フォルニョート (衛星)
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フォルニョート Fornjot[1] | |
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仮符号・別名 | 仮符号 S/2004 S 8 別名 Saturn XLII |
見かけの等級 (mv) | 24.6[2] |
分類 | 土星の衛星 |
軌道の種類 | 北欧群 |
発見 | |
発見日 | 2004年12月12日[1][3] |
発見者 | スコット・S・シェパード、 デビッド・C・ジューイット、 ブライアン・マースデン、 ジャン・クレイナ |
発見方法 | すばる望遠鏡、 ケック望遠鏡、 ジェミニ北望遠鏡による観測[4] |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 25,146,000 km[5] |
離心率 (e) | 0.2077[5] |
公転周期 (P) | 1494.09 日[5] (4.091 年) |
軌道傾斜角 (i) | 170.372°[5] |
近日点引数 (ω) | 324.787°[5] |
昇交点黄経 (Ω) | 259.946°[5] |
平均近点角 (M) | 214.499°[5] |
土星の衛星 | |
物理的性質 | |
半径 | 3 km[6] |
平均密度 | 2.3 g/cm3[7] (仮定値) |
アルベド(反射能) | 0.04[7] (仮定値) |
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フォルニョート (Saturn XLII Fornjot) は、土星の第42衛星である。逆行軌道で土星を公転する不規則衛星で、北欧群に属する[2]。
概要
[編集]デビッド・C・ジューイット、スコット・S・シェパード、ブライアン・マースデン、ジャン・クレイナらの観測チームにより、2004年12月12日~2005年3月11日の間に行われた一連の観測によって発見された。最初に確認されたのは12月12日の観測である。観測にはすばる望遠鏡、W・M・ケック天文台、ジェミニ北望遠鏡の大型望遠鏡群が用いられた[8][9]。2005年5月3日に小惑星センターのサーキュラーで他の11個の土星の新衛星の発見と合わせて報告され、S/2004 S 8 という仮符号が与えられた[10][8][9]。
2007年4月5日に北欧神話に登場する巨人出身の海神エーギルの父、フォルニョートに因んで命名され、Saturn XLII という確定番号が与えられた[11]。なおエーギルの名も第36衛星に与えられている[1]。
2018年時点では発見されている土星の衛星の中で最も外側を公転する天体であったが[6]、2019年にさらに遠方の軌道を持つ S/2004 S 26 が発見された[12][13]。
出典
[編集]- ^ a b c “Planet and Satellite Names and Discoverers”. Gazetteer of Planetary Nomenclature. 国際天文学連合. 2015年11月15日閲覧。
- ^ a b Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年11月2日閲覧。
- ^ NASA (2017年12月5日). “In Depth | Fornjot – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月25日閲覧。
- ^ “MPEC 2005-J13 : TWELVE NEW SATELLITES OF SATURN”. 小惑星センター (2005年5月3日). 2015年11月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b 『天文年鑑』(2013年)誠文堂新光社、2012年11月25日、208-209頁。
- ^ a b Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b Brian G. Marsden (2005年5月3日). “MPEC 2005-J13 : TWELVE NEW SATELLITES OF SATURN”. 小惑星センター. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b “No.104: すばる望遠鏡、土星の新衛星を12個発見 | 国立天文台(NAOJ)”. アストロ・トピックス. 国立天文台 (2005年5月19日). 2018年12月25日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2005年5月4日). “IAUC 8523: NEW Sats OF SATURN; 2005by; V5115 Sgr”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月25日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2007年4月5日). “IAUC 8826: Sats OF JUPITER, SATURN; RING OF URANUS; 2006 VV_2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月25日閲覧。
- ^ A. U. Tomatic (2019年10月7日). “MPEC 2019-T133 : S/2004 S 26”. 小惑星センター. 2019年11月2日閲覧。
- ^ “観測成果 - すばる望遠鏡が土星の衛星を新たに 20 天体発見 - すばる望遠鏡”. すばる望遠鏡. 国立天文台 (2019年10月7日). 2019年11月2日閲覧。