ナンバンギセル
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ナンバンギセル | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Aeginetia indica L. | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
ナンバンギセル(南蛮煙管) |
ナンバンギセル(南蛮煙管、野菰[1]、Aeginetia indica)はハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物。
花言葉「物思い」[要出典]
分布、生育環境
[編集]日本を含むアジア東部、アジア南部の温帯から熱帯にかけて生育する[2]
形態、生態
[編集]イネ科の単子葉植物(イネ、ススキ、サトウキビなど[3])の根に寄生する。葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため、寄主の生長は阻害され、死に至ることもある[2]。
全長は15-50cm。葉は披卵形、長さ5-10mm、幅3-4mm[4]。
花期は7-8月、赤紫色の花を1個つける[4]。花冠は筒型で、唇形になる。花冠裂片の縁は全縁。雄蕊は黄色の毛が密生している。
蒴果は球状で、種子の大きさは0.04mm[4]。
同属のオオナンバンギセルに似るが、本種の方が小型である。また、本種の萼の先端は尖るが、オオナンバンギセルの先端は鈍くなるという点も異なる。
変種
[編集]- ヒメナンバンギセル Aeginetia indica L. var. sekimotoana (Makino) Makino
利害
[編集]ススキなどの雑草の成長を阻害するため、ナンバンギセルによる生物的除草効果の可能性が示されている[2]。一方、陸稲にナンバンギセルが寄生することで、イネの収量が減少するという被害が報告されている[5]。
脚注
[編集]- ^ “なんばんぎせる | 言葉 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2021年4月14日閲覧。
- ^ a b c 黒木晴輝、首藤三吾、田畑旬子、田島良男(1970)「ナンバンギセルによるススキの生長阻害(予報)」鹿児島大学農学部演習林報告 Vol.2 pp.67-69
- ^ 小見川由美、竹内安智、小笠原勝、近内誠登、竹松哲夫(1992)「ナンバンギセル種子の発芽に関する研究」雑草研究. 別号, 講演会講演要旨 (31), p.192-193
- ^ a b c d Flora of China (1998) 18: pp.229–243.
- ^ 滝元清透(1959)「陸稲に及ぼすナンバンギセルの被害」日本植物病理學會報 24(1), p.50