ラミナ
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ラミナ(英語: lamina)は、ラテン語のラーミナ lāmina (pl. lāminae) に由来し、薄板、薄膜、薄層を示す語である。そこから転じて、分野により様々な学術用語として用いられる。
- 地質学においては、ラミナは葉理(葉層)を指す。
- 細胞生物学において、核ラミナ(かくラミナ、nuclear lamina)は核膜の内側に存在する、網状構造を示す。
- 植物学において、lamina は被子植物の葉の光合成を行う領域である葉身(ようしん、blade)を示す。藻類においては葉状部を示す。
- 動物組織学などにおいて、lamina は「板」と訳され、肝細胞板 (hepatic lamina) や粘膜筋板 (lamina muscularis mucosae)、上皮の下側を裏打ちするように張る板状構造物である基底板(基底層、basal lamina)などに用いられる。
- 動物解剖学において、lamina は「葉」と訳され、筋膜の葉や反芻類の第三胃葉などに用いられる。
関連項目
[編集]- 層流 (laminar flow) - 流体力学
- 層族 (laminar family) - 集合論