コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

バック・オン・トップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『バック・オン・トップ』
ヴァン・モリソンスタジオ・アルバム
リリース
録音 バース ウール・ホール・スタジオ[1]
ストリングス:ダブリン ウィンドミル・レーン・スタジオ[1]
ジャンル ロックブルー・アイド・ソウルブルース
レーベル ヴァージン・レコード/ポイントブランク
プロデュース ヴァン・モリソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(ノルウェー[2]
  • 5位(スウェーデン[3]、ニュージーランド[4]
  • 11位(イギリス[5]
  • 13位(オーストラリア[6]
  • 20位(ドイツ[7]
  • 21位(オランダ[8]
  • 28位(アメリカ[9]、オーストリア[10]
  • 29位(ベルギー・フランデレン地域[11]
  • 42位(スイス[12]
  • ヴァン・モリソン アルバム 年表
    フィロソファーズ・ストーン〜賢者の石
    (1998年)
    バック・オン・トップ
    (1999年)
    スキッフル・セッション
    (2000年)
    テンプレートを表示

    バック・オン・トップ』(Back on Top)は、北アイルランドのミュージシャン、ヴァン・モリソン1999年に発表した27作目のスタジオ・アルバムヴァージン・レコード傘下のブルース・レーベル、ポイント・ブランク・レコーズ英語版からリリースされた。

    背景

    [編集]

    本作でダブル・ベースを弾いたイアン・ジェニングスによれば、レコーディングはスタジオ・ライヴ形式で行われ、どの曲も2テイクまでしか録音されず、数曲を除けば1日で録音されたという[13]。ただし、ストリングス・セクションのみダブリンのウィンドミル・レーン・スタジオで別録りされた[1]

    2008年発売のリマスターCDに収録されたボーナス・トラック「涙の谷」は、ファッツ・ドミノのカヴァー[14]

    反響・評価

    [編集]

    ノルウェーでは1999年第11週のアルバム・チャートで初登場1位となり、合計12週にわたってトップ40入りした[2]。イギリスでは本作が全英アルバムチャートで11位に達し[5]、シングル「プレシャス・タイム」は全英シングルチャートで36位、「バック・オン・トップ」は69位を記録した[15]

    James Chrispellはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「実に多様なスタイルに及ぶ実に多くの曲を経て、ヴァン・モリソンは喜ばしいことに、彼によく似合う音楽に回帰した。モリソンは『バック・オン・トップ』でブルースやR&Bに立ち入り、人生や生きることの喜びを精一杯祝福していることが分かる」「どの曲を選ぼうが、ここには弱い曲はない」と評している[16]。一方、ジェイムス・ハンターは1999年4月1日付の『ローリング・ストーン』誌において5点満点中3点を付け、「枯葉散る頃」を「名曲」と称賛しつつ、その他の曲については「過去の作品の劣化イミテーションでない一方、驚くような冒険もない」と評している[17]

    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲はヴァン・モリソン作。

    1. ジュネーヴへ - "Goin' Down Geneva" – 4:25
    2. 賢者の石 - "Philosopher's Stone" – 6:05
    3. イン・ザ・ミッドナイト - "In the Midnight" – 5:07
    4. バック・オン・トップ - "Back on Top" – 4:22
    5. 枯葉散る頃 - "When the Leaves Come Falling Down" – 5:39
    6. ハイ・サマー - "High Summer" – 5:12
    7. 君の面影 - "Reminds Me of You" – 5:40
    8. ニュー・バイオグラフィー - "New Biography" – 5:22
    9. プレシャス・タイム - "Precious Time" – 3:44
    10. ゴールデン・オータム・デイ - "Golden Autumn Day" – 6:32

    2008年リマスターCDボーナス・トラック

    [編集]
    1. 賢者の石(別ヴァージョン) - "Philosopher's Stone (Alternative take)" – 4:52
    2. 涙の谷 - "Valley of Tears" (Fats Domino) – 5:05

    他メディアでの使用例

    [編集]

    「賢者の石」は2000年公開の映画『ワンダー・ボーイズ』で使用され[18]、同作のサウンドトラック・アルバムにも収録された[19]

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注・出典

    [編集]