ナース (ウルトラ怪獣)
ナース | |
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ウルトラシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『ウルトラセブン』第11話 |
作者 | 高山良策(造型) |
ナースは、特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名は
『ウルトラセブン』に登場するナース
[編集]ナース | |
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別名 | |
全長 | 120 m[出典 2] |
直径 | 30 m(円盤形態)[出典 3] |
体重 | 15万 t[出典 4] |
出身地 |
『ウルトラセブン』第11話「魔の山へ飛べ」に登場。
ワイルド星人が製造した金色の竜型ロボット怪獣[注釈 1]で、尻尾を支点ににとぐろを巻くことで円盤形態に変形する。円盤形態ではワイルド星人の搭乗機となり、底部から光弾[出典 6][注釈 2]を発射して攻撃する。甲高い声で鳴く。
嵐の稲妻に紛れて地球防衛軍のレーダーを掻い潜って地球へ侵入し、群馬県岩見山中の地下に潜伏する[4]。ウルトラ警備隊によって山を追われたワイルド星人の断末魔の叫びによって山頂から噴火とともに出現し、ウルトラホーク1号と交戦する。尻尾にダメージを受けて墜落するが、すぐさま円盤形態に変形してウルトラ警備隊をエネルギー弾で追い詰める。セブンとの戦いでは円盤形態で高速旋回して幻影のようなものを作り出し、自分の姿を追うセブンの目を回したところに巻きついて締め上げ、ダウン寸前まで追い詰めるが、パワーでは敵わず正気を取り戻したセブンにボディをウルトラパワーで引き千切られて破壊される。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するナース
[編集]ナース | |
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別名 | 宇宙竜 |
全長 | 120 m[出典 7] |
体重 | 15万 t[出典 7] |
出身地 | ワイルド星[18] |
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
かつてワイルド星人に操られてウルトラセブンと戦ったナースの別個体。ウルトラマンベリアル配下のゼットン星人に率いられて宇宙空間に出現し、円盤形態でZAPのスペースペンドラゴンを襲撃する。ペンドラゴンに巻きついて破壊しようとするが、現れたウルトラマンダイナにビームスライサーの一撃で破壊される。
また、百体怪獣ベリュドラの左腕を構成する怪獣の1体となっている[19]。
- 操演ではなくフルCGで描かれている[20]。
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場するナース
[編集]ナース | |
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別名 | 宇宙竜 |
全長 | 30 m(円盤時)[21] |
体重 | 15万 t[21] |
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』第15話「オペレーションドラゴン」に登場。
回想場面において、地球平和同盟TPUの施設内に円盤形態で格納されている。メトロン星人マルゥルが、地球を観光のために来訪していたワイルド星人ザガァ[出典 8]との裏取引で入手した故障した機体であり、その機構を解析したGUTS-SELECTのヒジリアキトによる設計のもと、TPUとシズマ財団が総力を挙げて共同開発したのが、巨大戦闘艇 ナースデッセイ号である[24]。
機械龍 ナーガ
[編集]朱川湊人の小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』第3話「無敵のママ」に登場。
ナースと同系統の怪獣で、サーペント星人が操っている。コンロのような形状の物質転送円盤への変形が可能。ナースとの相違点は3つの首を持っている点と、体色が異なる点。
円盤形態でGUYSスペーシーの迎撃を潜り抜け、他の円盤の転送を続けながら地球に潜伏した後、他の円盤と共にウルトラマンメビウスやGUYS JAPANと東京都上空で空中戦を繰り広げ、地上にも少なくない被害をおよぼす。最後はメビウスのメビュームブレードで首をすべて刎ねられ、本体もメビュームシュートで撃墜される。
ゲーム作品に登場するナース
[編集]『ザ・グレイトバトルV』
[編集]『ザ・グレイトバトルV』のはげたか山ステージに登場。
ロボットであるような描写はない。惑星ガルシアの住民よりはるかに巨大。頭を踏まれると痛がり、ヒーローの攻撃が効く。
『PDウルトラマンバトルコレクション64』
[編集]ゲーム『PDウルトラマンバトルコレクション64』に登場。
プレイヤーキャラクターとして使用できるが、ゲームの都合からか全長がだいぶ短く描写されている。レベルを上げると「リードプラズマ」という電撃光線や「いなづま」という落雷攻撃を覚える。また、一部の技で円盤状になった姿を見ることができる。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』
[編集]『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第4話「強襲!宇宙竜」に登場。
主人公たちを連れ去ろうとするガッツ星人の円盤の前に突如姿を現し、円盤を実験惑星に墜落させる。その後、主人公を追いかけて円盤形態で実験惑星に飛来し、襲いかかったところを主人公の怪獣に撃退され、空中で爆発する。
ステータスはディフェンスとスピードが高く、アタックとパワーが低い。必殺技は円盤形態になって下部から光弾を連射する「エネルギー弾連射」、円盤形態での体当たり攻撃「ナースボディアタック」、素早い動きで敵を翻弄する「かく乱戦法」が使える。
- 同エピソードにてカネゴンが円盤形態のナースを
金 ()と間違えるシーンがある。
その他
[編集]- 『ウルトラゾーン』第21話の「怪獣漫才」では、キングジョーを相方として「ナースのジョー」という漫才コンビを組んで登場し、同じく『セブン』に登場するロボットという共通点を「浅い繋がりでしょ」と自虐的に紹介する[26]。第12話アイキャッチでは、長崎くんちの龍踊りの龍を演じている様子が描かれている[27]。
- 『ウルトラマン列伝』第21話でウルトラマンゼロが解説する、エンペラ星人が光の国を襲撃したウルトラ大戦争時に引き連れていた怪獣軍団の中に、新たに姿が追加されている。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では、第41話・第42話に光の国への総攻撃に参戦していた星間連合の兵器として登場。
- 関連怪獣
- 『ザ☆ウルトラマン』に登場した宇宙竜ドラゴドスは、後年の『ウルトラ怪獣大百科』のナレーションで紹介された際、ナースの後継機であることが匂わされている。
- 『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』には、ナースと外見が酷似した円盤竜という怪獣が登場する。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』の玩具展開『超闘士鎧伝』に登場するギガメタルモンス「エアロキング」は、ナースとバードンがモデルになっている。
- 『ウルトラマンフェスティバル2017』のライブステージに登場したパーフェクトキングジョーは、右腕にナースの尾を装備している[28]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 白書 1982, p. 54, 「ウルトラセブン 怪獣リスト」
- ^ a b c d e ベストブック 1993, pp. 40–41
- ^ a b c d e 画報 上巻 2002, p. 66
- ^ a b c d e f g “宇宙竜 ナース”. 円谷ステーション. 円谷プロダクション. 2022年11月3日閲覧。
- ^ a b c d e ウルトラ怪獣大全集 1984, p. 24, 「ウルトラセブン 全怪獣」
- ^ a b c d 大辞典 2001, p. 235
- ^ a b c ウルトラセブンイズム 2002, p. 109, 「ウルトラセブン宇宙人・怪獣大図鑑」
- ^ a b c ウルトラ怪獣列伝 2008, pp. 200–201, 「円盤に変形する機械竜 宇宙竜ナース」
- ^ a b c キャラクター大全ウルトラセブン 2012, pp. 58–59, 「第11話 魔の山へ飛べ」
- ^ a b c ウルトラセブン研究読本 2012, p. 215, 「ウルトラセブン 宇宙人・怪獣大図鑑」
- ^ a b c 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 27
- ^ a b c クロニクル 2022, p. 81, 「ウルトラセブン登場怪獣ファイル 宇宙人&アンドロイド/ロボット&怪獣」
- ^ a b c d e f 大侵略者図鑑 2023, pp. 32–35, 「ナース」
- ^ ウルトラセブン研究読本 2012, p. 118, 「ウルトラセブンメイキング集part1」.
- ^ ウルトラ銀河伝説超全集 2009, p. 52, 「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 怪獣・宇宙人図鑑」
- ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 370
- ^ UPM vol.08 2020, p. 24, 「怪獣、宇宙人、宇宙怪獣、ロボット」
- ^ 光の巻増補改訂 2022, p. 256.
- ^ ウルトラ銀河伝説超全集 2009, pp. 78–81, 「百体怪獣ベリュドラ完全攻略」.
- ^ ウルトラ銀河伝説VisualFile 2010, p. 103, 「Cross Talk:VFX」.
- ^ a b c 超百科 2022, p. 156
- ^ 光の巻増補改訂 2022, p. 428.
- ^ @m78_imaginationの2021年10月23日のツイート、2022年3月8日閲覧。
- ^ フィギュア王287 2022, p. 58, 「ウルトラマントリガー怪獣大図鑑」
- ^ 『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』466頁
- ^ ウルトラゾーン完全ガイド 2012, p. 78, 「怪獣漫才(ダイジェスト)UNIT 7-9」.
- ^ ウルトラゾーン完全ガイド 2012, p. 71, 「ウルトラゾーンアイキャッチコレクション5」.
- ^ 「オーブからジードへ!! ウルトライベント2017-2018」『ウルトラマンジード超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2018年3月15日、100-101頁。ISBN 978-4-09-105161-5。
出典(リンク)
[編集]参考文献
[編集]- 『不滅のヒーローウルトラマン白書』(初版)朝日ソノラマ〈ファンタスティック・コレクション・スペシャル〉、1982年12月31日。雑誌コード:67897-80。
- てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
- 『ウルトラ怪獣大全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1984年9月10日。ISBN 4-09-101411-9。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2009年12月23日。ISBN 978-4-09-105129-5。
- 『ウルトラセブン ベストブック』竹書房、1993年11月8日。ISBN 4-88475-212-0。
- 『ウルトラマン大辞典』監修 円谷プロダクション、中経出版、2001年12月21日。ISBN 4-8061-1556-8。
- 竹書房/ブレインナビ 編『ウルトラマン画報 光の戦士三十五年の歩み』 上巻、竹書房、2002年10月4日。ISBN 978-4-8124-0888-9。
- 『ウルトラセブンイズム』辰巳出版〈タツミムック〉、2002年11月15日。ISBN 4-88641-779-5。
- ブレインナビ 編『ウルトラ怪獣列伝 ウルトラマン・ウルトラセブン編』PHP研究所〈PHP文庫〉、2008年8月18日。ISBN 978-4-569-67071-3。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE Visual File』角川書店、2010年1月21日。ISBN 978-4-04-854453-5。
- 講談社 編『キャラクター大全 ウルトラセブン』講談社、2012年7月20日。ISBN 978-4-06-217833-4。
- 『ウルトラゾーンオフィシャル完全ガイド』監修 円谷プロダクション、扶桑社、2012年8月11日。ISBN 978-4-594-06640-6。
- 『別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2012年11月29日。ISBN 978-4-8003-0027-0。
- 大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦『円谷プロ全怪獣図鑑』小学館、2013年3月11日。ISBN 978-4-09-682074-2。
- 『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK』 vol.08《ウルトラマンゼロ/ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル》、講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2020年10月23日。ISBN 978-4-06-520930-1。
- 『決定版 全ウルトラ怪獣完全超百科 ウルトラマンメビウス〜ウルトラマンデッカー編 増補改訂』講談社〈テレビマガジンデラックス〉、2022年7月19日。ISBN 978-4-06-528895-5。
- 『全ウルトラマン オール怪獣 スーパー大図鑑 光の巻 増補改訂』講談社〈講談社MOOK〉、2022年8月8日。ISBN 978-4-06-528261-8。
- 『ウルトラセブン・クロニクル』双葉社、2022年11月1日。ISBN 978-4-575-45922-7。
- 『ウルトラセブン大侵略者図鑑』双葉社、2023年3月25日。ISBN 978-4-575-31780-0。
- 雑誌
- 『フィギュア王』No.287、ワールドフォトプレス、2022年1月30日、ISBN 978-4-8465-3263-5。