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フラーブルイ (大型ミサイル艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フラーブルイ
OS-315
艦歴
フラーブルイ
Храбрый
起工 1958年 第199工場
進水 1961年
所属 ソ連海軍
中止 1963年7月1日
ENS-73
ЭНС-73
改称 1969年1月25日
所属 ソ連海軍
退役 1982年3月11日
要目[1]
艦種 大型ミサイル艦[2]
艦型 57-bis号計画型
工場番号 91
排水量 基準排水量 3500 t
満載排水量 4192 t
全長 139 m / 130 m(水線長)
全幅 14.9 m / 13.9 m(水線長)
喫水 4.47 m / 4.47 m(水線長)
機関 ギアード蒸気タービン機関TV-8 2 基
蒸気ボイラーKV-76 4 基
合計出力 72800 hp
53500 kWt
スクリュー 2 基
電源 タービン発電機 2 基
供給電力 53500 kWt
ディーゼル発電機 2 基
供給電力 300 kWt
速力 34.5 kn
航続距離 3060 nm/18 kn(巡航速度)
行動期間 10 日間
乗員 士官 21 名
水兵 269 名
武装 艦対艦ミサイル単装発射機SM-59-1A 2 基
艦対艦ミサイルKSShch 12 - 16 発
57 mm4連装高角砲ZiF-75 4 基
30 mm連装機関砲AK-230 4 基
3連装魚雷発射管TTA-57-bis 2 基
16連装対潜ロケット弾発射機RBU-2500「スメールチ」 2 基
対潜ロケット弾RGB-25(RBU-2500) 128 発
指揮機 戦闘情報統禦装置「プランシェート57」
電探 汎用捜索電探MR-300「アンガラー」 1 基
水上捜索電探「リーフShch」 1 基
航法電探「ネプトゥーンM」 1 基
射撃管制装置 射撃管制レーダー「キパリース」(対艦ミサイル用) 2 基
射撃管制レーダー「フートB」(高角砲用) 2 基
ソナー GS-572「ペガース2」
電子戦装備 電子戦対抗装置「ビザーニ4」
電子戦対抗装置「クラープ11」
電子戦対抗装置「クラープ12」
音響警備装置
測距儀 指揮測距所SVP-42-50 1 基
通信 装備一式
IFF 装備一式
搭載機 Ka-15M 1 機
脚注
  1. ^ 要目は大型ミサイル艦時代のもの。
  2. ^ 大型ミサイル艦はソ連海軍の制式艦種。フラーブルイは、艦の規模としては駆逐艦(艦隊水雷艇:Эскадренный миноносец)の一種に分類される。

フラーブルイ(ロシア語:Храбрыйフラーブルィイ)は、ソ連で建造された大型ミサイル艦(Большой ракетный корабль)である。艦名は、「勇敢な」といった意味のロシア語の形容詞である。

概要

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フラーブルイは、57-bis型大型ミサイル艦の9番艦として建造された。工場番号は91号艦で、1959年4月9日付けで海軍に登録された。年内にはコムソモリスク・ナ・アムーレの第199工場(レーニンスキイ・コムソモール記念工場)で起工し、1961年には進水した。しかし、1963年7月1日には工事は停止され、保管に入れられた。

1969年1月25日付けでエネルギー船(Энергетическое судно)に種別を変更され、名称もENS-73(ЭНС-73エーエーネース・スィェーミヂェスャト・トリー)に改められた。こうして結局、フラーブルイがソ連で起工された最後の大型ミサイル艦となった。

資金資産局への引渡しと解体・売却のため1982年3月11日付けで海軍を退役し、「グラフトルチェルメト」に引き渡された。船体はベズィミャンナヤ湾に放棄され、次第に崩壊していった。

関連項目

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外部リンク

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