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ビッグコミック

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ビックコミックから転送)
ビッグコミック
BIG COMIC
ジャンル 男性漫画雑誌
読者対象 30代以上の男性
刊行頻度 月刊 → 月2回刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 470円
出版社 小学館
発行人 大村信
編集長 由田和人
刊行期間 1968年2月29日 -
発行部数 132,667部(2024年4月 - 6月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイト https://bigcomicbros.net/bigcomic/
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ビッグコミック』は、小学館発行の男性向け漫画雑誌。通称『ビッグ』『ビッコミ[1][2][3]

概要

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1968年2月29日に、同年の4月号として創刊された。創刊当初は月刊誌としてスタートしたが、1969年4月25日号からは10日・25日の毎月2回発行となった。

創刊編集長は、ほかにも『ボーイズライフ』『FMレコパル』『BE-PAL』『テレパル』『DIME』『サライ』等、多数の雑誌を創刊した小西湧之助。現編集長は由田和人。

創刊より手塚治虫石ノ森章太郎白土三平水木しげるさいとう・たかを藤子不二雄藤子・F・不二雄&藤子不二雄) 、楳図かずおちばてつやらの大御所が寄稿し、超長期連載で知られる『ゴルゴ13』の掲載誌として知られる。2018年現在でも、連載作品は大御所・ベテランによるものが多い。[独自研究?]

マスコットマークはナマズで、ビッグコミック系列で共通して使われている。創刊当初はシルクハットを被る髭を生やした紳士の顔で逆さにするとリボンを付けた女性の顔の上半分が見えるマークが使われていた。

単行本はビッグコミックスレーベルで発売される。

2021年8号から、デジタル版(電子版)の配信を開始した。

表紙

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創刊当初は伊坂芳太良による若者の男女や猿が登場するイラストが表紙を飾っていた[4]。伊坂の死去後、1970年10月25日号からは日暮修一による著名人の似顔絵が表紙となり(この号の表紙は佐藤栄作[5]、2021年現在もこのスタイルが維持されている。

日暮の入院加療により、2011年12月10日号(第11号、11月25日発売)から金子ナンペイが担当[5]し、2021年最終号をもって退任。

2022年1月10日号(第1号、前年12月25日発売)からは為井英貴が担当。

表紙デザイナーは、1969年4月25日号から串田光弘が担当している[6]

創刊50周年記念号となった2018年3月10日号(第5号)の表紙は、矢沢永吉[6]

系列誌

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この他、『ビッグコミック』の誌名が付いた漫画誌として以下もあったが、いずれも休刊になっている。

別冊・増刊号

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  • 別冊ビッグコミック 特集ゴルゴ13シリーズ:3月、6月、9月、12月の13日発売。 - コンビニコミックの元祖。雑誌コード上は「雑誌」扱いであるが、小学館から刊行される『ゴルゴ13』の単行本的な役割も持っている。また、新人作家による読切(多くの場合小学館新人コミック大賞などの受賞作)も2作程度掲載される。
  • ビッグコミック増刊号:2月、5月、7月、9月、11月の17日発売。
  • ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編:2月、5月、8月、11月の13日発売(8月はお盆の関係で早まる)。
  • ビッグゴールド - 1970年代後半以降、ビッグコミック編集部編(ビッグコミックオリジナル編集部編で、オリジナル増刊として刊行した場合もあった)として、不定期に刊行されていた増刊。のちに休刊を挟み、1990年代前半に復活、さらに独立創刊されたが、再び休刊している。
  • ビッグコミック1 - 『ビッグコミックSPECIAL増刊』として2001年に創刊した。時代歴史漫画誌として、『ビッグコミック』あるいは『ビッグコミックオリジナル』の増刊の形で不定期で発売され、計22冊が発行された。2009年に休刊となった[7]

eBigComic4

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eBigComic4』は、小学館とイーブックイニシアティブジャパンの共同によるウェブコミック配信サイトである。2015年12月18日から配信している。『ビッグコミック』『ビッグコミックオリジナル』『ビッグコミックスピリッツ』『ビッグコミックスペリオール』に掲載されていた漫画の他、オリジナル作品も無料公開されている。

連載作品

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現在連載中の作品

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2024年20号現在。

コラム、エッセイなど

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  • 永井豪の幻想怪画(永井豪
  • 北見けんいちの昭和トラベラー(北見けんいち
  • 太田和彦のイケイケ居酒屋(太田和彦
  • コラム・ビッグコミックを語ろう

連載終了作品

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映像化作品

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アニメ化

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テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
佐武と市捕物控 1968年-1969年 虫プロダクション東映動画スタジオ・ゼロ
ゴルゴ13 1971年
2008年-2009年 The Answer Studio
八百八町表裏 化粧師 1990年-1991年 シンエイ動画 ギミア・ぶれいく』内のコーナードラマ
陽だまりの樹 2000年 マッドハウス
太陽の黙示録 2006年 マッドハウス
のたり松太郎 2014年 東映アニメーション タイトルは「暴れん坊力士!!松太郎」
劇場アニメ
作品 公開年 アニメーション制作 備考
ゴルゴ13 1983年 東京ムービー新社
どんぐりの家 1997年
BLUE GIANT 2023年 NUT
OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
ミノタウロスの皿 1990年 スタジオぎゃろっぷ 藤子・F・不二雄のSF短編シアター』収録
のたり松太郎 1990年-1991年 虫プロダクション
男樹 1990年-1991年
うっちゃれ五所瓦 1991年
ドン 極道水滸伝 1992年
ゴルゴ13 1998年 手塚プロダクション
その他
作品 放送年 アニメーション制作 備考
総務部総務課山口六平太 2007年 エッグ 法務省による広報アニメ
水木しげるの遠野物語 2010年 東映アニメーション 遠野市立博物館による展示アニメ

実写化

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テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
佐武と市捕物控 1971年(TBS版) テレパックTBS タイトルは「十手野郎捕物控」
1981年-1982年(フジテレビ版) フジテレビ東映
2015年-2016年(BS日テレ版) BS日テレ
草壁署迷宮課おみやさん渡瀬恒彦版 1985年(緒形拳版 第1期) ABC タイトルは「迷宮課刑事おみやさん」
1987年(緒形拳版 第2期) タイトルは「六本木ダンディーおみやさん」
2002年(渡瀬恒彦版 第1期) テレビ朝日 タイトルは「おみやさん」
2003年(渡瀬恒彦版 第2期)
2004年(渡瀬恒彦版 第3期)
2005年(渡瀬恒彦版 第4期)
2006年(渡瀬恒彦版 第5期)
2008年(渡瀬恒彦版 第6期)
2010年(渡瀬恒彦版 第7期・SP1)
2011年(渡瀬恒彦版 第8期)
2012年(渡瀬恒彦版 第9期)
2014年(渡瀬恒彦版 SP2)
2016年(渡瀬恒彦版 SP3・SP4)
HOTELTBS版BS-TBS版WOWOW版) 1990年(TBS版 第1期・SP1) 近藤照男プロダクションTBS
1991年(TBS版 SP2・SP3)
1992年(TBS版 第2期・SP4)
1993年(TBS版 SP5・SP6)
1994年(TBS版 第3期)
1995年(TBS版 SP7・第4期)
1996年(TBS版 SP8・SP9)
1998年(TBS版 第5期)
2000年(TBS版 SP10)
2001年(TBS版 SP11)
2002年(TBS版 SP12)
2022年(BS-TBS版 SP1) BS-TBSジャンゴフィルム 原作のスピンオフ作品
タイトルは「ホテルマン 東堂克生の事件ファイル」
2023年(BS-TBS版 SP2)
2022年(WOWOW版) ジャンゴフィルム タイトルは「HOTEL -NEXT DOOR-」
恐喝有限会社 1990年 『ギミア・ぶれいく』内のコーナードラマ
家族の食卓 1992年(SP1) 新春ドラマスペシャル(フジテレビ)」枠の放送
1993年(SP2)
1995年(SP3)
Age,35 1996年 フジテレビ タイトルは「Age,35 恋しくて」
ビッグウイング 2001年 木下プロダクション
小早川伸木の恋 2006年 フジテレビ
兄帰る 2009年 WOWOW
MW 2009年 STUDIO SWAN 映画版の前日譚
タイトルは「MW-ムウ- 第0章 〜悪魔のゲーム〜」
総務部総務課山口六平太 2009年 NHK
獣医ドリトル 2010年 TBSテレビ
陽だまりの樹 2012年 NHKエンタープライズ
S -最後の警官- 2014年 TBS
男の操 2017年 NHK、ザフール
正直不動産 2022年(第1期) NHKエンタープライズ
2024年(第2期)
しょうもない僕らの恋愛論 2023年 読売テレビ
実写映画
作品 公開年 配給 備考
ゴルゴ13(1973年映画1979年映画)) 1973年(第1作) 東映 イランとの合作映画
1979年(第2作) 香港との合作映画
タイトルは「ゴルゴ13 九竜の首」
土佐の一本釣り 1980年(第1作) 松竹
2014年(第2作) アルファヴィル(2014年当時)→J.C.K(2016年)、
アールツーエンターテインメント
タイトルは「土佐の一本釣り 〜久礼発、17歳の旅立ち〜」
未来の想い出 1992年 東宝 タイトルは「未来の想い出 Last Christmas」
八百八町表裏 化粧師(映画 2002年 東映 タイトルは「化粧師 KEWAISHI」
築地魚河岸三代目 2008年 松竹
MW 2009年 ギャガ タイトルは「MW-ムウ-」
カムイ外伝 2009年 松竹
遥かな町へ 2010年(海外公開)
S -最後の警官- 2015年 東宝 ドラマ版の派生作品(ドラマ放送前に制作決定)
タイトルは「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」
空母いぶき 2019年 キノフィルムズ木下グループ
ばるぼら 2020年 イオンエンターテイメント

発行部数

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  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 677,916部[13]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 627,083部[13]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 580,750部[13]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 551,458部[13]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 523,417部[13]
発行部数(2008年4月以降)(一般社団法人 日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 519,500 部 512,667 部 504,334 部
2009年 492,167 部 481,500 部 473,334 部 467,500 部
2010年 453,834 部 449,000 部 445,667 部 441,834 部
2011年 436,334 部 431,500 部 434,334 部 426,334 部
2012年 411,834 部 407,000 部 402,667 部 398,667 部
2013年 383,834 部 376,000 部 366,334 部 353,500 部
2014年 338,000 部 328,334 部 325,667 部 324,667 部
2015年 320,667 部 315,000 部 313,667 部 313,000 部
2016年 311,167 部 305,000 部 302,333 部 297,333 部
2017年 296,000 部 293,000 部 292,667 部 290,333 部
2018年 289,167 部 281,667 部 280,000 部 275,333 部
2019年 271,000 部 267,500 部 263,167 部 257,500 部
2020年 256,333 部 250,667 部 247,000 部 244,000 部
2021年 241,000 部 235,667 部 225,333 部 214,667 部
2022年 207,000 部 192,500 部 182,500 部 176,000 部
2023年 169,667 部 163,167 部 156,167 部 146,500 部
2024年 138,000 部 132,667 部 129,000 部

脚注

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  1. ^ Inc, Natasha. “ひきの真二の読切がビッコミに、次号は高橋留美子が登場”. コミックナタリー. 2019年12月16日閲覧。
  2. ^ Inc, Natasha. “水木しげるの連載がビッコミで突然の最終回、次号で星野之宣の新作始動”. コミックナタリー. 2019年12月16日閲覧。
  3. ^ 萩尾望都、ビッコミ45周年で新作読切「福島ドライヴ」発表”. コミックナタリー (2013年10月25日). 2024年11月6日閲覧。
  4. ^ ビッグコミック創刊号が復刻!5号と限定パックで発売中!、 ビッグコミックBROS.NET(小学館)、2018年2月24日。
  5. ^ a b 『ビッグコミック』2018年4月25日号、348頁。
  6. ^ a b 『ビッグコミック』2018年4月25日号、347頁。
  7. ^ 時代歴史コミック、ビッグコミック1が休刊 - コミックナタリー 2009年3月12日付
  8. ^ 間瀬元朗「イキガミ 再臨」『ビッグコミック』2024年11号、小学館、2024年5月24日、316頁。 
  9. ^ 「CONTENTS」『ビッグコミック』2024年19号、小学館、2024年9月25日。 目次より。
  10. ^ 『ビッグコミック』2024年14号、小学館、2024年7月10日。 表紙より。
  11. ^ 『ビッグコミック』2024年4号、小学館、2024年2月9日。 表紙より。
  12. ^ 『ビッグコミック』2023年13号、小学館、2023年6月23日、ASIN B0C7FNWVBG 表紙より。
  13. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。

参考文献

[編集]
  • 滝田誠一郎『ビッグコミック創刊物語 ナマズの知恵』プレジデント社、2008年

関連項目

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外部リンク

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