ブータンの首相
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ブータン王国 閣僚評議会議長 | |
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種類 | 政府の長 |
所属機関 | 閣僚評議会 |
指名 | 国民議会の第一党党首 |
任命 | 龍王 |
根拠法令 | ブータン王国憲法 |
創設 | 1907年(主席大臣) 1952年(閣僚評議会議長) |
初代 | ジグメ・パルデン・ドルジ |
俸給 | 年額 37,365USD[1] |
ブータンの首相(ブータンのしゅしょう)は、ブータン政府の長(首相)である。閣僚評議会議長。
概要
[編集]ブータンでは、豪族間の政争により1964年、ジグメ・パルデン・ドルジ首相が暗殺されて以降、混乱が続き、後任の首相もクーデターを画策したことから、内閣を総理する大臣職は空席となっていた。その後は長く国王親政[注釈 1]となる。1998年、国王主導の民主化により、首相に相当する「閣僚評議会議長」職が復活し、閣僚評議会議長は閣僚が任期1年の輪番制により交代で担当した[注釈 2]。
2008年、立憲君主制(議会君主制)と議院内閣制が導入されたことに伴い、内閣総理大臣としての首相職が復活した。同年3月24日の国民議会(下院)選挙で勝利したブータン調和党(DPT)党首ジグメ・ティンレーが、4月9日に初の民選首相に任命されている[2]。
地位
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権限
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首相の一覧
[編集]ブータン政府主席大臣 | |||||||
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代 | 人 | 氏名 | 所属政党 | 内閣 | 在任期間 | 備考 | |
1 | 1 | ウゲン・ドルジ | 無所属 | 第1次 | 1907年- 1917年 |
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2 | 2 | ソナム・トブゲ・ドルジ | 無所属 | 第1次 | 1917年- 1952年 |
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3 | 3 | ジグメ・パルデン・ドルジ | 無所属 | 第1次 | 1952年- 1958年 |
首相に移行 | |
ブータン閣僚評議会議長 | |||||||
代 | 人 | 氏名 | 所属政党 | 内閣 | 在任期間 | 備考 | |
1 | 1 | ジグメ・パルデン・ドルジ | 無所属 | 第1次 | 1958年- 1964年4月5日 |
暗殺による辞職 | |
- | - | レンドゥプ・ドルジ | 無所属 | - | 1964年7月25日- 1964年11月27日 |
代行 亡命による解任 | |
- | - | 空席 | - | - | 1964年11月27日- 1998年7月20日 |
国王親政 | |
2 | 2 | ジグメ・ティンレー | 無所属 | 第1次 | 1998年7月20日- 1999年7月9日 |
輪番制(任期1年、2008年まで) | |
3 | 3 | サンゲ・ゲドゥプ | 無所属 | 第1次 | 1999年7月9日- 2000年7月20日 |
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4 | 4 | イェシュイ・ジンバ | 無所属 | 第1次 | 2000年7月20日- 2001年8月8日 |
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5 | 5 | カンドゥ・ワンチュク | 無所属 | 第1次 | 2001年8月8日- 2002年8月14日 |
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6 | 6 | キンザン・ドルジ | 無所属 | 第1次 | 2002年8月14日- 2003年8月30日 |
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7 | (2) | ジグメ・ティンレー | 無所属 | 第2次 | 2003年8月30日- 2004年8月20日 |
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8 | (4) | イェシュイ・ジンバ | 無所属 | 第2次 | 2004年8月20日- 2005年9月4日 |
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9 | (3) | サンゲ・ゲドゥプ | 無所属 | 第2次 | 2005年9月5日- 2006年9月7日 |
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10 | (5) | カンドゥ・ワンチュク | 無所属 | 第2次 | 2006年9月7日- 2007年7月31日 |
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11 | (6) | キンザン・ドルジ | 無所属 | 第2次 | 2007年7月31日- 2008年4月9日 |
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12 | (2) | ジグメ・ティンレー | ブータン調和党 | 第3次 | 2008年4月9日- 2013年4月28日 |
議院内閣制 | |
- | - | ソナム・トブゲ | 無所属 | - | 2013年4月28日- 2013年7月27日 |
暫定首相 (政府主席顧問) | |
13 | 7 | ツェリン・トブゲ | 国民民主党 | 第1次 | 2013年7月27日- 2018年8月9日 |
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- | - | ツェリン・ワンチュク | 無所属 | - | 2018年8月9日- 2018年11月7日 |
暫定首相 (政府主席顧問) | |
14 | 8 | ロテ・ツェリン | ブータン協同党 | 第1次 | 2018年11月7日- 2023年11月1日 |
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- | - | チョギャル・ダゴ・リグジン | 無所属 | - | 2023年11月1日- 2024年1月28日 |
暫定首相 (政府主席顧問) | |
15 | 7 | ツェリン・トブゲ | 国民民主党 | 第2次 | 2024年1月28日- (現職) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “15 Highest Paid Asian Political Leaders 2015” (23 June 2015). 2020年4月1日閲覧。
- ^ Kuensel Online 2008/04/09His Majesty to confer Dakyen on PM today(2008年4月9日閲覧)