ポピンズ (企業)
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
150-0012 東京都渋谷区広尾5丁目6番6号 広尾プラザ5F |
設立 | 2016年10月3日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 7011001113089 |
代表者 | 代表取締役社長 轟麻衣子 |
資本金 |
20億9500万円 (2022年12月31日現在)[1] |
発行済株式総数 | 10,177,300株[1] |
売上高 |
連結:262億5800万円 (2022年12月期)[1] |
営業利益 |
連結:13億500万円 (2022年12月期)[1] |
経常利益 |
連結:13億5700万円 (2022年12月期)[1] |
純利益 |
連結:8億2400万円 (2022年12月期)[1] |
純資産 |
連結:78億2300万円 (2022年12月31日現在)[1] |
総資産 |
連結:125億4900万円 (2022年12月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結:3021人 (2022年12月31日現在)[1] |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 海南監査法人 |
主要株主 |
(株)スピネカ 40.84% 轟麻衣子 13.61% 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 11.57% (2022年12月31日現在)[1] |
主要子会社 |
(株)ポピンズエデュケア (株)ポピンズファミリーケア (株)ポピンズシッター (株)ウィッシュ |
関係する人物 | 中村紀子(創業者・前代表取締役会長) |
外部リンク | https://www.poppins.co.jp/hldgs/ |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場[2][3] |
本社所在地 |
150-0012 東京都渋谷区広尾5丁目6番6号 広尾プラザ5F[4] |
設立 | 1987年3月9日[4] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 5011001011146 |
事業内容 |
子育て支援サービス[4] 子育て事業コンサルティング[4] |
代表者 | 代表取締役社長 井上正明[4] |
資本金 | 9657万円[4] |
売上高 |
194億2100万円 (2021年12月期)[1] |
純利益 |
2億9000万円 (2021年12月期)[1] |
純資産 |
24億3400万円 (2021年12月31日現在)[1] |
総資産 |
91億8000万円 (2021年12月31日現在)[1] |
主要株主 | (株)ポピンズ 100% |
外部リンク | https://www.poppins.co.jp/educare/ |
株式会社ポピンズは、東京都渋谷区に本社を置き、保育・介護事業を展開する企業である[4]。
概要
[編集]認可保育所・認証保育所・託児所など210の保育施設を運営する[3]。2012年度の売上高は約70億円であったが、第2次安倍政権下で規模を拡大させ2017年度は約140億円を計上、うち保育事業収入は約120億円で60億円超は補助金によるものである[2][3]。
創業者である中村紀子は元テレビ朝日アナウンサーで、社長の轟麻衣子は中村の一人娘である[5]。
沿革
[編集]- 1987年 - ジャフィサービス株式会社設立[6]。
- 1996年 - 株式会社ポピンズコーポレーションに改称[6]。
- 2011年 - 本社を現在地に移転、株式会社ポピンズ(初代)に改称[6]。
- 2016年10月3日 - 持株会社株式会社ポピンズホールディングスを設立[7]。
- 2022年4月1日 - 株式会社ポピンズホールディングスを株式会社ポピンズ(2代)に、株式会社ポピンズ(初代)を株式会社ポピンズエデュケアにそれぞれ商号変更[8]。
- 2023年
問題
[編集]国は保育所の経営実態調査から70%を人件費として補助金を算定しているが、ポピンズの人件費は2016年度調べで50%程度しかなく[2]、 ジャーナリストの元木昌彦は疑問を呈している[10]。
週刊新潮の報道による諸問題
[編集]週刊新潮の報道によると、創業者であり会長の中村紀子氏(74)とその娘で社長の轟麻衣子氏(47)に、会社の私物化と社員へのパワハラ疑惑が浮上している、との報道があった[11]。
2021年以降、ポピンズのグループ会社の社員が、社長と会長の自宅で家事や身の回りの世話などを行うようになったが、会長や社長のお世話係となった社員たちは、業務の合間に苛烈なパワハラの被害に遭っており、その為退職者が続出、耐え切れなくなった社員らは被害状況をメモに残しており、デイリー新潮はその一部を入手し、この問題を報道した[11]。
また、グループ会社の「ポピンズファミリーケア」が行っている、子どものお世話と教育を行うナニーサービスやシッターの派遣、家事支援業務を利用しているが、会長と社長はほぼ毎日このナニーサービスを利用しており、利用料は社員割引ということで半額になっていると掲示されているものの、利用している社員はおらず、実質的に会長と社長のための制度と化しているいう。また、社長は割引後の料金を支払っているようだが、中村会長はそれすら払っておらず、会社が肩代わりしている疑いがあり現経営陣はこれらの事情を把握しておきながら、数年間にわたり放置してきた、と報じた。更には、ポピンズのベビーシッターとして派遣された60代の女性が、1歳の男の子に暴行した容疑で書類送検される事件もあった、と報じている[11]。
尚、新潮側が会社に取材を申し込んだところ「回答を控える」との回答があったが、その翌日に、中村が取締役および会長職を「健康上の理由」により辞任したと発表があった[11]。
2023年11月27日に、社長は社員に対し新潮の報道について謝罪をし、会長は病状が悪化し、厳しい言動が多くなっていた、と説明。『私もポピンズも生まれ変わっていく』と涙ながらに話したという[12]。また会社より、騒動による謝罪文も掲載された[13]。
関連会社・団体
[編集]- 特定非営利活動法人NPOポピンズ 東京都渋谷区広尾5丁目6番6号 広尾プラザ5階
- 日本女性エグゼクティブ協会 東京都渋谷区広尾5丁目6番6号 広尾プラザ5階 特定非営利活動法人NPOポピンズ内[14]
関連人物
[編集]- 柿崎元子(元ポピンズ教育サービス部アシスタントマネージャー)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n 2022年12月期有価証券報告書ポピンズ
- ^ a b c “年間補助金60億円超のポピンズ会長が「安倍昭恵さんを慰める会」を主催していた”. 週刊文春. 文藝春秋 (2018年7月5日). 2018年7月2日閲覧。
- ^ a b c “「安倍昭恵さんを慰める会」を主催する女性経営者の打算”. 週刊文春. 文藝春秋. p. 31-35 (2018年6月28日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g “会社概要”. 株式会社ポピンズエデュケア. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “局アナから起業家へ、子育ての苦労をビジネスに”.NIKKEI STYLE.(2018年4月7日). 2018年7月2日閲覧。
- ^ a b c “沿革”. 株式会社ポピンズ. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “株式会社ポピンズホールディングス設立のお知らせ”. 株式会社ポピンズ. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “当社及び子会社の商号変更完了のお知らせ”. 株式会社ポピンズ. 2022年4月13日閲覧。
- ^ 代表取締役の異動(辞任)に関するお知らせポピンズ 2023年11月22日
- ^ “日本を私物化して開き直る安倍夫妻の異常”.プレジデントオンライン.(2018年7月2日). 2018年7月2日閲覧。
- ^ a b c d “「あなたバカなの?」「顔と目もうざい」、土下座を強要…ベビーシッター大手ポピンズ74歳「元女子アナ」会長が猛烈パワハラで告発されていた”. 週刊新潮 (2023年11月24日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “【保育大手「ポピンズ」続報】まだあるパワハラ証言 園児の「お怪我報告」で泣き出す社員も…74歳「前会長」が200人参加の誕生日会で見せた“驚きの姿””. 週刊新潮 (2023年12月4日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “11月27日に掲載されたパワハラ騒動に関する謝罪文”. 週刊新潮 (2023年12月4日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “協会概要”. 日本女性エグゼクティブ協会. 2018年7月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(株式会社ポピンズ)
- 公式ウェブサイト(株式会社ポピンズエデュケア)
- Poppins (株式会社ポピンズ) (@NurseryPoppins) - X(旧Twitter)