竹松哲夫
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竹松 哲夫(たけまつ てつお、1921年4月8日 - 2006年1月17日)は日本の農芸化学者。専門は農薬化学。宇都宮大学名誉教授。
略歴
[編集]長野県上伊那郡富県村(現伊那市)生まれ。旧制上伊那農業学校を経て宇都宮高等農林学校卒業。1942年応召、1946年復員。1947年宇都宮高等農林学校講師、1951年宇都宮大学助手、1964年助教授、1967年教授。1968年宇都宮大学雑草防除研究施設長を併任。1985年東京農工大学連合大学院教授を兼任。
除草剤の土壌中における処理層理論を世界で初めて発表し、除草剤開発の基礎を構築した。またPCP処理法、カヤツリクサ科高度選択除草剤、ウリベスト除草剤などを発明し、イネ科属間選択性DCPAの発見など、雑草防除研究の発展に貢献した。
受賞歴
[編集]- 日本有機合成化学協会賞(1978年、1983年)
- 大河内記念賞(1984年)
- 日本農学賞(1985年)
- 全米雑草学会栄誉賞(1989年)
- 日本学士院賞(1990年)
- 井上春成賞(1996年)
栄典
[編集]- 紫綬褒章(1987年)
- 勲三等旭日中綬章(1992年)
科学アカデミー会員
[編集]- 日本雑草学会 名誉会員
- 日本農薬学会
- 日本植物生理学会
- 日本植物化学調節学会 名誉会員
- 日本芝草学会
- 中華民国雑草学会 名誉会員
出典
[編集]- 「20世紀日本人名事典」日外アソシエーツ
- 竹松哲夫・清水裕子「世界の田畑から 草取りをなくした男の物語」全国農村教育協会 2002年