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ノート:依存症

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覚醒剤の身体依存について

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要約欄において「覚醒剤にも退薬症状がある(つまり身体依存がある)という報告が多くあります。」とのことですが、具体的な情報ソースの提示を願えますでしょうか?

私の認識(やや古いかもしれません)では、退薬症状がある=身体依存、という簡単な言い方はできず、身体依存のある/なしの定義はその程度の強さによるもので、割と曖昧なものだと認識してます(身体依存に限らず、依存全般に言える曖昧さなのですが) 基本的に、退薬症状の中でも、外観上の症状(痙攣などの運動を伴う)が特に強く現れるものについては「身体依存がある」といいますが、軽度のものは一般には身体依存とは呼ばないと思います。例えば、カフェインについてもカフェイン禁断頭痛という退薬症状が現れますが、それを以て「カフェインには身体依存がある」とは呼ばないように。そして、少なくとも以前の認識であれば、覚醒剤の退薬症状は「身体依存がない」と言うレベルのものでした。

このような状況なので、以前の版では、薬理学の教科書などに書かれている記述を判断の基準として、「覚醒剤に『身体依存』がない」(退薬症状がない、とは厳密には異なる)という記述を採用しました。とはいえ、私の手元にある薬理学の教科書は古いものなので、現行のものでどういう扱いになっているか判りません。Canadieさんはこの方面にお詳しいようですので、説明していただけると助かります。

個人的な考えとしては、たとえ学術論文で「身体依存がある」と書かれたものがあったとしても、それが教科書などの総説書に採用されるまではコンセンサスを得ているとは言いがたい、と思っています。特に、ウィキペディアの利用者の多くが初学者であることを考慮すれば、教科書の記述とウィキペディアの記述が異なり、何の説明も与えられてない場合には混乱の元になると思います。このような場合、「覚醒剤には身体依存がないと言われていた。しかし多くの研究結果から、覚醒剤にも身体依存があるという考え方が主流になりつつある」などというNPOV的な記述をするべきなのではないかと思います。もちろん、既に多くの教科書で、依存性があるという考え方が記載されているのであれば、特にこのような必要はないと思いますので、ソースの提示を願う次第です。--Y tambe 2005年6月10日 (金) 03:28 (UTC)[返信]

要約欄でしたので詳しく書けませんでしたが、「報告が多数ある」というよりむしろ「覚せい剤に身体依存はないとする最近の報告が見つからない」、というのが正確な表現です。

確かに古くは覚せい剤には身体依存はないとする報告もありましたし、検索するとそのように書かれているサイトがたくさんヒットするのですが、古いソースの孫引きではないかと思います。ソースになり得るものをWeb上で探してみたのですが、以下がまとまっていて分かりやすいかと思います。世界保健機構による用語集です。

Lexicon of alcohol and drug terms

これによると、アンフェタミンには大量使用により退薬症状が出ることがある旨、明記されています。

amfetamine
(snip)heavy use may produce a withdrawal reaction

厚生労働省の委託を受けて作られた麻薬・覚せい剤乱用防止センターのサイトでも、覚せい剤の影響(身体)において「痙攣が生じる恐れがある」と明記しています。ですので、「身体依存はない」と断言する記述を削除する理由には充分だと思います。

用語について:私としても、身体依存、肉体依存というのは定義自体が曖昧な語であるという認識です。ただ一般的にはよく使われる語ですし、ばっさり削ってしまうのももったいないので、WHOの見解に基づき、精神依存=摂取コントロール障害、身体依存=退薬症状、と捉えて記述しました(しかし用語集を読むと、耐性形成も身体依存に含まれるようですね)。

dependence
(snip)dependence refers to both physical and psychological elements. Psychological or psychic dependence
refers to the experience of impaired control over drinking or drug use (see craving, compulsion),
while physiological or physical dependence refers to tolerance and withdrawal symptoms

Canadie 2005年6月10日 (金) 07:01 (UTC)[返信]

ちょっと返答の的がずれていたようなので追記します。

要約欄について:まず、ソースは薬理学の教科書ではなく論文や臨床的な報告です(すみませんが私は薬理学の教科書は持っていないんです)。個人的にも「覚醒剤には身体依存がないと言われていた。しかし多くの研究結果から、覚醒剤にも身体依存があるという考え方が主流になりつつある」的な書き方が中立的であるという考えには賛成です。しかし、私が「報告が多数ある」と書いたのは要約上であって、百科事典上ではないので、要約欄をそこまで厳密にする必要はあったのかなとは思います。ただ詳細をノートで補足すべきでしたね。すみません。要約欄は編集できませんし、要約欄の不備において本文を編集するというのも本末転倒な気がするので、利用者にはこのノートを読んで頂くしかないですよね。

百科事典上の編集について:「身体依存のないもの」の「例示」として覚醒剤が取り上げられていましたが、現在薬理学の教科書がどうなっているかに関わらず、反証が多数あるものを例とするのは適切ではないと思い削除した次第です。またこれは「例示」に過ぎませんので、「例示」の削除によって、覚醒剤の身体依存性について新たに項を起こすほどのことではないと考えます。

ところで麻薬・覚せい剤乱用防止センターのサイトをろくに読まずに引用してしまいましたが、よく読むと酷い内容ですね。これはソースから外させて下さい。お恥ずかしい。Canadie 2005年6月10日 (金) 08:37 (UTC)[返信]

迅速かつ丁寧な回答ありがとうございました。身体依存の有無に関することについて納得しました。また、項を起こすほどではないという指摘についても、おっしゃるように例示の削除であることを併せて考えると、記事のバランス的にも至極尤もなことだと思いました。もし記述するとすれば、覚醒剤において詳述すべきですね。どうもありがとうございました。--Y tambe 2005年6月10日 (金) 13:36 (UTC)[返信]

一部記述を除去しました

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喫煙に関する演説、プロパガンダの利用外目的として無期限ブロックされたユーザーの編集部分に関して、妥当でないと思われる部分を除去・修正しました。何か問題があれば修正若しくは指摘をお願いします--219.45.7.52 2008年3月20日 (木) 03:46 (UTC)[返信]

ノートで提示したのですが、いきなり全部差し戻されました。せめてコメントを頂ければとおもいますが、要約欄に出典程度にしろと有るので出典を付けさせて頂きます。--219.45.7.52 2008年3月20日 (木) 09:12 (UTC)[返信]
差し戻した張本人です、ノートにも書けば良かったのですがごめんなさい。とりあえず、リンクすると出典にたどり着けるところまで消されていたので差し戻ししました。不明な部分に対し疑義を立てるのは当然の事と受け止めておりますし、当該ユーザの文面には当方も疑問点いっぱいありますので一応出典探してみますね(きっと見つからないでしょうけど…)。何週間か探してみてやっぱりそれらしき文献が見つからなかったら消しましょう。--Springtide 2008年3月21日 (金) 06:09 (UTC)[返信]

インデント戻します、元219.45.7.52ですが出典まで消去していましたか、すみませんでした。私も同様に出典を当たってみますが(見つけるのは至難でしょうけれど)、除去等の判断はSpringtideさんにお任せしたいと思います。--山桜桃 2008年3月27日 (木) 00:48 (UTC)[返信]

除去記述まとめようかと思いますがよろしいでしょうか?
  • 喫煙では、禁煙場所での喫煙を注意された喫煙者による衝動的な暴力事件が起こっている。」…このくだりは存続寄りです、コメントで山桜桃さんは「携帯でも同じ問題」と仰っていますが、下名は当該問題も「携帯依存症」に起因すると思いますので削除ではなく両方書けばいいのでは?と思います。出典は…新聞でいくらでも出てきますので問題無いと考えます。
  • 「アルコール依存症やニコチン依存症患者では、特定のサブタイプのドパミン受容体が多くみられることが報告されている。」…ここは削除ですね。
  • 「他方、アルコールニコチンなど比較的強力な依存性を持っていることが明らか」…これも何に比較してるのか分かりませんので削除ですね。
  • 「しかしタバコは例外的に一定年齢以上は容易に手に入れられ、その嗜癖性から世界中に広がってしまい、現時点ではその毒性ゆえ予防可能な最大の死因にまで至ったため、大きな公衆衛生上の問題となっている。」…これは結論を導くための補強文が中立的観点から外れてますので削除したいところです。「タバコアルコールについては嗜好性の高さから、未成年には喫飲させないなどの制限を加えられている。」くらいにしましょうか?
  • 「衝動性の高さを特徴とする精神疾患(ADHD、境界性人格障害など)において、アルコール依存の合併が多いことも知られている。」…これも削除ですかね。--Springtide 2008年4月4日 (金) 09:34 (UTC)[返信]
(賛成)取りまとめのご意見ありがとうございます、Springtideさんの提示案で賛成です。たばこや携帯電話や酒などの揉め事やトラブルに関しては、併記して頂ければそれで構いませんし、その他の編集に関しても削除等は行って頂いて問題ないと思います--山桜桃 2008年4月5日 (土) 11:00 (UTC)[返信]
改変を実施しましたが…変更量の多さに参りました。--Springtide 2008年4月10日 (木) 16:19 (UTC)[返信]

インデントもどします、履歴からその大変さが伝わってきました・・・記事としては適切に改善されたと感じます、執筆作業の方ご苦労様でした。--山桜桃 2008年4月11日 (金) 02:00 (UTC)[返信]

依存症の定義について

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冒頭で「世界保健機関の専門部会が提唱した概念」と記載されていますが、情報ソースとなるWHOのレポートが特定できません。

教科書的な文献にも出てくる定義なので、英語力に乏しい自分でも簡単に見つかるかと思いきや、なかなか探しきれません。

村井俊哉氏の説明から推測すると、どうもdependenceとは結びつかない説明かと思われます。

WHOレポートをご存知の方がいらしたら、出典の記入をお願いします。--フェネック会話2017年2月12日 (日) 06:30 (UTC)[返信]

追記します。下記の情報ソースをWHOのレポートから探しています。

依存症(いそんしょう、いぞんしょう、: dependence)とは、世界保健機関の専門部会が提唱した概念で、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求である渇望が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その刺激がないと不快な精神的、身体的症状を生じる精神的、身体的、行動的な状態のこと。

特に知りたいのが、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果の部分、すなわち「行為嗜癖」を含めての定義がWHOにあるのか、という点です。もし1週間経っても出典が見つからない場合は「世界保健機関の専門部会が提唱した概念」とそれ以下の説明が混同しないよう、編集したいとおもいます。

ちなみにdependenceの定義については文献をあたってみましたが、(私の検証範囲では)候補は次の二つで、いづれも物質依存のみの定義でした。

  • World Health Organization (1992). The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders: Clinical descriptions and diagnostic guidelines (blue book). World Health Organization. ISBN 978-9241544221 (翻訳書は 世界保健機関『ICD‐10 精神障害および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン』融道男・中根允文・小見山実・岡崎祐士・大久保善朗監訳(新訂)、医学書院、2005年11月。ISBN ISBN 978-4260001335{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 

F1x.2 Dependence syndrome

A cluster of physiological, behavioural, and cognitive phenomena in which the use of a substance or a class of substances takes on a much higher priority for a given individual than other behaviours that once had greater value.

F1x.2 依存症候群

ある物質あるいはある種の物質使用が、その人にとって以前にはより大きな価値をもっていた他の行動より、はるかに優先するようになる一群の生理的、行動的、認知的現象。

  • World Health Organization (1969), Expert Committee on Drug Dependence: sixteenth report (翻訳は 宮田久嗣、弘中直行 著「第1部 総論」、和田清 編『依存と嗜癖』医学書院〈精神科臨床エキスパート〉、2013年5月15日、4頁。ISBN 978-4-260-01795-4 

1.1 difinisions

Drug dependence:A state, psychic and sometimes also physical, resulting from the interaction between a living organism and a drug, characterized by behavioural and other response that always include a compulsion to take the drug on a continuous or periodic basis in order to experience its psychic effects, and sometimes to avoid the disconfort of its absence.

薬物依存とは、生体と薬物の相互作用の結果生じた特定の精神的、時に精神的および身体的状態をいう。また、時に退薬による苦痛を逃れるため、その薬物を連続的あるいは周期的に摂取したいという強迫的欲求を常に伴う行動やその他の反応によって特徴づけられた状態を指す。

--フェネック会話2017年2月18日 (土) 14:46 (UTC)[返信]

さらに追記します。

過去ログをさかのぼると、2004年10月25日 (月) 03:21時点における版で、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果という表現が登場しました。

依存症(いぞんしょう)とは、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激なしにはいられない状態になった疾患のこと。

その後、2007年10月27日 (土) 15:01時点における版で、現在の定義にほぼ近い表現となりました。

依存症(いそんしょう、いぞんしょう)とは、WHOの専門部会が提唱した概念で、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる精神的・身体的・行動的状態のことである。

編集したユーザーはいづれも最近は更新していない様子です(2007年10月27日 (土) 15:01時点における版の編集ユーザーはノート:依存症#一部記述を除去しましたで挙げられたユーザーと同一と思われる)。

WHOには情報ソースがないかもしれません。あるとしても、addictionとDependence syndromeを混同したものが定義された可能性、ぐらいでしょうか。ただ、2007年10月27日 (土) 15:01時点における版の定義が学術論文にて、「WHOの定義」として引用されている例もあり、出典が見つかるか、もうしばらく様子を見たいと思います。--フェネック会話2017年2月20日 (月) 14:54 (UTC)[返信]

まずはWP:RSより、導入の要約の一部を除去し、こちらに移動しました。

世界保健機関の専門部会が提唱した概念で、

出典が見つかれば戻します。--フェネック会話2017年2月25日 (土) 05:39 (UTC)[返信]

質問

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書き出しが「依存とは、」となっていますが、何か意味はあるのでしょうか。— 市民武佐会話2023年10月9日 (月) 12:09 (UTC)[返信]