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ハタネズミ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハタネズミ属
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 齧歯目 Rodentia
: キヌゲネズミ科 Cricetidae
亜科 : ミズハタネズミ亜科 Arvicolinae
: ハタネズミ属 Microtus
学名
Microtus
Schrank, 1798[1]
和名
ハタネズミ属[2]

ハタネズミ属(ハタネズミぞく、Microtus)は、北米およびユーラシア大陸に広く生息する齧歯目キヌゲネズミ科ミズハタネズミ亜科に分類される属である。この属の特徴は小さな耳を持つことであり、これは学名 Microtus (< mikros + otos) の起源でもある。

主に草地に生息する。体型は概して丸く、短い耳、足、尾が特徴である。草食であり草、木の実、根等を食物とする。

きわめて多様な種が属している。過去にミズハタネズミ属に分類されていたものが、分子系統学による研究の結果、ハタネズミ属に属することがわかった例(アメリカミズハタネズミ)もある。

いくつかの亜属に区別されており、以前はAlexandromys亜属としてハタネズミヨシハタネズミが含まれていたが[1]、2012年に形態や分子系統解析からヨシハタネズミ属Alexandromysに分割する説が提唱されている[3][4]

種類

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†は絶滅種。

脚注

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  1. ^ a b Guy G. Musser & Michael D. Carleton, “Superfamily Muroidea,” In: Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (eds.), Mammal Species of the World (3rd ed.), Volume 2, Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 894-1537.
  2. ^ 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・鈴木聡・押田龍夫横畑泰志世界哺乳類標準和名リスト2021年度版」日本哺乳類学会、2021年12月24日公開、2024年11月25日閲覧。
  3. ^ 谷戸崇・岡部晋也・池田悠吾・本川雅治Illustrated Checklist of the Mammals of the Worldにおける日本産哺乳類の種分類の検討」『タクサ:日本動物分類学会誌』第53巻(号)、日本動物分類学会、2022年、31-47頁。
  4. ^ Mammal Diversity Database (2024). Mammal Diversity Database (Version 1.13). Zenodo. https://doi.org/10.5281/zenodo.10595931. Accessed on 25 November 2024.

外部リンク

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  • "Microtus" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2007年8月6日.