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メイショウオスカル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メイショウオスカル
欧字表記 Meisho Oscar[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2001年2月25日(23歳)[1]
抹消日 2006年3月17日
フジキセキ[1]
メイショウヤヨイ[1]
母の父 アンバーシャダイ[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 日西牧場[1]
馬主 松本好雄[1]
調教師 安達昭夫栗東[1]
競走成績
生涯成績 21戦3勝[1]
獲得賞金 1億8045万7000円[1]
勝ち鞍
GII フローラステークス 2004年
GIII 福島牝馬ステークス 2005年
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メイショウオスカル(欧字名:Meisho Oscar2001年2月25日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2004年フローラステークス2005年福島牝馬ステークス

戦績

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2歳(2003年)- 3歳(2004年)

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2003年12月14日の2歳新馬中京芝1800m)でデビュー。初戦は勝ち馬に1馬身半差の2着に入る。続く2歳未勝利は勝ち馬から0.2秒差の3着に敗れる。

年が明け、3歳未勝利で先手を取るとそのまま1馬身半差をつけて逃げ切り初勝利を挙げる。次走はエルフィンステークスに出走し、マルターズヒートに続く2着と好走した。重賞初挑戦となったチューリップ賞は逃げる競馬で4着に粘ると、続くフラワーカップも先手を取り、ダンスインザムードヤマニンアラバスタに交わされるも3着を確保した。次走、フローラステークスは3番手からレースを進め、直線半ばで抜け出すと最後はグローリアスデイズの猛追をハナ差振り切り1着、賞初制覇を飾り、優駿牝馬の優先出走権を獲得した[2]。牝馬クラシック二冠目、優駿牝馬は好位追走も力尽き、13着と惨敗に終わる。夏は休養に充て、4か月ぶりとなったローズステークスは9着に敗れる。続く秋華賞は12着と下位に沈んだ。古馬との初対戦となった阪神牝馬ステークスは中団からの競馬をし、直線で脚を伸ばし4着に入った。

4歳(2005年)

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4歳初戦、京都金杯で5着となると、続く京都牝馬ステークスは0.3秒差の4着に入る。中山牝馬ステークスは9番人気ながら勝ったウイングレットにクビ差の2着に入る。続く福島牝馬ステークスは1番人気に推され、2番手から4コーナーで先頭に立ち、その後ろを追走していたスターリーヘヴンに3馬身差を付け圧勝、1年ぶりの勝利で重賞2勝目を挙げた[3]。その後は愛知杯に出走、再び1番人気となるが12着と惨敗した。続くマーメイドステークスも9頭立ての7着に終わる。その後はリフレッシュのため放牧に出され、5か月後の中日新聞杯で復帰し、4着に食い込んだ。

5歳(2006年)

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5歳初戦、京都金杯は11着に終わるが、続く京都牝馬ステークスでマイネサマンサにクビ差でチアフルスマイルと同着の2着と好走する。しかし、次走、中山牝馬ステークスで勝ったヤマニンシュクルから4.0秒離された15着に終わる。その後、レース中に右前脚浅屈腱不全断裂を発症していることが判明し、2日後の3月17日に競走馬登録を抹消し、引退となった[4]

競走成績

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以下の内容はnetkeiba.comの情報[5]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2003.12.14 中京 2歳新馬 芝1800m(良) 11 8 10 003.30(1人) 02着 R1:52.3(36.6) -0.2 0秋山真一郎 54 メレンゲクイーン 490
0000.12.27 中京 2歳未勝利 芝1800m(良) 16 4 8 003.30(1人) 03着 R1:51.6(36.9) -0.2 0秋山真一郎 54 マルカフローリアン 488
2004.01.17 小倉 3歳未勝利 芝1800m(稍) 16 2 4 008.40(4人) 01着 R1:49.0(35.9) -0.2 0後藤浩輝 54 (マイネソーサリス) 486
0000.02.07 京都 エルフィンS OP 芝1600m(良) 12 1 1 015.00(7人) 02着 R1:35.6(35.7) -0.2 0藤田伸二 54 マルターズヒート 480
0000.03.06 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 15 7 12 015.00(4人) 04着 R1:36.0(35.9) -0.5 0藤田伸二 54 スイープトウショウ 478
0000.03.20 中山 フラワーC GIII 芝1800m(重) 15 7 12 018.70(5人) 03着 R1:51.4(37.1) -0.5 0藤田伸二 54 ダンスインザムード 476
0000.04.25 東京 フローラS GII 芝2000m(良) 18 3 6 009.80(5人) 01着 R2:01.1(34.4) -0.0 0後藤浩輝 54 (グローリアスデイズ) 480
0000.05.23 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(稍) 18 6 11 035.40(9人) 13着 R2:29.1(36.4) -1.9 0後藤浩輝 55 ダイワエルシエーロ 470
0000.09.19 阪神 ローズS GII 芝2000m(良) 12 7 9 011.90(4人) 09着 R2:00.3(37.4) -1.3 0武豊 54 レクレドール 478
0000.10.17 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 5 9 095.7(13人) 12着 R2:00.1(36.3) -1.7 0後藤浩輝 54 スイープトウショウ 478
0000.12.19 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 16 5 10 101.2(12人) 04着 R1:34.4(34.4) -0.4 0藤田伸二 54 ヘヴンリーロマンス 476
2005.01.05 京都 京都金杯 GIII 芝1600m(良) 16 7 13 046.2(10人) 05着 R1:34.4(34.6) -0.4 0藤田伸二 52 ハットトリック 476
0000.01.30 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 15 3 5 023.50(7人) 04着 R1:35.3(33.4) -0.3 0藤田伸二 53 アズマサンダース 482
0000.03.12 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 6 11 020.70(9人) 02着 R1:49.7(34.6) -0.0 0江田照男 54 ウイングレット 480
0000.04.24 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 5 10 005.30(1人) 01着 R1:49.4(34.5) -0.5 0後藤浩輝 54 (スターリーヘヴン) 486
0000.06.05 中京 愛知杯 GIII 芝2000m(良) 18 2 3 004.40(1人) 12着 R2:02.1(37.2) -0.8 0佐藤哲三 55.5 マイネソーサリス 488
0000.07.10 阪神 マーメイドS GIII 芝2000m(稍) 9 7 7 005.60(4人) 07着 R2:02.3(37.8) -1.8 0池添謙一 55 ダイワエルシエーロ 486
0000.12.10 中京 中日新聞杯 GIII 芝1800m(良) 16 3 6 023.8(11人) 04着 R1:46.7(36.6) -0.3 0武幸四郎 56 グランリーオ 484
2006.01.05 京都 京都金杯 GIII 芝1600m(良) 16 6 12 041.7(15人) 11着 R1:34.9(35.5) -0.9 0武幸四郎 54 ビッグプラネット 486
0000.01.29 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 16 7 13 033.40(9人) 02着 R1:33.5(34.1) -0.0 0松永幹夫 56 マイネサマンサ 488
0000.03.12 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 4 8 007.60(4人) 15着 R1:51.8(39.2) -4.0 0後藤浩輝 55 ヤマニンシュクル 482

繁殖成績

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引退後は故郷の日西牧場で繁殖牝馬となった。

生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 供用
初仔 2007年 メイショウトシイエ 鹿毛 ブライアンズタイム 松本好雄 栗東・安達昭夫
川崎・今井輝和
→栗東・安達昭夫
22戦2勝 (引退)
2番仔 2008年 メイショウトモミ 栗毛 タイキシャトル 松本好雄
→楠田喜彦
栗東・安達昭夫
佐賀川田孝好
→栗東・高橋隆
→佐賀・山田義人
28戦5勝 (引退)
3番仔 2009年 メイショウヒダマリ 鹿毛 シンボリクリスエス 松本好雄
→立川繁幸
(有)ホースケア
栗東・安達昭夫
園田・重畠勝利
水沢・佐藤祐司
15戦0勝 (引退)
4番仔 2010年 メイショウムシャ 黒鹿毛 メイショウサムソン 松本好雄 栗東・安達昭夫 11戦1勝 (引退)
5番仔 2011年 メイショウサンキチ 栗毛 フレンチデピュティ 松本好雄
→塩濱攻仁
栗東・安達昭夫
金沢・高橋道雄
→川崎・鈴木義久
55戦13勝 (引退)
6番仔 2012年 メイショウキリサメ 黒鹿毛 メイショウサムソン 松本好雄 栗東・安達昭夫 13戦1勝 (引退)
7番仔 2014年 メイショウモウコ 栗毛 メイショウボーラー 松本好雄 栗東・安達昭夫
北海道・田中淳司
34戦4勝 (引退)
8番仔 2015年 レベルスリー 栗毛 アグネスデジタル 山口裕介 美浦松永康利
船橋林正人
高知宮川真衣
93戦15勝 (現役)
9番仔 2016年 ドナカルモ 鹿毛 メイショウボーラー 山田貢一
→高山直樹
美浦・本間忍
→佐賀・古賀光範
7戦0勝 (引退)
10番仔 2017年 ドリームオスカル 鹿毛 モンテロッソ 堀口晴男 栗東・安達昭夫
高知・雑賀正光
4戦0勝 (引退)
11番仔 2019年 クリノオスカル 栗毛 メイショウボーラー 栗本博晴
→栗本八江
栗東・大橋勇樹
西脇・藤川純
北海道・山田和久
31戦0勝 (引退)
12番仔 2020年 オスカークロンヌ 黒鹿毛 サトノクラウン 多田賢司 美浦・中川公成 1戦0勝 (引退・繁殖)
13番仔 2023年 メイショウオスカルの2023 栗毛 セイウンコウセイ (デビュー前)
  • 2024年10月8日現在。


血統表

[編集]
メイショウオスカル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

フジキセキ
1992 青鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ミルレーサー
Millracer
1983 鹿毛
Le Fabuleux Wild Risk
Anguar
Marston's Mill In Reality
Millicent

メイショウヤヨイ
1991 鹿毛
アンバーシャダイ
1977 鹿毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*クリアアンバー Ambiopoise
One Clear Call
母の母
ニツセイリラ
1979 鹿毛
*ロードリージ Sir Gaylord
Attica
パールリラ *モンタヴァル
ミスリラ
母系(F-No.) オーリンダセコンド(GB)系(FN:6-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Turn-to S5×M5 [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o メイショウオスカル”. JBISサーチ. 2022年4月9日閲覧。
  2. ^ “【フローラS(GII)】(東京)〜しぶとく伸びてメイショウオスカル”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI). https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-124173.html 2022年6月13日閲覧。 
  3. ^ “福島牝馬S、メイショウオスカルが圧勝”. netkeiba.com. https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=8853 2022年6月13日閲覧。 
  4. ^ “メイショウオスカル引退、繁殖入り”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI). https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-135062.html 2022年6月14日閲覧。 
  5. ^ メイショウオスカル”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年6月14日閲覧。
  6. ^ a b c 血統情報:5代血統表|メイショウオスカル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年6月14日閲覧。
  7. ^ メイショウオスカル - Meisho Oscar - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2022年6月25日閲覧。

外部リンク

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