ヤマハ・MT-01
基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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排気量クラス | 大型自動二輪車 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
メーカー | ヤマハ発動機 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エンジン |
1,670 cm3 4ストローク 空冷OHV4バルブV型2気筒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
内径×行程 / 圧縮比 | 97.0 mm × 113.0 mm / __ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最高出力 | 66.3 kW (90 PS) / 4,750 rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最大トルク | 150.3 N·m (15.3 kgf·m) / 3,750 rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
乾燥重量 | 243 kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
車両重量 | 265 kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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MT-01(エムティーゼロワン)とは、かつてヤマハ発動機が主にヨーロッパ市場に向けて生産していた輸出用のオートバイである。
概要
[編集]1999年、モーターショーなどで各媒体に向け発表したコンセプトモデルMT-01「鼓動」のコンセプトを踏襲し、その名が示すように大型Vツインエンジンらしい鼓動感を楽しめる「ソウルビートVツインスポーツ」をキーワードとして開発が行われた。
XV1700系に搭載される総排気量1,670 ccの空冷V型2気筒エンジンを基本としつつも、クルーザーでは得られない軽快なスポーツ性を失わないためにセラミックメッキシリンダーや鍛造ピストン、⌀40 mmのダウンドラフト型インジェクションといったスポーツ車と同様の技術を投入し、吸排気系統やクランクといった構成部品の90 %にのぼる部品が新設計され、ネイキッドバイクに搭載されるエンジンとしては異例の最高出力を4,750 rpmで発生させる個性的なエンジンに生まれ変わった。また、EXUPが、V型2気筒エンジンとして初めて採用され、本機種の特徴である低回転域のトルクや鼓動感の向上に貢献している。
エンジンで鼓動を発生させるだけでなく、コンセプトであるその鼓動を楽しむための演出として車体に対しても様々なアプローチが試みられた。ビッグVツインエンジンの存在感を損なわないデザインがなされたアルミダイキャストフレームはシリンダーヘッド部とクランクケース部でリジッドマウントされ、エンジンの爆発をダイレクトに感じられるよう設計がなされた。
前後サスペンションはフロントに⌀43 mmの倒立式サスペンション、リヤには2分割溶接構造の逆トラス形状リヤアームが採用され、ショックアブソーバーはリンクを介して横向きに搭載されている。ホイールはハブよりもリムの方が広くなる特徴的な形状をしており、エンジンのドライブスプロケットが右側に配置されている兼ね合いから、リヤホイールに関しては一般的なドリブンスプロケットとブレーキディスクの配置と異なり、右側にドリブンスプロケット、左側にリアブレーキディスクが搭載されている。
仕様沿革
[編集]2004年、ドイツで開催されていた第4回インターモトミュンヘン2004においてMT-01が正式に発表、展示が行われた[2]。
日本国内においては2004年9月21日にプレストより販売調整中との発表が行われ[3]、2005年2月14日には2005年入荷分がオフィシャルショップからの受注で完売した旨が発表された[4]。
2005年仕様
[編集]以下のカラーバリエーションで発売された[5]。
- ██ベリーダークバイオレットメタリック1
- ██シルバー3
2006年仕様
[編集]カラーバリエーションが以下のように改められた[6]。
- ██グレイッシュブルーメタリック4
- ██ベリーダークバイオレットメタリック1
- ██シルバー3
2007年仕様
[編集]カラーバリエーションが以下のように改められた[7]。
- ██ブルイッシュホワイトカクテル1
- ██ダークレッドメタリックK
- ██ブラックメタリックX
2008年仕様
[編集]カラーバリエーションが以下のように改められた[8]。
- ███シルバー8
- ██ブルイッシュホワイトカクテル1
- ██ブラックメタリックX
2009年仕様
[編集]特別仕様車として限定カラーリングと前後サスペンションにオーリンズ製ショックを採用したMT-01Sが発売されるとともに[9]、通常仕様車ではカラーバリエーションが以下のように改められた[10]。
- ███ニューパールホワイト&ビビッドレッドカクテル1(MT-01S専用色)
- ██ダークグレイメタリックG
- ██ブラックメタリックX
2009年仕様が最後の車両となり、生産は終了している。
リコール
[編集]- 2006年12月7日、スロットルポジションセンサーの不具合が発見され、報告がなされた[11]。
- 2007年9月12日、リヤサスペンションアームの防錆処理に不具合が発見され、報告がなされた[11]。
- 2008年9月11日、ミラーの耐候性に不十分な点が発見され、報告がなされた[11]。
参考画像
[編集]-
Yamaha MT-0S プロトタイプ
-
ヤマハコミュニケーションプラザ展示車両
-
搭載される1670 cc空冷V型2気筒エンジン
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “MT-01 仕様・諸元”. 2012年11月25日閲覧。
- ^ “トルクスポーツ「MT-01」第4回『インターモト』で発表”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ “ついに発表!MT-01「KODO(鼓動)」”. 2004年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月25日閲覧。
- ^ “MT-01取り扱いショップのご案内”. 2005年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月25日閲覧。
- ^ “2005 MT-01”. 2005年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月25日閲覧。
- ^ “2006 MT-01”. 2006年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月25日閲覧。
- ^ “2007 MT-01”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ “2008 MT-01”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ “2009 MT-01S”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ “2009 MT-01”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ a b c “海外からのリコール情報”. 2012年11月26日閲覧。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]- ヤマハ・MT-125 - 水冷OHC単気筒124 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-15 - 水冷OHC単気筒155 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-03 - 水冷OHC単気筒660 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-07 - 水冷DOHC並列2気筒689 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-09 - 水冷DOHC直列3気筒846 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-10 - 水冷DOHC直列4気筒997 ccエンジン搭載モデル
- ヤマハ・MT-25
- ヤマハ・XV1700ロードスター - MT-01と同系列のエンジンを搭載するクルーザーモデル
外部リンク
[編集]- Yamaha Global Site
- プレストコーポレーション MT-01
- 2004年9月15日 ニュースリリース MT-01をインターモトで発表
- Yamaha Australia MT-01
- Yamaha Europe Design Cafe - MT-01
カラーバリエーションに関して:ヤマハ・MT-01で用いられている車体色は、配色の系統を表しているのであって、色を再現しているわけではありません。 |