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ノーマン・フレデリック・チャールズ3世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノーマン・フレデリック・チャールズ3世
プロフィール
リングネーム ノーマン・フレデリック・チャールズ3世[1]
ノーマン・チャールズ[2]
マーフィー・ザ・サーフィー[1]
マーフィー・ザ・マグニフィセント[1]
モーリス・ラルー[1]
ワイルド・レッド・ベリー[1]
本名 ノーマン・ロウンズ[2]
ニックネーム 英国の怪人[3]
身長 183cm[4]
体重 110kg(全盛時)[4]
誕生日 (1941-07-25) 1941年7月25日[2]
死亡日 (2019-08-22) 2019年8月22日(78歳没)[2]
出身地 イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド
グレーター・マンチェスター ドロイルスデン[4]
デビュー 1960年[2]または1963年[4]
引退 1983年[4]
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ノーマン・フレデリック・チャールズ3世Norman Frederick Charles III、本名:Norman Lowndes1941年7月25日 - 2019年8月22日)は、イギリス出身のプロレスラー[2]。生年は1936年ともされる[3][4]

英国からオーストラリアを経て1970年代より北米のマット界に進出。ロード・ジョナサン・ボイドとの悪役タッグチームロイヤル・カンガルーズThe Royal Kangaroos)での活躍で知られる[3]

来歴

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本国の英国マットではゴージャス・ジョージをイメージしたヒールとして、モーリス・ラルーMaurice LaRue)などのリングネームで活動[1]1966年より、マーフィー・ザ・サーフィーMurphy the Surfie)のリングネームでオーストラリアに進出[2]ジム・バーネットが主宰していたワールド・チャンピオンシップ・レスリングにおいて、ロイ・ヘファーナンスパイロス・アリオンマリオ・ミラノビリー・ホワイト・ウルフドリー・ディクソンガイ・ミッチェルレネ・グレイビル・ダンディーなどと対戦した[5]

1971年アメリカへ渡り、中南部のNWAトライステート地区を経て、太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリング(PNW)において、同じくオーストラリアから渡米していたジョナサン・ボイドと合体。オーストラリアに移住した英国貴族というギミックのもと、ノーマン・フレデリック・チャールズ3世Norman Frederick Charles III)と名乗り、ファビュラス・カンガルーズにあやかったヒールタッグチームロイヤル・カンガルーズThe Royal Kangaroos)を結成[6]

以降、1970年代はボイドとのコンビでPNWを主戦場に、ダッチ・サベージ&ジミー・スヌーカブル・ラモス&ジェシー・ベンチュラなどのチームを破り、NWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座を再三獲得[7]。他地区においても、ノースカロライナジョージアなどの南東部からカナダカルガリーまでを転戦して、各地のタッグ王座を奪取[1]サンフランシスコではパット・パターソン&トニー・ガレアバリアント・ブラザーズNWA世界タッグ王座を争った[8]

日本にもロイヤル・カンガルーズとして、1974年2月に新日本プロレスの『ビッグ・ファイト・シリーズ』に参戦[9]タッグマッチアントニオ猪木坂口征二とも対戦し、新日本プロレスに初登場したアンドレ・ザ・ジャイアントのパートナーにも起用された[10]1976年1月には全日本プロレスの『新春ジャイアント・シリーズ』に再来日[11]ジャンボ鶴田ザ・デストロイヤーとのシングルマッチが組まれ、ジャイアント馬場ともボイドと組んでのタッグマッチで対戦した[12]

1978年にボイドとのコンビを解消して、スチュ・ハート主宰のスタンピード・レスリングを新たな主戦場に、体重を絞ってジュニアヘビー級戦線で活動。同年6月10日、ダイナマイト・キッドを破り英連邦ミッドヘビー級王座を獲得した[13]。同王座は7月8日にエドモントンにおいて、国際プロレスから海外武者修行に出ていたファイティング・ハラこと阿修羅・原に一度奪われたとされるが[13]、当日の勝者は不明[14]。トータルでは10月14日にブレット・ハートに敗れるまで戴冠している[13]。その間の7月11日と15日には、当時ネルソン・ロイヤルが保持していたNWA世界ジュニアヘビー級王座にも挑戦した[15]。スタンピードでは1978年から1979年にかけて、ジェリー・モロージョージ・ウェルズレオ・バークギル・ヘイズミスター・ヒトミスター・サクラダとも対戦している[16]

1980年にPNWへ再登場して以降はリングを離れていたが、1983年ニュー・イヤーズ・デイアラバマサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリングにて同年限りの復帰を果たし、前王者ウェイン・ファリスからの剥奪で空位となっていたNWA USジュニアヘビー級王座をトーナメントを制して獲得[17]ロックンロール・エクスプレスを結成する直前のロバート・ギブソンともタイトルを争った[18]。2月14日にはミスター・オリンピアを下してNWAアラバマ・ヘビー級王座も奪取している[19]

1983年3月からはスタンピード・レスリングに復帰して、キッドやハート・ファミリーをはじめデイビーボーイ・スミス高野俊二とも対戦[20]。6月から8月にかけてはジョージア・チャンピオンシップ・レスリングの前座試合に出場。カール・ファジーをパートナーに、若手時代のリック・ルードアーン・アンダーソンテリー・テイラーなどと対戦した[21]

2019年8月22日、死去[2][4]

獲得タイトル

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パシフィック・ノースウエスト・レスリング
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAミッドアトランティック・ブラスナックルズ・タッグ王座:1回(w / ロード・ジョナサン・ボイド)[22]
オールサウス・レスリング・アライアンス
  • ASWAジョージア・タッグ王座:2回(w / ロード・ジョナサン・ボイド)[23]
NWAサンフランシスコ
スタンピード・レスリング
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWA USジュニアヘビー級王座:1回[17]
  • NWAアラバマ・ヘビー級王座:1回[19]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g Norman Frederick Charles III”. Online World of Wrestling. 2021年2月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Norman Lowndes”. Wrestlingdata.com. 2020年7月5日閲覧。
  3. ^ a b c 『THE WRESTLER BEST 1000』P314(1996年、日本スポーツ出版社
  4. ^ a b c d e f g Norman Frederick Charles III”. Cagematch.net. 2021年2月1日閲覧。
  5. ^ Norman Frederick Charles III: Matches 1966-1972”. Cagematch.net. 2021年1月22日閲覧。
  6. ^ The Royal Kangaroos”. Online World of Wrestling. 2021年1月27日閲覧。
  7. ^ a b NWA Pacific Northwest Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年1月27日閲覧。
  8. ^ a b NWA World Tag Team Title (San Francisco)”. Wrestling-Titles.com. 2021年1月27日閲覧。
  9. ^ NJPW 1982 Big Fight Series”. Puroresu.com. 2021年1月27日閲覧。
  10. ^ The NJPW matches fought by Norman Lowndes in 1974”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  11. ^ AJPW 1976 New Year Giant Series”. Puroresu.com. 2021年1月27日閲覧。
  12. ^ The AJPW matches fought by Norman Lowndes in 1976”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  13. ^ a b c d British Commonwealth Mid-Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年2月1日閲覧。
  14. ^ Stampede at Edmonton”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  15. ^ The Stampede matches fought by Norman Lowndes in 1978”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  16. ^ Norman Frederick Charles III: Matches 1976-1983”. Cagematch.net. 2021年1月22日閲覧。
  17. ^ a b NWA United States Junior Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年2月1日閲覧。
  18. ^ The CCW matches fought by Norman Lowndes in 1983”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  19. ^ a b NWA Alabama Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年2月1日閲覧。
  20. ^ The Stampede matches fought by Norman Lowndes in 1983”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  21. ^ The GCW matches fought by Norman Lowndes in 1983”. Wrestlingdata.com. 2021年1月27日閲覧。
  22. ^ Brass Knuckles Tag Team Title (Mid-Atlantic)”. Wrestling-Titles.com. 2021年1月27日閲覧。
  23. ^ ASWA Georgia Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年1月27日閲覧。
  24. ^ Stampede International Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年1月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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