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ウイングレット (競走馬)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ウイングレット
欧字表記 Winglet[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牝[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2001年2月25日（23歳）[1]
父 タイキシャトル[1]
母 エアウイングス[1]
母の父 サンデーサイレンス[1]
生国 日本の旗 日本（北海道千歳市）[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 （有）社台レースホース[1]
調教師 宗像義忠（美浦）[1]
厩務員 小原賢一[2]
競走成績
生涯成績 19戦4勝[1]
獲得賞金 1億9416万7000円[1]
勝ち鞍
GIII 中山牝馬ステークス 2005年
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ウイングレット（欧字名:Winglet、2001年2月25日 - ）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2005年の中山牝馬ステークス。

馬名の由来は、旅客機などの翼端に取り付けられる小さな翼。

経歴

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競走馬時代

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2003年7月20日、新潟競馬場6Rの2歳新馬戦でデビューし7着。2週間後、再び新潟の2歳未勝利戦に出走し初勝利を挙げた。次走は格上挑戦でGIIIの新潟2歳ステークスに出走。番手でレースを進め、ダイワバンディットの2着に好走した。

翌2004年は5月のスイートピーステークスより始動。前目でレースを進め最後の直線で先頭に立つと、ギミーシェルターの追撃を3/4馬身差抑えて2勝目を挙げた。母エアウイングスも1997年に同レースを制しており、母娘2代での制覇となった。3週間後、初のGI挑戦となる優駿牝馬に出走。果敢に前に出ていくも、最後の直線で失速しダイワエルシエーロの7着に敗北した。8月のクイーンステークスはオースミハルカの8着に終わった。10月の秋華賞は中団待機からの差し脚勝負に出ると、スイープトウショウとヤマニンシュクルには及ばなかったものの3着と健闘した。年末のターコイズステークスは逃げるチャペルコンサートを上り最速の足で差し切り3勝目を挙げた。

2005年は1月の京都牝馬ステークスより始動。前目でレースを進めるが、ゴール手前でアズマサンダースに差され2着に惜敗。次走の中山牝馬ステークスは番手でレースを進め直線で先頭に立つと、迫るメイショウオスカルをクビ差でしのぎ切り重賞初制覇を達成した。

しかし6月の愛知杯は2番人気に支持されながら18着のしんがり負け。以降のレースも精彩を欠き、二桁順位に沈むことも少なくなかった。

6歳となった2007年は1月の京都牝馬ステークスと3月の中山牝馬ステークスで共に2着に入り復調を見せたが、結局勝利を挙げることはできず競走馬を引退した。

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後、生まれ故郷の社台ファームで繁殖入りした。

2011年10月6日、初仔のティルトウイングが地方競馬にて産駒初勝利を挙げた。同月9日、2番仔のウイングドウィールが2歳未勝利を勝ち、産駒JRA初勝利を挙げた。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭
数		 枠
番		 馬
番		 オッズ
（人気）		 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
[kg]		 1着馬（2着馬） 馬体重
[kg]
2003.07.20 新潟 2歳新馬 芝1200m（良） 15 1 1 005.60（5人） 07着 R1:11.0（34.5） -1.0 0田中勝春 54 ダイワバンディット 456
0000.08.02 新潟 2歳未勝利 芝1200m（良） 13 1 1 005.00（3人） 01着 R1:08.9（34.9） -0.9 0田中勝春 54 （セイウンタイヨウ） 452
0000.09.07 新潟 新潟2歳S GIII 芝1600m（良） 18 4 8 003.30（2人） 02着 R1:35.0（35.5） -0.0 0田中勝春 54 ダイワバンディット 452
2004.05.05 東京 スイートピーS OP 芝1800m（良） 18 6 12 014.50（7人） 01着 R1:46.5（34.7） -0.1 0田中勝春 54 （ギミーシェルター） 464
0000.05.23 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m（稍） 18 6 12 041.5（12人） 07着 R2:28.4（36.0） -1.2 0田中勝春 55 ダイワエルシエーロ 460
0000.08.15 札幌 クイーンS GIII 芝1800m（良） 13 4 4 006.80（4人） 08着 R1:48.3（35.7） -0.8 0田中勝春 52 オースミハルカ 456
0000.10.17 京都 秋華賞 GI 芝2000m（良） 18 3 5 074.4（10人） 03着 R1:59.3（35.3） -0.9 0田中勝春 55 スイープトウショウ 458
0000.12.05 中山 ターコイズS OP 芝1800m（稍） 11 2 2 003.00（1人） 01着 01:47.4（35.0） -0.3 0田中勝春 55 （チャペルコンサート） 454
2005.01.30 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m（良） 15 5 8 005.30（3人） 02着 01:35.1（33.4） -0.1 0田中勝春 53 アズマサンダース 460
0000.03.12 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m（良） 16 5 10 002.60（1人） 01着 R1:49.7（35.1） -0.0 0田中勝春 55 （メイショウオスカル） 466
0000.06.05 中京 愛知杯 GIII 芝2000m（良） 18 1 1 006.20（2人） 18着 02:04.1（39.3） -2.8 0柴山雄一 56.5 マイネソーサリス 456
0000.11.13 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m（良） 18 7 15 117.5（15人） 10着 R2:13.6（34.9） -1.1 0武幸四郎 56 スイープトウショウ 468
0000.12.04 中山 ターコイズS OP 芝1800m（良） 16 4 7 004.90（2人） 03着 R1:47.6（35.0） -0.2 0北村宏司 56 マイネソーサリス 468
2006.03.12 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m（良） 16 1 1 006.30（3人） 10着 R1:49.1（36.2） -1.3 0田中勝春 56 ヤマニンシュクル 472
0000.10.15 東京 府中牝馬S GIII 芝1800m（良） 16 5 10 081.0（13人） 04着 R1:48.0（34.3） -0.5 0木幡初広 55 デアリングハート 478
0000.11.12 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m（良） 15 6 12 147.2（13人） 14着 R2:14.0（37.2） -2.4 0田中勝春 56 フサイチパンドラ 468
0000.12.03 中山 ターコイズS OP 芝1600m（良） 13 5 7 005.70（3人） 02着 R1:34.3（34.5） -0.3 0田中勝春 56 コスモマーベラス 478
2007.01.28 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m（良） 16 7 13 016.60（8人） 02着 R1:33.7（35.1） -0.7 0田中勝春 55 ディアデラノビア 474
0000.03.11 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m（重） 16 3 5 006.60（3人） 02着 01:50.2（36.6） -0.0 0田中勝春 55 マイネサマンサ 478

繁殖成績

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生年 馬名 性 毛色 父 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 2008年 ティルトウイング 牝 鹿毛 シンボリクリスエス （有）社台レースホース 美浦・斎藤誠
→西脇・田中道夫
→美浦・鈴木伸尋 		21戦2勝（抹消、繁殖） [4]
2番仔 2009年 ウイングドウィール 牝 黒鹿毛 （株）グリーンファーム 美浦・宗像義忠 34戦5勝（抹消、繁殖） [5]
3番仔 2011年 タブレットピーシー 牡→騸 芦毛 チチカステナンゴ 薗部博之 31戦4勝（抹消） [6]
4番仔 2012年 ウイングチップ 牡→騸 黒鹿毛 シンボリクリスエス （有）社台レースホース 36戦4勝（抹消） [7]
5番仔 2013年 ウイングソルジャー 牡 栗毛 ハービンジャー （株）グリーンファーム 5戦0勝（抹消） [8]
6番仔 2014年 ガルトマーン 牡 鹿毛 キングズベスト （有）社台レースホース
→組）きた倶楽部
→（株）VOA
→（株）本城 		栗東・高橋亮
→佐賀・北村欣也 		20戦3勝（抹消） [9]
7番仔 2017年 ウィンドファクター 牝 鹿毛 キングカメハメハ （有）社台レースホース 美浦・高柳瑞樹 4戦0勝（抹消、繁殖） [10]
8番仔 2019年 ルールザウイングス 牝 鹿毛 ルーラーシップ （有）社台レースホース
→橋本浩 		栗東・宮徹
→西脇・盛本信春
→栗東・飯田雄三
→高知・工藤真司 		30戦4勝（現役） [11]
9番仔 2020年 エレガントヒロイン 牝 栗毛 モーリス 吉田照哉
→安部治夫 		美浦・宗像義忠
→園田・稻田彰宏 		15戦0勝（抹消） [12]
10番仔 2021年 ウイングレットの2021 牡 青鹿毛 ロゴタイプ 未出走（抹消） [13]
11番仔 2022年 レッドアーラ 牡 鹿毛 キタサンブラック （株）東京ホースレーシング 美浦・斎藤誠 （デビュー前） [14]
12番仔 2023年 ウイングレットの2023 牝 栗毛 サトノインプレッサ （デビュー前） [15]
  • 2024年10月8日現在


血統表

[編集]
ウイングレットの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ヘイロー系
父

*タイキシャトル
栗毛 1994
父の父
Devil's Bag
鹿毛 1981 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco
父の母
*ウェルシュマフィン
鹿毛 1987 		Caerleon Nijinsky
Foreseer
Muffitys Thatch
Contrail
母

エアウイングス
青鹿毛 1994 		*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*シークレットシェアラー
栗毛 1980 		Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Nijana Nijinsky
Prodana Neviesta
母系(F-No.) シークレットシェアラー(USA)(FN:2-n) [§ 2]
5代内の近親交配 Halo 3×3、Nijinsky 4×4 [§ 3]
出典
  1. ^ [16], [17]
  2. ^ [16], [17]
  3. ^ [16], [17]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ウイングレット”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月8日閲覧。
  2. ^ 『優駿』2011年3月号、139頁。 
  3. ^ "ウイングレットの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月8日閲覧。
  4. ^ “ティルトウイング”. netkeiba.com. 2022年8月7日閲覧。
  5. ^ “ウイングドウィール”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  6. ^ “タブレットピーシー”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  7. ^ “ウイングチップ”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  8. ^ “ウイングソルジャー”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  9. ^ “ガルトマーン”. JBISサーチ. 2022年8月12日閲覧。
  10. ^ “ウィンドファクター”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  11. ^ “ルールザウイングス”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  12. ^ “エレガントヒロイン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2023年1月18日閲覧。
  13. ^ “ウイングレットの2021”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。
  14. ^ “ウイングレットの2022 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2023年1月18日閲覧。
  15. ^ “ウイングレットの2023 | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年10月10日閲覧。
  16. ^ a b c “血統情報：5代血統表｜ウイングレット”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月8日閲覧。
  17. ^ a b c “ウイングレットの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月8日閲覧。

外部リンク

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