プリンセスわかさ
プリンセスわかさ | |
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鹿児島湾を航行する「プリンセスわかさ」 | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 | コスモライン |
運用者 | コスモライン |
建造所 | ヤマニシ(1033番船) |
信号符字 | JD2026 |
IMO番号 | 9326287 |
MMSI番号 | 431602284 |
経歴 | |
発注 | 2003年10月29日[1] |
進水 | 2004年 |
竣工 | 2004年 |
就航 | 2004年12月12日[1] |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 | 1,844 トン |
載貨重量 | 580 DWT |
長さ | 88.93 m |
デッキ数 | 4層 |
機関方式 | ディーゼル |
最大速力 | 19.50ノット |
旅客定員 | 222名(改造前494名) |
乗組員 | 16名 |
積載能力 | 10フィートコンテナ5個 |
車両搭載数 | バス3台、乗用車31台(改造前) |
プリンセスわかさは、コスモラインが運航するフェリー。船名は若狭姫伝説に由来する。
概要
[編集]撤退する九州商船のフェリー出島に代わって、種子島航路に参入するコスモラインが、高速船「ロケット」(ジェットフォイル)を運航するに当たって、海上運送法上の指定区間の要件を満たすため、ヤマニシで建造され、2004年12月12日に就航した。
2008年1月から3月にかけて、法定検査によるドック入りと合わせてトラック・バスなどの搭載数を増加する改造を受け、旅客定員が減少した。
航路
[編集]1日1往復。所要時間は3時間30分である。ドック期間中は運休する。
設計
[編集]船体は4層構造で上部から、航海船橋甲板(4F・スカイデッキ)、船橋甲板(3F・プロムナードデッキ)、上甲板(2F・エントランスデッキ)、第二甲板(1F・カーデッキ)となっている。航海船橋甲板が操舵室および乗組員区画、船橋甲板が旅客区画、上甲板が旅客区画および乗組員区画、第二甲板が車両搭載区画となっている。
ランプウェイは第二甲板の船尾右舷に装備する。
船内
[編集]交通バリアフリー法に基づいて作成された鉄道・運輸機構の旅客船バリアフリー設計マニュアルに準拠したバリアフリー高度化船である。通常の船内設備に加えて、高齢者や身障者に対応した客室、多機能トイレ、車いす対応エレベーターなどのバリアフリー設備を備える。
2008年の改造工事により、エントランスデッキの船体中央にあった旅客室E・F、トイレ、ペットルーム、船員食堂、調理室、空調機室が撤去され、その部分のカーデッキの天井高が上げられた。 その前方にあった吹き抜けのエントランスホールも閉鎖され、船員食堂、調理室、空調機室が移設された。案内所、ペットルームはプロムナードデッキに移設された。旅客室Eは女性専用区画として運用されていた。また、就航時はエントランスホールで売店が営業していたが、2006年に休止となり、改造後は自動販売機のみとなった。
船室
[編集]- 特別室
- 特別室A(2名) - ツインルーム
- 特別室B(10名)
- 旅客室
- 旅客室A(12名) - カーペット敷、バリアフリー対応
- 旅客室B(40名) - 椅子席
- 旅客室C(100名) - カーペット敷
- 旅客室D(58名) - カーペット敷
設備
[編集]パブリックスペース
- プロムナードホール
- プロムナードラウンジ(フォワードサロン)
- スモーキングルーム
- ペットルーム
供食・物販設備
- 自動販売機(飲料・食品)
脚注
[編集]- ^ a b “会社概要・コスモライン”. コスモライン株式会社. 2016年2月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- コスモライン - 船の案内
- MarineTraffic.com - PRINCESS WAKASA - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示