ニーナ・ヴィダル
ニーナ・ヴィダル Nina Vidal | |
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ニーナ・ヴィダル(2010年) | |
基本情報 | |
出生名 | Nina Simone Vidal |
出身地 | アメリカ合衆国 テネシー州メンフィス |
ジャンル | コンテンポラリー・ジャズ、ソウル、ポップス、ワールドミュージック |
職業 | シンガーソングライター、ピアニスト、編曲家 |
担当楽器 | ボーカル |
活動期間 | 2004年 - |
レーベル | Village Again、VAA Urban、Sweet Mimosa、Ccreatives Group |
公式サイト |
ninavidal |
ニーナ・ヴィダル(Nina Vidal、4月20日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、ピアニスト。
2008年にアルバム『ニーナ・ヴィダル』を発表。日本で大きな反響を得て、発売後6日間でiTunesにて最も多くダウンロードされ、日本のコンテンポラリー・ジャズ・アルバムの分野では1位となった。このアルバムのうち5曲はiTunesの中で最もダウンロードされたジャズの楽曲となった。
2010年にはシングル「シガレット&ワイン」と、ポール・マッカートニーの名曲をカバーした「マイ・ラヴ」をiTunesで発表。これらは9月1日に発表されたセカンド・アルバム『オープン・エンデッド・ファンタシー』にも収録されており、2012年にアメリカでもリリースされた。
キャリア
[編集]ニューヨーク、クイーンズ区生まれ。ニューヨーク大学在学中に、毎月「オープン・マイク・ナイト」と呼ばれるイベントに参加。そこで出会ったミュージシャン、音楽プロデューサー、作曲家でもあるCatêにデモテープが認められる。これらの曲は後に『Do it again』というタイトルのEPに収録される。
2006年、日本のレコードレーベルであるVillage Againの幹部が歌声を聞き、フル・アルバムの制作および契約の話を持ちかける。
2008年、Village Again(レーベルはUni-Village)からアルバム『ニーナ・ヴィダル』が発表される。フィンランドのソウルミュージック専門誌『The Soul Express』は「時を超えた傑作」と賞賛。オールミュージックのアダム・グリーンバーグは「様々なクラシック界の女性シンガーからインスピレーションを受けつぐ。静かにゆっくりと解きほぐれていくようなスタイル」と記述した[1]。
『ニーナ・ヴィダル』は、日本ではノラ・ジョーンズのアルバム『ノラ・ジョーンズ(Come Away With Me)』をおさえ、コンテンポラリー・ジャズの分野で8ヶ月間トップを維持。その年の9月にiTunesから最もダウンロードされたアルバムとなった。このうちの5曲は日本のiTunesからダウンロードされたジャズ・ソングの中でトップ10入りした。当時彼女は25歳。
2010年、日本のユニバーサルミュージックとサブパブリッシング契約を結ぶ。セカンド・アルバム『オープン・エンデッド・ファンタシー』でもプロデューサーのCatêが協力している。
各国での認知度
[編集]母国アメリカでの認知度は、アジアのファンからの評価によって支えられているといってよい。2004年に発売されたファースト・アルバムは、日本のビルボードチャートでトップの座を維持し続けた。シンガポール、フィリピンでも人気を博している。
2010年のセカンド・アルバム『オープン・エンデッド・ファンタシー』は日本のみで先行リリースされた。米国版のリリースは2012年。2011年1月に、1960年代、1970年代、1980年代のラブ・ソングをカバーしたアルバム制作を開始。2011年に前回と同じ日本のレコードレーベルであるUni-Villageより発表。
生活
[編集]ニューヨーク在住。アジアやヨーロッパへのツアーをたびたび行なう。
音楽面での影響
[編集]- ソウル、ジャズ、ヒップホップ、ワールドミュージックなどの影響を受けている。
- ジェフ・バックリィ、トレイシー・チャップマン、エイモス・リー、リズ・ライト、ジャヴァン、ニーナ・シモン、アニタ・ベイカー、シャーデー・アデュ、アントニオ・カルロス・ジョビン、フィオナ・アップルなどと比較されることがある。
他のミュージシャンとのコラボ
[編集]- セカンド・アルバム『オープン・エンデッド・ファンタシー』では、ロニー・プラキシコ、ジーン・ケーズ、ジェフ・ヘインズ、リー・ホーガンズ、ジョディ・レデージなどのアーティストとコラボレーションしている。
- Kenichiro Nishiharaによるアルバム『LIFE』収録の「Moon Child」ではメイン・ボーカリストとして参加している。
- プロデューサーで作曲家のCatéとはすべての作品でコラボレートしている。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ニーナ・ヴィダル』 - Nina Vidal (2008年)
- 『オープン・エンデッド・ファンタシー』 - The Open-Ended Fantasy (2010年)
- 『シルバー・ライニング』 - Silver Lining (2013年)
EP
[編集]- Nina Vidal Live Session EP (2008年)
- Best Female Jazzy Tunes (2010年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『ラブ, ポップ&ソウル - ザ・カバー・セッションズ Vol.1』 - Love, Pop & Soul (The Cover Sessions Vol. 1) (2011年)
- 『COVERS~NY STYLE~』 - Covers NY Style (2014年)
- 『ベスト・オブ・ニーナ・ヴィダル』 - Best of Nina Vidal (2016年)
シングル
[編集]- "Cigarette & Wine" (2010年)
- "Paint The Sky" (2013年)
参加アルバム
[編集]- Kenichiro Nishihara : 『LIFE』 - Life (2010年) ※「Moon Child」に参加
出典
[編集]- https://music.apple.com/us/album/cigarette-wine-single/382169177
- http://www.cdbaby.com/cd/catefunkyworld/from/swissgroove
- https://www.allmusic.com/album/nina-vidal-mw0001715654
- http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=8244182
- http://www.cdbaby.com/Artist/NinaVidal1
- http://www.cdbanq.com/Nina-Vidal--The-Open-Ended-Fantasy-1-Japan-CD-VAUR-8_p_29169.html
- http://www.facebook.com/missninavidal?v=info
- https://archive.is/20120701093301/ibis56.blogspot.com/2010/04/blaks-lair-family-present.html
脚注
[編集]- ^ https://www.allmusic.com/album/nina-vidal-mw0001715654 allmusic.com(2012年7月22日閲覧)。