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ヤチャ節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヤチャ節(ヤチャぶし)は、兵庫県北部で歌い継がれている踊りである。

発祥と変遷

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発祥は定かでないが、「八調」「八千代」「夜蝶」を語源とする説もある[1]

1804年享和4年)の『福井髭風文集』によると、豊岡市の九日市地域がヤチャ節の発祥地で[2]、旧神美村の盆踊り唄「ヤチア」の歌詞の冒頭は「ヤチアが習いたきや九日市にござれ / ヤチアは九日市が上手でござる」というものである[3]

豊岡町内の「ヤチャ踊り」は「ベロベロ踊り」に取って代わられた[2]

1977年昭和52年)に旧日高町無形文化財に指定され[1]、日高町夏栗では毎年8月20日の弘法大師祭(二十日盆)の際にそうだろ節とヤチャ節が踊られる[4]

出典

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  1. ^ a b 日高町制50周年記念誌編集委員会編『ひだか辞典』、p.57、日高町、2005年3月
  2. ^ a b 萩原一郎「第二編近世/第十章文化と教育/第五節民俗芸能と古い民謡」(豊岡市史編集委員会編『豊岡市史』上巻、pp.891-914、1981年3月)
  3. ^ 神美村誌編纂委員会編『神美村誌』、p.764、神美村、1957年1月
  4. ^ 本林靖久「夏栗の弘法大師祭(二十日盆・盆踊り)」(豊岡市歴史文化遺産活用活性化事業実行委員会編『豊岡市の祭礼・年中行事等調査報告書』、p.235、2017年3月)

参考文献

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  • 豊岡市史編集委員会編『豊岡市史』上巻、豊岡市、1981年
  • 豊岡市歴史文化遺産活用活性化事業実行委員会編『豊岡市の祭礼・年中行事調査報告書』、2017年
  • 日高町制50周年記念誌編集委員会編『ひだか辞典』、日高町、2005年