フルプロクアゾン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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識別 | |
CAS番号 | 40507-23-1 |
ATCコード | 無し |
PubChem | CID: 38503 |
ChemSpider | 35289 |
UNII | U4K85O58HD |
KEGG | D04229 |
化学的データ | |
化学式 | C18H17FN2O |
分子量 | 296.35 g·mol−1 |
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フルプロクアゾン(Fluproquazone)とは、非ステロイド性抗炎症薬の1種であり、4-(4-フルオロフェニル)-7-メチル-1-(1-メチルエチル)-キナゾリン-2-オンのことである。
解説
[編集]フルプロクアゾンは、2-キナゾリノンの誘導体である。分子式はC18H17FN2Oで、分子量は約396.339 (g/mol)である。フルプロクアゾンも他の非ステロイド性抗炎症薬と同様に、抗炎症作用や鎮痛作用を持つ。第3大臼歯(いわゆる親知らず)の抜歯後の除痛効果を、アセトアミノフェン500 mg投与群と、フルプロクアゾン100 mg投与群とで二重盲検法を行ったところ、この両者に非劣性(どちらが劣っているとは言えないということ)が示された [1] 。 しかしながら、その肝毒性のために、フルプロクアゾンは回収された [2]:370 [3]:520 。
出典
[編集]- ^ RF 46-790 versus paracetamol : effect on post-operative pain
- ^ Lewis JH and Stine JG. Nonsteroidal Antiinflammatory Drugs and Leukotriene Receptor Antagonists, Ch 22 in Drug-induced Liver Disease (Third Edition). Eds Neil Kaplowitz and Laurie D. DeLeve. Elsevier Inc, 2013. ISBN 9780123878175
- ^ Hyman J. Zimmerman. Hepatotoxicity: The Adverse Effects of Drugs and Other Chemicals on the Liver. Lippincott Williams & Wilkins, 1999. ISBN 9780781719520