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パース・オーバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パース・オーバル
Perth Rectangular Stadium
地図
概要
旧名称
  • Loton Park
  • Members Equity Stadium
  • ME Bank Stadium
  • nib Stadium
  • Perth Oval
所在地 Lord Street
Perth, WA
座標 南緯31度56分45秒 東経115度52分12秒 / 南緯31.945751度 東経115.869924度 / -31.945751; 115.869924座標: 南緯31度56分45秒 東経115度52分12秒 / 南緯31.945751度 東経115.869924度 / -31.945751; 115.869924 ウィキデータを編集
所有者 City of Vincent
経営者 VenuesWest
エグゼクティブ
スイート
24
座席数 20,500 (Sports mode)[1]
来場者数 Overall:
32,000 (Concert, 2015)
Sports:
27,473 (Interstate football, 1929)
表面 Grass
スコアボード LED Screen
建設
建設 1910[1]
改築 2004, 2012 and 2023
利用

サッカー

パースSC, パース・グローリーFC (NSL, Aリーグ) (1996–present)
サッカーオーストラリア代表
ラグビーユニオン ウェスタン・フォース (GRR, Super Rugby) (2010–present)
ラグビーオーストラリア代表
Australian Rules East Perth Royals (1910–1939, 1941–1987, 1990–2003)
Australia international rules team
ウェブサイト
www.hbfpark.com.au ウィキデータを編集
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パース・レクタンギュラー・スタジアムオーストラリア西オーストラリア州パースにあるスタジアムである。1996年よりサッカーパース・グローリーのホームスタジアムとして使用されているほか、ウェスタンオーストラリア・ラグビーリーグの本拠地でもある。古くはロットン・パークと呼ばれていた。

現状

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現在の収容者数は立ち見エリアを含めて18000人以上で、長方形のグラウンド形状からもっぱらサッカーおよびラグビーリーグラグビー(ユニオン)に使用され、時にはコンサート会場ともなりその際の収容能力は最大30000人に達する[2]Aリーグのパース・グローリーのほか、2007年に1シーズンだけ開催されたラグビーの全国リーグであるオーストラリアン・ラグビー・チャンピオンシップに参加していたパース・スピリットもこのスタジアムを本拠地としていた。2009年には、NRLの公式戦も2試合行われている。

パースをフランチャイズとするウェスタン・フォースは、2009年までパース市内のスビアコ・オーバルを使用していたが、グラウンドが楕円形のためラグビー観戦では観客席からフィールドまでの距離が遠いという欠点があった。そのため、2010年シーズンより当スタジアムを使用することになった。それに伴い、観客席が増設され、収容能力は最終的に約25500人まで拡張される見通しである[3]

このスタジアムは、今も「テラス」という立ち見エリアを北側スタンドに残しており、現在一般的なスタジアムとは一線を画している。この、「シェッド」と呼ばれる屋根付きのエリアは、パース・グローリーの試合において熱狂的なファンが陣取ることで知られている。

歴史

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1919年におこなわれたオーストラリアン・フットボールの試合での選手入場シーン
ゴール裏・サイドスタンドの「シェッド」に集うパース・グローリーのファン
ナイトゲームで行われたNRL・サウスシドニー対メルボルンの試合

現在スタジアムのある土地は、元々、パース市長であったウィリアム・ロットンの私有地であった[4]。1904年にロットンはこの土地をパース市に売却し、住民の憩いの場所として役立てようとした。1910年ごろには、敷地の北西角に現存する入場門が建設されている。また、オーストラリアン・フットボールのイーストパースFCがここを本拠地とするようになったのも同じころで、以来イーストパースFCは1999年までパース・オーバルをホームスタジアムとし続けていた[5]。なお、ライバルであるウェストパースFCおよびパースFCのホームゲームが行われることもあった。さらに、クリケットの試合も開催され、ノースパースというチームは1912年から1975年まで、ユニバーシティというチームも1913年から1929年までここをホームスタジアムとして試合を行っている。サッカー場としても早い時期から利用されており、土地がパース市のものとなるよりも以前の1903年には約2000人の観衆を迎えて試合が開催されている。1905年には当時の西オーストラリア州サッカー協会がこの土地の買収を企図したものの、価格面で折り合いがつかず断念している。1927年には、西オーストラリア州の選抜チームがチェコスロバキア(当時)から招いたボヘミアンズ1905というチームに3-11という屈辱的な大敗を喫した。

2004年に改修工事が行われるまで、パース・オーバルは名前の通り楕円形のグラウンドを持っていた。パース・グローリーが1996年に試合をおこなうようになってからは、サッカー開催時にグラウンド内に仮設スタンドを設置して観戦しやすくしていた。この状態が4年続いたのち、パース・グローリーのためにパース・オーバルは長方形のグラウンドとそれを取り囲む常設スタンドを有するスタジアムへと改修されることが決定した。

観客動員数の最高は、1969年におこなわれたオーストラリアン・フットボールのイーストパース対ウェストパースの試合で、26760人という観客数が記録されている。サッカーの試合に限った場合、1998-99シーズンのパース・グローリー対サウスメルボルンFC戦での18067人が最高である。また、2004年の改修工事以降では、2009年1月のウェスタン・フォース対クルセイダーズプレシーズンマッチにおける18104人が最大観客動員数となっている。

コンサート利用

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2007年2月のロジャー・ウォーターズのコンサート

パース・オーバルはライブコンサート等の会場としても利用されている。

コンサートを開催した主なアーティスト

脚注

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  1. ^ a b Functions Perth – Events Perth – nib Stadium”. venueswest.wa.gov.au. 7 September 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。15 October 2016閲覧。
  2. ^ Stadium Hire Members Equity Stadium
  3. ^ Western Force refuse to re-sign Subiaco Oval contract Perth Now
  4. ^ New public land surrounding Perth Oval to be co-named after original タウン・オブ・ビンセント
  5. ^ East Perth History East Perth Football Club

参考文献

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外部リンク

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