キープ・イット・シンプル
『キープ・イット・シンプル』 | ||||
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ヴァン・モリソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック、ブルー・アイド・ソウル、ブルース、ジャズ、カントリー、ケルト音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | Exile Productions/ポリドール/ロスト・ハイウェイ | |||
プロデュース | ヴァン・モリソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ヴァン・モリソン アルバム 年表 | ||||
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『キープ・イット・シンプル』(Keep It Simple)は、北アイルランドのミュージシャン、ヴァン・モリソンが2008年に発表した33作目のスタジオ・アルバム[16]。
背景
[編集]2000年以降のモリソンのアルバムにはカヴァー曲が含まれていたが、本作は1999年の『バック・オン・トップ』以来の全曲オリジナルによるアルバムとなった[17]。かつてモリソンのバンドのギタリストだったジョン・プラタニアは、前スタジオ・アルバム『ペイ・ザ・デヴィル』(2006年)のリリースに伴うツアーで再びモリソンと合流し[18]、本作でも6曲に参加した[19]。
アメリカではCDに加えて2枚組LPとしても発売され、LPのA面からC面にアルバム本編、D面には2008年1月26日録音のライヴ音源3曲が収録された[20]。
反響・評価
[編集]アメリカでは2008年4月19日付のBillboard 200で初登場10位となり、ソロ・デビューから41年目にして自身初の全米トップ10アルバムとなった[16]。全英アルバムチャートでは7週トップ100入りして最高10位を記録し、自身12作目の全英トップ10アルバムとなった[4]。ノルウェーでは2008年第14週のアルバム・チャートで初登場7位となり、同国において自身13度目のトップ10入りを果たした[2]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「彼は自分の音楽から、何年も前のベーシックな部分を剥き出しにして、ブルース、ジャズ、ソウル、カントリーを同等に含むグルーヴに気持ち良く乗ってみせた」「何の驚きもないが、このアルバムを楽しく感じられれば、別に驚くべきことなど必要ない」と評している[21]。また、デイヴ・ヒートンはPopMattersにおいて10点満点中7点を付け「楽器の数は少なく、密度も薄い」「こうした最小限のアプローチによって、モリソンのバンドの演奏が際立ち、そして何より、彼の歌声が常に最も際立つようになっている」と評している。
収録曲
[編集]全曲ともヴァン・モリソン作。
- ハウ・キャン・ア・プア・ボーイ - "How Can a Poor Boy?" – 5:43
- スクール・オブ・ハード・ノックス - "School of Hard Knocks" – 3:44
- ザッツ・エンターテインメント - "That's Entrainment" – 4:31
- ドント・ゴー・トゥ・ナイトクラブズ・エニーモア - "Don't Go to Nightclubs Anymore" – 4:30
- ラヴァー・カム・バック - "Lover Come Back" – 5:15
- キープ・イット・シンプル - "Keep It Simple" – 3:33
- エンド・オブ・ザ・ランド - "End of the Land" – 3:16
- ソング・オブ・ホーム - "Song of Home" – 4:12
- ノー・シング - "No Thing" – 4:31
- ソウル - "Soul" – 3:36
- ビハインド・ザ・リチュアル - "Behind the Ritual" – 6:58
LPボーナス・トラック
[編集]- "Blue and Green"
- "Little Village"
- "And the Healing Has Begun"
参加ミュージシャン
[編集]- ヴァン・モリソン - ボーカル、アコースティック・ギター、ウクレレ、ピアノ、サクソフォーン
- ジョン・アレア - ハモンドオルガン(on #1, #4, #5, #7, #8, #9, #11)
- ジェレイント・ワトキンス - ピアノ(on #2, #10)、アコーディオン(on #6)
- ジョン・プラタニア - ギター(on #1, #4, #5, #7, #8, #9)
- ネッド・エドワーズ - ギター(on #1, #4, #5, #7, #8)、ハーモニカ(on #1)、バッキング・ボーカル(on #7)
- ミック・グリーン - ギター(on #2, #3, #6, #10, #11)
- サラ・ジョリー - スティール・ギター(on #4, #8)
- シンディ・キャッシュダラー - スティール・ギター(on #5, #9)
- クロウフォード・ベル - アコースティック・ギター(on #8)、バッキング・ボーカル(on #1, #2, #4, #5, #7, #8, #9, #10, #11)
- ポール・ムーア - ベース(on #1, #2, #3, #4, #6, #7, #8, #10, #11)
- デヴィッド・ヘイズ - ベース(on #5, #9)
- ニール・ウィルキンソン - ドラムス
- リアム・ブラッドリー - パーカッション(on #1, #4, #5, #7, #8, #10, #11)
- トニー・フィッツギボン - フィドル(on #1)、マンドリン(on #8)
- マーゴ・ブキャナン - バッキング・ボーカル(on #1, #4, #8)
- スティーヴィー・ランジ - バッキング・ボーカル(on #1, #4, #8)
- カレン・ハミル - バッキング・ボーカル(on #2, #5, #7, #9, #10, #11)
- ジェローム・リムソン - バッキング・ボーカル(on #2, #10, #11)
- ケイティ・キスーン - バッキング・ボーカル(on #5, #7, #9)
脚注・出典
[編集]- ^ a b Heaton, Dave (2008年4月2日). “Van Morrison: Keep It Simple”. PopMatters. 2016年1月24日閲覧。
- ^ a b norwegiancharts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ a b Van Morrison | Awards | AllMusic
- ^ a b VAN MORRISON | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ swedishcharts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ Van Morrison - Keep It Simple - dutchcharts.nl
- ^ Van Morrison | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ spanishcharts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ charts.org.nz - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ danishcharts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ Van Morrison - Keep It Simple - austriancharts.at
- ^ ultratop.be - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ italiancharts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ australian-charts.com - Van Morrison - Keep It Simple
- ^ Van Morrison - Keep It Simple - hitparade.ch
- ^ a b Trust, Gary (2015年1月27日). “The Biggest Hot 100 Hits to Peak at Nos. 25-1”. Billboard. 2016年1月24日閲覧。
- ^ Ankeny, Jason. “Van Morrison - Biography & History”. AllMusic. 2016年1月24日閲覧。
- ^ “John Platania - Biography & History”. AllMusic. 2016年1月24日閲覧。
- ^ Van Morrison - Keep It Simple (CD, Album) at Discogs
- ^ Van Morrison - Keep It Simple (Vinyl, LP) at Discogs
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Keep It Simple - Van Morrison”. AllMusic. 2016年1月24日閲覧。