走馬登録を抹消 今後は乗馬となる予定サンケイスポーツ、2023年7月2日配信・閲覧
  15. ^ ラーゴム”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年8月19日閲覧。
  16. ^ ラーゴムの競走成績”. netkeiba.com. 2022年12月8日閲覧。
  17. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ラーゴム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月2日閲覧。
  18. ^ ラーゴム - Lagom - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2021年11月8日閲覧。

外部リンク

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