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ミゲル・オリベイラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミゲル・オリベイラ
2022年
国籍 ポルトガルの旗 ポルトガル
現在のチーム クリプトデータ・アプリリアRNF MotoGPチーム
ゼッケン 88
ウェブサイト www.oliveira88.com
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 MotoGPクラス
活動期間2019年
マニファクチャラー
チャンピオン0
2022年 順位10位 (149 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
71 5 7 1 2 422
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2016年2018年
マニファクチャラー
チャンピオン0
2018年 順位2位 (297 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
50 6 21 2 4 574
ロードレース世界選手権 Moto3クラス
活動期間2012年2015年
マニファクチャラー
チャンピオン0
2015年 順位2位 (254 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
68 6 13 2 6 628
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2011年
マニファクチャラーアプリリア
チャンピオン0
2011年 順位14位 (44 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
11 0 0 0 0 44
2011年 ポルトガルGP

ミゲル・アンジェロ・ファルコン・デ・オリベイラ(Miguel Ângelo Falcão de Oliveira、1995年1月4日 - )は、ポルトガルセトゥーバル県アルマダ出身のオートバイレーサー。

経歴

[編集]

2003年、8歳の時レーシングカートを始めるが翌年には二輪に転向、2005年にはポルトガルのミニバイク選手権でチャンピオンとなった。2006年にはスペインのミニバイク選手権「カリプソカップ」でランキング2位を記録、2008年には125ccロードレースのカタルーニャ州選手権で4位[1]ロードレース世界選手権のサポートイベントであるレッドブルMotoGPルーキーズカップに3戦スポット参戦して2勝を記録した[2]

2009年、スペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスにブルセンスBQRチームからデビュー、2位表彰台に3回立ち、アルベルト・モンカヨマーベリック・ビニャーレスに次ぐ年間ランキング3位でルーキーイヤーを終えた[3]

アンダルシア・カハソルチームからの参戦となった翌2010年は、第5戦までに2勝・2位2回を記録、前年のチームメイトのビニャーレスとタイトル争いを展開していた。終盤2戦には、チームがこの年のグランプリで使用した最新ファクトリーマシン、アプリリア・RSA125を投入し2連勝を遂げたものの[4]、全戦で表彰台に立つ安定度を見せたビニャーレスに僅か2ポイント差で競り負けてランキング2位に終わった[5]。またこの年の10月にアルバセテ・サーキットで開催されたヨーロッパ選手権レースでも、ビニャーレスに次ぐ2位でフィニッシュした[6]

2011年、は同チーム(チーム名は「アンダルシア・バンカ・シビカ」に変更)から、アルベルト・モンカヨをチームメイトにRSA125を駆ってロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦デビューを果たす。開幕前の地元エストリルでの合同テストではトップタイムをマークする活躍を見せた[7]

MotoGP

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2019年よりMotoGPクラスに昇格し、レッドブル・KTM・テック3から参戦した。19戦中16戦出場し、オーストラリア戦後に転倒により終盤3戦を欠場し、ランキングは17位でシーズンを終えている。この時、第12戦イギリスGPで右肩を強打したため、手術を受ける[8]

2020年も同チームから参戦。パートナーはイケル・レクオナ。第6戦シチリアGPで初優勝を飾り、ポルトガル人として初のMotoGPクラスウイナーとなる快挙を果たした。最終戦ポルトガルGPでは2週目からトップを独走し、周目に1分39秒879のファステストラップを記録した。その後、ポール・トゥ・ウインを獲得し、母国グランプリで2勝目を挙げた[9]

2021年はファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリーレーシングから参戦。ブラット・ビンダーをコンビを組む。序盤5戦の決勝は下からのグリッドからスタートで10位以下での完走で終えてしまう。しかしその後、新型のマシンを供給されイタリアGPドイツGP、優勝を飾ったカタルーニャGPでは3戦連続で表彰台に立つなどの活躍を見せた[10]

2022年も同チームから参戦。オーストリアGP後に2023年からアプリリアを供給するRNFレーシングへの移籍が発表された[11]

主なレース戦績

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スペインロードレース選手権(CEV)

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シーズン クラス バイク 出走 優勝 表彰台 ポイント シリーズ順位
2009年 125cc アプリリア 7 0 3 73 3位
2010年 125cc アプリリア 7 4 6 140 2位
合計 14 4 9 213

ロードレース世界選手権

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シーズン クラス チーム メーカー マシン 出走 優勝 表彰台 PP FL ポイント シリーズ順位
2011年 125cc アンダルシア・バンカ・シビカ アプリリア RSA125 11 0 0 0 0 44 14位
2012年 Moto3 Estrella Galicia 0,0 スッター ホンダ 17 0 2 0 0 114 8位
2013年 Moto3 マヒンドラ・レーシング マヒンドラ 17 0 1 1 3 150 6位
2014年 Moto3 マヒンドラ・レーシング マヒンドラ 17 0 1 0 0 110 10位
2015年 Moto3 Red Bull KTM Ajo KTM 17 6 9 1 3 254 2位
2016年 Moto2 Leopard Racing カレックス 14 0 0 0 0 36 21st
2017年 Moto2 Red Bull KTM Ajo KTM 18 3 9 2 3 241 3rd
2018年 Moto2 18 3 12 0 1 297 2位
2019年 MotoGP レッドブル・KTM・テック3 RC16 16 0 0 0 0 33 17位
2020年 14 2 2 1 1 125 9位
2021年 レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング 18 1 3 0 1 94 14位
2022年 20 2 2 0 0 149 10位
2023年 クリプトデータ・アプリリアRNF MotoGPチーム アプリリア RS-GP 16 0 0 0 0 76 16位
2024年 トラックハウス・レーシング英語版 15 0 0 0 0 75 15位
合計 228 17 41 5 12 1798
クラス マシン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 順位 ポイント
2020年 MotoGP KTM SPA
8
ANC
Ret
CZE
6
AUT
Ret
STY
1
RSM
11
EMI
5
CAT
Ret
FRA
6
ARA
16
TER
6
EUR
5
VAL
6
POR
1
9位 125
2021年 MotoGP KTM QAT
13
DOH
15
POR
16
SPA
11
FRA
Ret
ITA
2
CAT
1
GER
2
NED
5
STY
Ret
AUT
Ret
GBR
16
ARA
14
RSM
20
AME
11
EMI
Ret
ALG
Ret
VAL
14
14位 94
2022年 MotoGP KTM QAT
Ret
INA
1
ARG
13
AME
18
POR
5
SPA
12
FRA
Ret
ITA
9
CAT
9
GER
9
NED
9
GBR
6
AUT
12
RSM
11
ARA
11
JPN
5
THA
1
AUS
12
MAL
13
VAL
5
10位 149
2023年 MotoGP アプリリア POR
Ret
ARG AME
5
SPA
Ret
FRA ITA
Ret
GER
10
NED
Ret
GBR
5
AUT
Ret
CAT
5
RSM
6
IND
12
JPN
18
INA
12
AUS
13
THA
Ret
MAL
Ret
QAT
DNS
VAL 16位 76
2024年 MotoGP QAT
15
POR
8
AME
11
SPA
8
FRA
Ret
CAT
10
ITA
14
NED
15
GER
6
GBR
Ret
AUT
12
ARA
Ret
RSM
11
EMI
10
INA
DNS
JPN AUS THA MAL SLD
12
15位 75
  • * 現在進行中

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]