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モルドバの国章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モルドバの国章
詳細
使用者 モルドバの旗 モルドバ
採用 1990年1月13日

モルドバ共和国国章(モルドバのこくしょう、ルーマニア語: Stema de Stat a Republicii Moldova)では、モルドバの歴代政府が制定した紋章を一覧にする。

現在の国章

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モルドバの国旗。中央に国章が描かれている。

同国の国章には、くちばしに十字架を咥え、爪でオリーブの枝を掴んだ図案化されたワラキアが描かれている。

この国章は1990年11月3日に制定されたもので、国章の図案の作者によると、鷲はモルドバの国民の起源がラテン人であることを象徴している[1]

鷲の胸は、モルダヴィアの伝統的な記章である、の間に八芒星が配されたの頭の図が描かれた盾で守られている。また、耳に相当する2つのひし形と、5枚の花びらの薔薇三日月が描かれている。八芒星は太陽[2]ではない。

盾に描かれているものは全て、赤、黄色、青の3つの伝統色のいずれかで塗られている。

国旗との関係

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モルドバの国章は、モルドバの国旗の中央にも描かれている。

ルーマニアの国章との類似点

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革命後に制定された、現在のルーマニアの国章。
十字架を加えた鷲や、鷲の胸に構えた盾の中にある牛の絵(モルダビアの象徴)など、共通の意匠が多い。

類似点は以下の4つである。

  • 赤い嘴と脚を持つ、翼を広げた状態の金の鷲 
この鷲はワラキアの紋章に由来するものである。
  • 鷲の嘴に咥えられた金の十字架
十字架ルーマニア正教を象徴している。
  • 鷲が左足で金属製の杖を掴んでいる
杖はメイスの一種である職杖英語版で、ミハイ勇敢公ルーマニア語版英語版由来のもの。これはワラキアを象徴するものとして描かれている。
  • 牛の頭部の絵が描かれている盾
牛はかつてユーラシア地域に生息していたオーロックスを図案化したもので、両国がモルダビアに深く関係していることを表している。

モルドバ軍の紋章

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モルドバ軍の紋章

モルドバ軍のエンブレム

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モルドバ軍のエンブレム
  • 制定:1990年
  • 要素:
    • 3色のリボンで結ばれたオリーブの枝とオークの枝
    • 十字架を咥えたワシ
    • 鷲の胸の盾:フェスの方向に分かれたギュールズとアジュール、金色の牛、金色の八芒星、薔薇、三日月
    • 鷲の爪:剣とメイス
    • 鷲のくちばし:正教会の十字架
  • 使用:モルドバ軍の旗

その他のモルドバの国章

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歴代の国章とその他の関連紋章

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ロシア帝国時代1812年1917年)の県章
 モルダヴィア民主共和国時代1917年1918年)の国章
ルーマニア王国時代1918年1945年)の国章
ソビエト連邦時代1940年1991年)の国章

出典

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  1. ^ Interview with plastic artist Gheorghe Vrabie at the official website of the Republic of Moldova
  2. ^ Presidency of the Republic of Moldova”. 2023年12月31日閲覧。
  • 苅安望『最新 国旗と国章図鑑』(初版)世界文化社、2018年12月25日、149頁。ISBN 978-4-418-18428-6 

関連項目

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外部リンク

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