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フリッガ (キャラクター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フリッガFrigga[注釈 1]は、マーベル・コミックが発行するアメリカン・コミックスに登場する架空のキャラクターである。スタン・リーロバート・バーンスタインジョー・シノットに創造され、1963年5月に 『Journey into Mystery』第92号でデビューした。

発行履歴

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キャラクター経歴

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その他のバージョン

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MCU版

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マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)では、レネ・ルッソが演じた。日本語吹替は滝沢久美子が担当。

本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるフリッガを主軸として表記する。

キャラクター像

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北欧神話の女神“フリッグ”のモデルである、“アスガルド”の王妃。夫のオーディンと共に、実子のソーと養子のロキを分け隔てなく育てた良妻賢母で、熟練した魔女でもあり[2]、有事の際に必要とあらば自らも優れた剣術と魔法を披露して戦う実力者である。

『ホワット・イフ...?』版

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声 - ジョゼッテ・イールズ

アース72124”に存在するフリッガの“変異体”。ほぼ正史のフリッガと同様のキャラクター像である。

能力

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増殖の術
動作や発声もできる自身及び他者の姿を投影する魔法。

各作品における描写

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マイティ・ソー
本作でMCU初登場。ヨトゥンヘイム襲撃の件で、オーディンがソーを追放した行為に一度は難色を示すが[3]、眠りについたオーディンを見守っていた時には、ソーの帰還に反対するロキにオーディンの行為は意味があると理解を示していた。
ラウフェイらがアスガルドの宮殿に乗り込んできた際には、応戦するが突き飛ばされてしまい、オーディンを救ったロキの悪行を帰還したソーから伝えられ驚いた。
物語ラストの祝宴会では、ソーの帰還を歓迎した傍で、消息不明となったロキを偲ぶ。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
本作では何食わぬ顔を続けるロキを養母として気にかけ、書物を差し入れたり、アスガルドにやって来たジェーン・フォスターをソーの恋人として歓迎するなど人間性豊かな女性として描写され、劇中でロキに魔法を教えたことも明かされる。
投獄されながらも横柄な態度をとるロキの更生を信じて彼に接し、ソーが紹介したジェーンとも交流するが、“ダーク・エルフ”が“エーテル”を狙って攻め込んできた際には、魔法でジェーンを守り、マレキス相手に剣技で善戦し追い詰めた。しかし、“カース”と化したアルグリムによって命を奪われてしまう。
ダーク・エルフの一時撤退後、ソーたちや数多くのアスガルド人が参列し、彼女の葬儀がしめやかに営まれた。
アベンジャーズ/エンドゲーム
本作では2013年時のダーク・エルフ侵攻直前の頃の彼女が再登場する。ロケットと共に2023年の未来から来訪したソーと出会い、当時の彼ではないと気付きながらも彼と交流し、心身共に変わり果てたソーを励まして奮い立たせた。しかし、この直後に自身の身に訪れる運命についてソーが打ちあけようとすると敢えて聞くことはなく、ムジョルニアとリアリティ・ストーンを入手して未来に帰還するソーを見送る。
ホワット・イフ...?』シーズン1第7話
アース72124におけるフリッガが登場。

その他のメディア

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脚注

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注釈

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  1. ^ フレイヤFreyja)と呼ばれることもある[1]

参考

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  1. ^ Thor vol. 5 #16 (Oct. 2019)
  2. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 75
  3. ^ マイティ・ソー』ブルーレイの未公開映像より。

参考文献

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  • 『マーベル・スタジオ・ビジュアル・ディクショナリー』デアゴスティーニ・ジャパン、2019年。ISBN 978-4-8135-2270-6 
  • 『マーベル・スタジオ キャラクター事典』株式会社うさぎ出版、2020年。ISBN 978-4-418-19429-2