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ブランドン・フレイジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブランドン・フレイジャー
Brandon Frazier
フィギュアスケート選手
生誕 (1992-11-19) 1992年11月19日(32歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス
身長 189 cm
選手情報
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パートナー アレクサ・シメカ・クニエリム
コーチ ジョン・ジマーマン
シルビア・フォンタナ
所属クラブ All Year FSC Los Angeles
開始 2005
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
総合221.092022 世界選手権
SP77.652022 GPファイナル
FS144.212022 世界選手権
大会成績
主要国際大会 1 2 3
オリンピック(団体戦) 1 0 0
世界選手権 1 1 0
グランプリファイナル 0 1 0
合計数 2 2 0
獲得メダル
フィギュアスケート
""オリンピック""
2022 北京 団体戦
世界選手権
2022 モンペリエ ペア
2023 さいたま ペア
グランプリファイナル
2022 トリノ ペア
世界ジュニア選手権
2013 ミラノ ペア

ブランドン・フレイジャー英語: Brandon Frazier1992年11月19日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはアレクサ・シメカ・クニエリムヘイヴン・デニーなど。

2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権優勝。2022年世界選手権優勝。

経歴

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元々はローラースケーターとして2002年にヘイヴン・デニーとペアを結成し、2004年にフィギュアスケートに転向し2008年までペアを組んでいたが解散。

2011年の春デニーフレイジャーとペアを再結成[1]全米選手権のジュニアクラスで初優勝。世界ジュニア選手権では4位に入った。2012年の秋にはコーラルスプリングスに練習拠点を移し、コーチをジョン・ジマーマンシルビア・フォンタナに変更した[2]

2012-2013シーズン、ジュニアグランプリには1大会出場し4位。全米選手権はシニアクラスに初参加し5位となった。世界ジュニア選手権はSP、FSともにパーソナルベストを更新する演技を披露し優勝を果たした。

2014-2015シーズン、ドイツから移籍してきたインゴ・シュトイアーを新たにコーチに迎えた[3]スケートアメリカでグランプリシリーズで初のメダルを獲得。全米選手権では銀メダルを獲得し、初の世界選手権の代表に選出された。

2015-2016シーズンのグランプリシリーズはデニーの怪我によりエントリーを見送った。デニーの治療の間はシュトイアーの勧めもありミシガン州カントンのマリナ・ズエワのコーチングチームに指導を受け、スケーティングスキルの改善に取り組んだ[4]。その後、コーチをロックニ・ブルーベイカーステファニア・ベルトンに変更した[5]

2016-2017シーズン、スケートアメリカで銀メダルを獲得した。全米選手権は優勝経験者のタラ・ケイン/ダニー・オシェイ組が棄権、アレクサ・シメカ/クリス・クニエリム組が体調不良で欠場する波乱の大会だった。SPは2位と出遅れるも、FSで逆転し同大会初優勝を飾った。しかしながら、世界選手権ではSPで2度の転倒をするなどミスが多発し20位に終わりFS進出はできなかった。

2017-2018シーズン終了後、コーチをジョン・ジマーマンとシルビア・フォンタナに戻した[6]

2018-2019シーズン、デニーが夏に足首を疲労骨折してシーズンが始まった。スケートカナダで6位。フランス国際はデニーが疲労骨折した箇所に痛みが生じたため欠場した[7]。全米選手権では銀メダルを獲得。四大陸選手権では5位。

2020–2021シーズンからアレクサ・シメカ・クニエリムと新たにペアを結成。2022年世界選手権優勝。

主な戦績

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大会/年 2020
-21
2021
-22
2022
-23
冬季オリンピック 6
世界選手権 7 1 2
GPファイナル 2
GP フランス 3
GP MKジョン・ウィルソン杯 1
GPスケートアメリカ 1 4 1
CSゴールデンスピン 5
John Nicks Pairs Challenge 1
Cranberry Cup 2
国内
全米選手権 1 WD 1
ISP Points Chall. 2
団体戦
冬季オリンピック 2T
世界国別対抗戦 2T
2P
1T
1P
大会/年 2011
-12
2012
-13
2013
-14
2014
-15
2016
-17
2017
-18
2018
-19
2019
-20
世界選手権 12 20
四大陸選手権 4 7 8 5
全米選手権 1 J 5 5 2 1 5 2 2
GP NHK杯 5
GPロステレコム杯 4
GPフランス国際 3
GPスケートカナダ 5 4 7 6
GPスケートアメリカ 2 2 7 3
CS USクラシック 4
CSゴールデンスピン 4
CSネーベルホルン杯 6
CSネペラ記念 4 4
CSロンバルディア杯 1
CSオータムクラシック 2
世界Jr.選手権 4 1
JGPレークプラシッド 4
JGPオーストリア 7
JGPボルボ杯 8
  • マンディ・ガーザとのペア (2009–10 - 2010–11シーズン)
大会/年 2009-10 2010-11
全米選手権 3 N 5 J
  • J - ジュニアクラス
  • N - ノービスクラス

詳細

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2020-2021 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2021年4月15日 - 18日 2021年世界フィギュアスケート国別対抗戦大阪 4
65.68
2
133.63
2
199.31
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年11月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズスケートアメリカレークプラシッド 6
63.04
7
109.12
7
172.16
2017年10月27日 - 29日 ISUグランプリシリーズスケートカナダレジャイナ 6
63.26
7
109.69
7
172.95
2017年9月13日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズUSインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 7
55.26
4
113.21
4
168.47
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年3月27日 - 4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 20
56.23
- 20
2017年2月14日 - 19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 8
63.39
8
116.06
8
179.45
2017年1月14日 - 22日 全米フィギュアスケート選手権カンザスシティ 2
65.39
1
122.93
1
188.32
2016年12月7日 - 10日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 3
57.40
4
104.23
4
161.63
2016年10月27日 - 30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 4
66.50
4
121.73
4
188.23
2016年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 2
67.29
2
125.36
2
192.65
2016年9月29日 - 10月2日 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラメモリアルブラチスラヴァ 4
59.66
4
113.16
4
172.82
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 8
61.32
12
111.19
12
172.51
2015年2月9日 - 15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 9
56.98
7
110.59
7
167.57
2015年1月17日 - 25日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 2
68.38
2
131.54
2
199.92
2014年11月14日 - 16日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 4
54.06
2
110.79
4
164.85
2014年10月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 3
61.08
2
122.76
2
183.84
2014年10月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズ スケートカナダオータムクラシックバリー 4
51.66
2
115.62
2
167.28
2014年9月18日 - 21日 ISUチャレンジャーシリーズ ロンバルディアトロフィーセスト・サン・ジョヴァンニ 2
46.94
1
110.86
1
157.80
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 4
58.57
3
108.53
4
167.10
2014年1月5日 - 12日 全米フィギュアスケート選手権ボストン 8
59.52
5
122.07
5
181.59
2013年11月8日 - 10日 ISUグランプリシリーズ NHK杯東京 4
58.67
4
109.18
5
167.85
2013年10月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダセントジョン 5
55.01
5
103.82
5
158.83
2013年10月3日 - 5日 2013年オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 4
48.71
4
93.77
4
142.48
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月25日 - 3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 3
52.61
2
103.22
1
155.83
2013年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権オマハ 4
52.48
6
109.79
5
162.27
2012年8月29日 - 9月2日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 3
44.58
4
82.75
4
127.33
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2012年2月27日-3月4日 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミンスク 2
91.58
4
50.81
4
99.74
4
150.55
2012年1月22日-29日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(サンノゼ - 1
52.83
2
96.01
1
148.84
2011年9月28日-10月2日 ISUジュニアグランプリ オーストリアインスブルック - 10
42.25
6
83.25
7
125.50
2011年8月31日-9月4日 ISUジュニアグランプリ ボルボ杯リガ - 7
40.38
8
75.66
8
116.04
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月23日 - 30日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(グリーンズボロ 5
44.84
4
83.45
5
128.29
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月14日 - 24日 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(スポケーン 4
35.55
2
77.14
3
112.69

プログラム使用曲

[編集]
シーズン SP FS EX
2019-2020 シルクドソレイユ 『キダム』より 映画『ライオンキング』
サウンドトラックより
作曲:ハンス・ジマー
2018-2019 ビリー・ジーン
ボーカル:デヴィッド・クック
振付:チャーリー・ホワイト
The Irrepressibles Selection
振付:チャーリー・ホワイト
2017-2018 All of Me
曲:ジョン・レジェンド
リヴ・フォーエヴァー
曲:クイーン
演奏:デイヴィッド・ギャレット
2016-2017[5][8] ミュージカル『ドン・ファン』より
作曲:フェリックス・グレイ
振付:マリナ・ズエワ
映画『ある日どこかで』より
作曲:ジョン・バリー
振付:マリナ・ズエワ
オー!ダーリン
曲:ビートルズ
2014-2015 愛のテーマ 映画『ゴッドファーザー』より
作曲:ニーノ・ロータ
ボーカル:アンディ・ウィリアムス
振付:レネー・ロカ
映画『ライオン・キング』サウンドトラックより
作曲:ハンス・ジマー
振付:レネー・ロカ、シルビア・フォンタナ
アンチェインド・メロディ
ボーカル:ライチャス・ブラザーズ
振付:レネー・ロカ

ワン
曲:メアリー・J. ブライジU2
2013-2014[2] ボリウッド
振付:ジュリー・マルコット
マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
振付:ジュリー・マルコット
ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』より
作曲:リシャール・コクシアント
振付:ジュリー・マルコット
Animals
作曲:マーティン・ガリックス
2012-2013 マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
振付:ジュリー・マルコット
映画『』サウンドトラックより
作曲:ニーノ・ロータ
振付:ジュリー・マルコット
Due Respiri
ボーカル:キアラ
2011-2012 ミュージカル『シカゴ』より 映画『パール・ハーバー』サウンドトラックより
作曲:ハンス・ジマー
All That Jazz

参考文献

[編集]
  1. ^ Colorado junior pairs face California challenge
  2. ^ a b Change of scenery serves Denney, Frazier well
  3. ^ Steuer joins Zimmerman to train Denney, Frazier
  4. ^ On the mend: Denney plans August return to ice
  5. ^ a b Denney, Frazier seek fresh start in Chicago area
  6. ^ HAVEN DENNEY AND BRANDON FRAZIER ANNOUNCE COACHING CHANGE
  7. ^ Overcoming 4 Years Of Injuries, Tarah Kayne And Danny O’Shea Return To Health To Lead After Short At Nationals
  8. ^ Denney, Frazier shake off rust, impress in Detroit

外部リンク

[編集]