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ベノリラート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベノリラート
IUPAC命名法による物質名
データベースID
CAS番号
5003-48-5 ×
ATCコード N02BA10 (WHO)
PubChem CID: 21102
ChemSpider 19846 ×
UNII W1QX9DV96G チェック
ChEMBL CHEMBL162036 ×
化学的データ
化学式C17H15NO5
分子量313.305 g/mol
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ベノリラートINN、Benorilate)とは、アスピリンが持つカルボキシ基と、アセトアミノフェンが持つ水酸基とを脱水縮合させてエステルにしたコドラッグ英語版である。抗炎症薬解熱剤鎮痛剤として利用される。子供の発熱に対しては、アスピリンとアセトアミノフェンを別々に与えるよりは効果が劣る[1]。さらに、投与すると体内ではエステル結合が加水分解されてアスピリンが遊離され得るため、ライ症候群が発生する懸念から、ベノリラートは子供への投与は推奨されない[1]

出典

[編集]
  1. ^ a b Simila S, Keinanen S, Kouvalainen K.Oral antipyretic therapy: evaluation of benorylate, an ester of acetylsalicylic acid and paracetamol. Eur J Pediatr. 1975 Dec 9;121(1):15-20. PMID 2478