コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ニック・トロピアーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニック・トロピアーノ
Nick Tropeano
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2020年2月21日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州サフォーク郡ウェストアイスリップ英語版
生年月日 (1990-08-27) 1990年8月27日(34歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト5巡目
初出場 2014年9月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ニコラス・ポール・トロピアーノNicholas Paul Tropeano, 1990年8月27日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州サフォーク郡ウェストアイスリップ英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

[編集]

プロ入りとアストロズ時代

[編集]
AAA級オクラホマシティ・レッドホークス時代
(2014年6月5日)

2011年MLBドラフト5巡目(全体160位)でヒューストン・アストロズから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のA-級トリシティ・バレーキャッツ英語版でプロデビュー。12試合に先発登板して3勝2敗、防御率2.36、63奪三振を記録した。

2012年はA級レキシントン・レジェンズとA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、2球団合計で27試合(先発26試合)に登板して12勝7敗、防御率3.02、166奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2013年はAA級コーパスクリスティ・フックスでプレーし、28試合(先発20試合)に登板して7勝10敗5セーブ、防御率4.11、130奪三振を記録した。

2014年、マイナーではAAA級オクラホマシティ・レッドホークスでプレーし、23試合(先発20試合)に登板して9勝5敗、防御率3.03、120奪三振を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[2]、10日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー[3]。この年メジャーでは4試合に先発登板して1勝3敗、防御率4.57、13奪三振を記録した。

エンゼルス時代

[編集]

2014年11月5日にハンク・コンガーとのトレードで、カルロス・ペレスと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[4]

2015年は8試合(先発7試合)に登板して3勝2敗、防御率3.82、38奪三振を記録した。

2016年は13試合に先発登板して3勝2敗、防御率3.56、68奪三振を記録したが、8月にトミー・ジョン手術を受けて2017年シーズンは全休になる見込みと報道された[5]

2017年は当初の予定通り、前述の手術のリハビリで全休した。

2018年4月12日、2年ぶりのメジャー復帰戦となったカンザスシティ・ロイヤルズ戦では6.2回を無失点に抑えて勝利投手となった[6]

2019年レギュラーシーズン終了後の10月28日にマイナー契約で傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズへ配属され、同日中にFAとなった[7]

パイレーツ時代

[編集]

2020年1月8日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約で合意したと報じられ[8]、2月3日に正式公示された[7]。8月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。8月8日にDFAとなった[10]

その後、8月11日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[11]。この年は7試合に登板して1勝0敗、防御率1.15、19奪三振を記録した。

ジャイアンツ時代

[編集]

2020年10月30日にウェイバー公示を経てニューヨーク・メッツへ移籍した[12]が、12月2日にノンテンダーFAとなった[13]

その後、2021年2月16日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[14]。シーズン開幕後、5月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。6月4日にDFAとなった[16]

メッツ時代

[編集]

2021年6月11日にウェイバー公示を経てニューヨーク・メッツへ移籍した[17]。メッツでは1試合の登板にとどまり、オフの11月7日にFAとなった[7]

レンジャーズ傘下時代

[編集]

2022年1月26日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]。開幕後はAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーしていたが、6月1日に自由契約となった[7]

投球スタイル

[編集]

フライ系投手で一発病の傾向はあるが、スライダーを武器に三振奪取能力は高い[18]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2014 HOU 4 4 0 0 0 1 3 0 0 .250 91 21.2 19 0 9 1 1 13 1 0 12 11 4.57 1.29
2015 LAA 8 7 0 0 0 3 2 0 0 .600 161 37.2 40 2 10 0 0 38 0 0 18 16 3.82 1.33
2016 13 13 0 0 0 3 2 0 0 .600 296 68.1 70 14 31 1 2 68 4 0 27 27 3.56 1.48
2018 14 14 0 0 0 5 6 0 0 .455 316 76.0 68 16 31 2 2 64 2 0 41 40 4.74 1.30
2019 3 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 66 13.2 18 6 6 0 2 10 0 0 15 15 9.88 1.76
2020 PIT 7 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 66 15.2 14 1 4 0 1 19 1 0 2 2 1.15 1.15
2021 NYM 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 11 2.0 4 1 1 0 0 0 0 0 1 1 4.50 2.50
SF 4 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 23 6.0 4 0 2 0 0 2 1 0 2 1 1.50 1.00
'21計 5 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 34 8.0 8 1 3 0 0 2 1 0 3 2 2.25 1.38
MLB:7年 54 39 0 0 0 14 14 0 0 .500 1030 241.0 237 40 94 4 8 214 9 0 118 113 4.22 1.37
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 63(2014年、2021年 - 同年6月3日)
  • 35(2015年 - 2016年、2018年 - 2019年)
  • 72(2020年)
  • 52(2021年7月9日 - 同年終了)

脚注

[編集]
  1. ^ Nick Tropeano And Matthew Colantonio, Both Long Island Natives, Picked In MLB Draft” (英語). New York CBS Local.com (2011年6月9日). 2018年6月9日閲覧。
  2. ^ Astros report: Call-up a dream come true for Tropeano” (英語). The Houston Chronicle (2014年9月2日). 2018年6月9日閲覧。
  3. ^ Houston Astros at Seattle Mariners Box Score, September 10, 2014” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月9日閲覧。
  4. ^ Astros acquire Conger from Angels” (英語). MLB.com (2014年11月5日). 2018年6月9日閲覧。
  5. ^ Angels' Nick Tropeano to have Tommy John surgery”. USA Today (2016年8月3日). 2018年6月9日閲覧。
  6. ^ Ohtani's 3-run triple leads Angels to 7-1 win over Royals
  7. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2022年9月5日閲覧。
  8. ^ ヤンキース、右腕トロペアーノとマイナー契約”. nikkansports.com (2020年1月9日). 2020年1月9日閲覧。
  9. ^ Steve Adams (2020年8月6日). “Yankees Select Nick Tropeano” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月7日閲覧。
  10. ^ Mark Polishuk (2020年8月8日). “Yankees Announce Multiple Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月9日閲覧。
  11. ^ Steve Adams (2020年8月11日). “Pirates Claim Nick Tropeano” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月12日閲覧。
  12. ^ Anthony DiComo (2020年10月30日). “Righties Tropeano, Barnes claimed by Mets” (英語). MLB.com. 2020年11月18日閲覧。
  13. ^ Mark Polishuk (2020年12月2日). “National League Non-Tenders” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月11日閲覧。
  14. ^ Connor Byrne (2021年2月16日). “Giants Sign Nick Tropeano” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月22日閲覧。
  15. ^ Steve Adams (2021年5月21日). “Giants Designate Trevor Hildenberger For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月22日閲覧。
  16. ^ Steve Adams (2021年6月4日). “Giants Designate Nick Tropeano, Reinstate Scott Kazmir” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月5日閲覧。
  17. ^ Anthony DiComo (2021年6月11日). “Mets Claim Nick Tropeano Off Waivers From Giants” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月12日閲覧。
  18. ^ 「ロサンゼルス・エンジェルス」『2018MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 54頁

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]