メニフィー (競走馬)
メニフィー | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Menifee | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[2] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 1996年3月4日[2] | ||||||||
死没 | 2019年6月13日(23歳没)[3] | ||||||||
父 | Harlan[2] | ||||||||
母 | Anne Campbell[2] | ||||||||
母の父 | Never Bend[2] | ||||||||
生国 | アメリカ合衆国[2] | ||||||||
生産者 | アーサー・ハンコック3世[2] | ||||||||
馬主 | アーサー・ハンコック3世& J Stone[2] | ||||||||
調教師 | W Elliott Walden( アメリカ合衆国)[2] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 11戦5勝[2] | ||||||||
獲得賞金 | $1,732,000[4] | ||||||||
|
メニフィー(Menifee、1996年3月4日 - 2019年6月13日)は、アメリカの競走馬、種牡馬[2][4]。1999年ブルーグラスステークス、ハスケル招待ハンデキャップと3歳G1を2勝したほか、同年のケンタッキーダービーとプリークネスステークスでともに二冠馬カリズマティックの2着に入った[1][3]。
2007年からは韓国の種牡馬として供用され、2014年韓国年度代表馬ギョンブデロ、韓国三冠馬・2017年年度代表馬パワーブレードを輩出するなど同国で活躍した[3]。韓国リーディングサイアー(2012年 - 2017年、2019年、2021年)[5]。
戦績
[編集]2歳(1998年)
[編集]7月16日の未勝利戦でデビューして1着、次いで一般戦では2着馬キャットシーフ、3着馬レモンドロップキッドを破って勝利[3][6]。2戦2勝で2歳シーズンを終えた[3]。
3歳(1999年)
[編集]一般戦1着、タンパベイダービー(L)2着を経て、4月10日のブルーグラスステークス(G1)でキャットシーフを破り優勝[7]。
続いて三冠戦に駒を進め、スティーヴンガットイーヴンに次ぐ2番人気に支持されたケンタッキーダービー(G1)ではカリズマティックのクビ差2着、1番人気に支持されたプリークネスステークス(G1)ではカリズマティックの1馬身1/2差2着という成績を残した[3][8][9]。
ベルモントステークス(G1)ではレモンドロップキッドの8着と掲示板を外したものの、8月8日のハスケル招待ハンデキャップ(G1)ではトップハンデを負いながらキャットシーフを破って優勝した[3][10]。
トラヴァーズステークス(G1)ではレモンドロップキッドの3着、スーパーダービー(G1)ではエクトンパークの2着と、ともに1番人気に支持されたが勝ちきれず[11][12]、3歳シーズンを終えて現役を退いた[3]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[2]、Equibase[4]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 | 馬番 | 着順 | タイム | 着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1998. | 7.16モンマスパーク | 未勝利戦 | ダ5.5f(Fs) | 9 | 8 | 9 | 1着 | 1:04.40 | 3馬身 1/2 | P.デイ | 118 | (Two Punch Sonny) | |
8.21 | サラトガ | 一般戦 | ダ7f(Fs) | 5 | 3 | 3 | 1着 | 1:23.03 | 3馬身 | P.デイ | 116 | (Cat Thief) | |
1999. | 2.27ガルフストリームパーク | 一般戦 | ダ7f(Fs) | 7 | 7 | 8 | 1着 | 1:22.44 | 3馬身 3/4 | P.デイ | 119 | (Deputy Mac) | |
3.21 | タンパベイ | タンパベイダービー | L | ダ8.5f(Fs) | 6 | 6 | 6 | 2着 | - | 1馬身 | P.デイ | 120 | Pineaff |
4.10 | キーンランド | ブルーグラスS | G1 | ダ9f(Fs) | 8 | 8 | 8 | 1着 | 1:48.66 | 1馬身 1/4 | P.デイ | 123 | (Cat Thief) |
5. 1 | チャーチルダウンズ | ケンタッキーダービー | G1 | ダ10f(Fs) | 19 | 18 | 13 | 2着 | - | クビ | P.デイ | 126 | Charismatic |
5.15 | ピムリコ | プリークネスS | G1 | ダ9.5f(Fs) | 14 | 5 | 5 | 2着 | - | 1馬身 1/2 | P.デイ | 126 | Charismatic |
6. 5 | ベルモントパーク | ベルモントS | G1 | ダ12f(Fs) | 12 | 10 | 10 | 8着 | - | 18馬身 1/2 | P.デイ | 126 | Lemon Drop Kid |
8. 8 | モンマスパーク | ハスケル招待H | G1 | ダ9f(St) | 8 | 6 | 7 | 1着 | 1:48.06 | 1/2馬身 | P.デイ | 124 | (Cat Thief) |
8.28 | サラトガ | トラヴァーズS | G1 | ダ10f(Fs) | 8 | 1 | 1 | 3着 | - | 2馬身 3/4 | P.デイ | 126 | Lemon Drop Kid |
10. 2 | ルイジアナダウンズ | スーパーダービー | G1 | ダ10f(Fs) | 8 | 5 | 5 | 2着 | - | 2馬身 | P.デイ | 126 | Ecton Park |
種牡馬時代
[編集]2000年から2006年まで生産者アーサー・ハンコック3世のストーンファームで供用された。
2006年韓国馬事会(KRA)によって購入され、翌2007年から韓国馬事会の済州スタッドファームにおいて供用された[3]。
韓国三冠馬パワーブレードを含む6頭のコリアンダービー(韓国GI)馬[13]や、2頭のコリアンダービー馬を含む5頭のコリアンオークス(韓国GII)馬[13]、また年度代表馬ギョンブデロを輩出するなど活躍し[3]、韓国の年度リーディングサイアーに8度輝いた(2012年 - 2017年、2019年、2021年)[5]。
済州スタッドファームでメニフィーはすぐに韓国語に反応するようになったことから、「メニフィーは韓国語を話す」と言われたという[3]。
種牡馬成績
[編集]主な産駒
[編集]- 2005年生
- Game Face / ゲームフェイス(2008年オールドハットステークス、ラトロワンヌステークス、2009年プリンセスルーニーハンデキャップ、インサイドインフォメーションステークス、オナラブルミスハンデキャップ、ファーストレディステークス)[14]
- 2009年生
- 2010年生
- 2011年生
- Queen’s Blade / クイーンズブレード(2014年コリアンダービー)[17]
- 2012年生
- Yeongcheon Ace / ヨンチョンエース(2015年コリアンダービー)[18]
- 2013年生
- 2014年生
- Final Boss / ファイナルボス(2017年コリアンダービー)[20]
- 2015年生
- New Legend / ニューレジェンド(2019年大統領杯)[21]
- 2017年生
- Save The World / セーヴザワールド(2020年コリアンダービー)[22]
出典:[13]
血統表
[編集]メニフィーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 Harlan 1989 |
父の父 Storm Cat1983 |
Storm Bird | Northern Dancer | |
South Ocean | ||||
Terlingua | Secretariat | |||
Crimson Saint | ||||
父の母 Country Romance1976 |
Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | ||||
Sweet Romance | *ガンボウ | |||
Suiti | ||||
母 Anne Campbell 1973 |
Never Bend 1960 |
Nasrullah | Nearco | |
Mumtaz Begum | ||||
Lalun | Djeddah | |||
Be Faithful | ||||
母の母 Repercussion1966 |
Tatan | The Yuvaraj | ||
Valkyrie | ||||
Tomina | Tom Fool | |||
Secret Meeting | ||||
母系(F-No.) | (FN:16-h) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | アウトブリード | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c “Menifee(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “Menifee | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “Menifee Dies of Heart Attack at 23 in Korea - BloodHorse”. www.bloodhorse.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b c “Horse Profile for Menifee | Equibase is Your Official Source for Thoroughbred Racing Information”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ a b “Leading Sires”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Allowance, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Toyota Blue Grass Stakes, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Kentucky Derby, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Preakness Stakes, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Haskell Invitational Handicap, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Travers Stakes, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Super Derby, Equibase | Charts”. www.equibase.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ a b c “주요경주 우승자마 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Game Face | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “경부대로 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “스피디퍼스트 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “퀸즈블레이드 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “영천에이스 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “파워블레이드 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “파이널보스 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “뉴레전드 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “세이브더월드 경주성적 < 개별말정보조회 < 말정보”. studbook.kra.co.kr. 2022年4月8日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Menifee(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年4月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post