ビワタケヒデ
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この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
ビワタケヒデ | ||||||
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2004年9月3日撮影 (社台スタリオンステーション荻伏) | ||||||
欧字表記 | Biwa Takehide[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
生誕 | 1995年4月29日[1] | |||||
死没 | 2020年2月18日(25歳没)[2] | |||||
父 | ブライアンズタイム[1] | |||||
母 | パシフィカス[1] | |||||
母の父 | Northern Dancer[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] | |||||
生産者 | 早田牧場新冠支場[1] | |||||
馬主 | (有)ビワ[1] | |||||
調教師 | 松田博資(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 11戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | 8295万4000円[1] | |||||
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ビワタケヒデ(Biwa Takehide、1995年4月29日 - 2020年2月18日)[1]は日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に1998年のラジオたんぱ賞。全兄に中央競馬クラシック三冠馬ナリタブライアン[2]、半兄には菊花賞などGI3勝をしたビワハヤヒデ(父シャルード)がいる。
戦績
[編集]1997年秋の京都競馬でデビュー。初勝利はデビューから3戦目の未勝利戦。未勝利勝ち後はなかなか2勝目を挙げる事ができず、春のクラシック路線には間に合わなかった。
ようやくの2勝目は日本ダービー後の中京での500万下特別で挙げる。続いてラジオたんぱ賞に出走し、1分45秒6の好タイムで重賞初勝利を飾る[2]。その後小倉記念で初の古馬との対決。後方から追い込む競馬で3着と健闘。その後、秋に向けて調整がされていたが脚部不安を発症しそのまま引退。兄達の偉大な記録に追いつく事はできなかった。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[3]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 (馬場) |
頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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1997.11. 8 | 京都 | 3歳新馬 | 芝1600m(良) | 15 | 2 | 3 | 4.2 (3人) | 競走中止 | 武豊 | 54 | サンキョウゲット | 462 | |||
12. 6 | 阪神 | 3歳未勝利 | 芝2000m(良) | 12 | 7 | 9 | 6.0 (3人) | 8着 | 2:06.3(36.7) | 0.8 | 武豊 | 54 | エーケークリスタル | 454 | |
12.20 | 阪神 | 3歳未勝利 | 芝1400m(良) | 16 | 7 | 14 | 4.6 (2人) | 1着 | 1:23.5(36.1) | -0.2 | 藤田伸二 | 54 | (マグマノイカリ) | 454 | |
1998. 1.31 | 京都 | つばき賞 | 500万下 | 芝2000m(良) | 16 | 6 | 11 | 2.5 (1人) | 4着 | 2:03.1(35.8) | 0.6 | 藤田伸二 | 55 | ジムカーナ | 454 |
2.14 | 京都 | 梅花賞 | 500万下 | 芝1800m(良) | 16 | 2 | 4 | 3.4 (2人) | 2着 | 1:50.0(36.1) | 0.2 | 藤田伸二 | 55 | ダイイチタテガミ | 448 |
3. 8 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m(良) | 13 | 5 | 6 | 27.8 (6人) | 12着 | 2:05.2(39.1) | 3.4 | 藤田伸二 | 55 | スペシャルウィーク | 448 |
3.28 | 中山 | 若葉S | OP | 芝2000m(良) | 16 | 4 | 7 | 12.0 (8人) | 3着 | 2:03.1(36.2) | 0.3 | 藤田伸二 | 56 | グリーンプレゼンス | 442 |
5.17 | 東京 | 夏木立賞 | 500万下 | 芝1800m(稍) | 14 | 1 | 1 | 2.9 (1人) | 2着 | 1:48.2(34.8) | 0.2 | 岡部幸雄 | 55 | エーピーグリード | 450 |
6.13 | 中京 | かきつばた賞 | 500万下 | 芝2500m(稍) | 11 | 2 | 2 | 1.5 (1人) | 1着 | 2:39.3(35.9) | -0.1 | 藤田伸二 | 55 | (シンボリアカデミー) | 452 |
7. 5 | 福島 | ラジオたんぱ賞 | GIII | 芝1800m(良) | 15 | 3 | 4 | 8.5 (4人) | 1着 | 1:45.6(35.0) | -0.0 | 藤田伸二 | 54 | (メイショウオウドウ) | 452 |
8.16 | 京都 | 小倉記念 | GIII | 芝1800m(良) | 12 | 6 | 8 | 1.7 (1人) | 3着 | 1:46.6(35.5) | 0.6 | 藤田伸二 | 53 | テイエムオオアラシ | 450 |
種牡馬入り後
[編集]引退後はその血統背景から種牡馬となる。現在のところ目立った活躍馬は出ておらず、2005年には種牡馬としても引退となった。その後も社台スタリオンステーション萩伏で功労馬として繋養されていたが、2007年に小西章牧場へ移動し、2008年からは北海道中川郡池田町の新田牧場にて繋養されていた。
種牡馬引退後、奇病により一時生命の危機に陥り右目を失明。奇跡的に回復したが2020年2月18日、北海道沙流郡平取町のスガタ牧場で逝去。25歳没[2]。
主な産駒
[編集]- 2000年生
- ナムラカイソク 中央元準オープン馬
- 2002年生
- ダンスオブサロメ 中央元準オープン馬(2007年 UHB杯(オープン特別)3着)
- 2003年生
- サンマルセイコー 中央準オープン馬(2009年 関越ステークス(オープン特別)3着)
血統表
[編集]ビワタケヒデの血統ロベルト系・13号族(13-a) / アウトブリード | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ロベルト系 |
[§ 2] | ||
父 *ブライアンズタイム Brian's Time 1985 黒鹿毛 |
父の父 Roberto1969 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to | |
Nothirdchance | ||||
Bramalea | Nashua | |||
Rarelea | ||||
父の母 Kelley's Day1977 鹿毛 |
Graustark | Ribot | ||
Flower Bowl | ||||
Golden Trail | Hasty Road | |||
Sunny Vale | ||||
母 *パシフィカス Pacificus 1981 鹿毛 |
Northern Dancer 1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
母の母 Pacific Princess1973 鹿毛 |
Damascus | Sword Dancer | ||
Kerala | ||||
Fiji | Acropolis | |||
Riffi | ||||
母系(F-No.) | 13号族(FN:13-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | 5代内アウトブリード | [§ 4] | ||
出典 |
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出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ビワタケヒデ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月17日閲覧。
- ^ a b c d “ビワタケヒデ死す…98年ラジオたんぱ賞制覇 ナリタブライアン全弟で25歳”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2020年2月22日) 2020年2月22日閲覧。
- ^ “ビワタケヒデの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年12月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビJBISサーチ
- ビワタケヒデ - 競走馬のふるさと案内所
- ビワタケヒデ - 引退名馬(名馬.jp)