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フェリーこうち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェリーこうち
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(2000-2006)
ギリシャの旗 ギリシャ(2006-)
所有者 大阪高知特急フェリー(2000-2006)
運輸施設整備事業団(2000-2006)[1]
Fast Ferries(2006-)
運用者 大阪高知特急フェリー(2000-2005)
Fast Ferries(2006-)
建造所 ヤマニシ[1]
IMO番号 9223150
改名 フェリーこうち(2000-2006)
THEOLOGOS P(2006-)
経歴
進水 2000年4月13日[2]
竣工 2000年7月31日[1]
就航 2000年8月19日[1]
要目 (竣工時)
総トン数 4,138 トン[1]
載貨重量 3227トン[2]
全長 118.14m[2]
垂線間長 109.00m[2]
型幅 21.00m[2]
型深さ 11.90/6.80m[2]
満載喫水 5.212m[2]
機関方式 ディーゼル[1]
主機関 ニイガタ 9PC2-6L 2基[1]
推進器 2軸[1]
出力 6750PS×2(連続最大)、5738PS×2(常用)[2]
最大速力 22.7ノット[1]、22.3ノット(試運転最大)[2]
航海速力 19.4ノット[1]
旅客定員 350名[1]
車両搭載数 12トントラック73台、乗用車10台[1]
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フェリーこうちは、大阪高知特急フェリーが運航していたカーフェリー

概要

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ニューとさ」の代船として、サノヤス・ヒシノ明昌が受注、ヤマニシで建造され、2000年8月19日に就航した[1]。 共有建造制度を利用して建造された運輸施設整備事業団との共有船である。

大阪高知特急フェリーの破産により、2005年6月30日に運航を終了した。その後、2006年に海外売船され、ギリシャファスト・フェリーズ(Fast Ferries)で「THEOLOGOS P」として就航している。

航路

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Fast Ferries

2016年3月時点の就航航路。

大阪高知特急フェリー(2000年 - 2005年)

ニューかつら」と2隻で毎日1往復を運航した。航路休止となった高知シーラインにかわって、2001年12月10日からあしずり港へ航路が延長されたが、2004年4月10日に休止となった。2004年8月28日からは甲浦港に隔日で寄航した。

設計

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船体は5層構造で、上層から操舵室、乗組員区画、旅客区画、車両甲板(2層)となっていた。船首にバウランプと右舷船尾にランプウェイを装備していた。ファンネルは1本で右舷側に寄せられていた。

海外売船後、車両甲板上層の開口部がほとんど閉鎖され、船尾のランプウェイを移設、左舷にダミーファンネルを設置して、船尾に船室を増設するなど改造を受けている。

船内

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車両甲板とキャビン甲板の間にエレベーターを備え、身障者対応トイレを設置、旅客区画内の段差を極力減らすなど、バリアフリーに配慮した設計となっている[1]

船室

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船室タイプの一覧
クラス 部屋数 定員 設備
1等特別室 2名×2室 4名 ツインベッド、テレビ、バス・トイレ、テーブル、クローゼット
1等 4名(+1名)×5室 20名 2段ベッド、ソファーベッド(5名使用時)、テレビ、洗面所、テーブル、クローゼット
2等寝台 4名×16室、8名×4室 96名 2段ベッド
2等 311名 枕、毛布(貸毛布1枚50円)
ドライバー室 8名×6室 48名 2段ベッド

設備

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パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランス

物販設備

  • 売店
  • 自動販売機

入浴設備

  • 風呂(1等・2等寝台共用)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 「新造船紹介」『世界の艦船』第575号、海人社、2000年11月1日、119頁、2016年3月6日閲覧 
  2. ^ a b c d e f g h i 船の科学 第53巻第12号(No. 626)、8ページ

外部リンク

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