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ドリス・デイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドリス・デイ
Doris Day
Doris Day
1957年のドリス・デイ
本名 Doris Mary Ann Kappelhoff
生年月日 (1922-04-03) 1922年4月3日
没年月日 (2019-05-13) 2019年5月13日(97歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル 歌手映画女優
活動期間 1939年 - 1986年
主な作品
『カラミティ・ジェーン』
『知りすぎていた男』
『夜を楽しく』
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ドリス・デイ英語: Doris Day, 1922年4月3日 - 2019年5月13日)は、アメリカ合衆国女優歌手オハイオ州シンシナティ出身。本名はDoris Mary Ann Kappelhoff(ドリス・メアリー・アン・フォン・カッペルホフ)。ドイツ系[1]

経歴

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父はドイツ出身の音楽教師だったが、両親は彼女が10歳の時に離婚。ドリスの名はサイレント映画女優のドリス・ケニヨン英語版から名付けられた。幼い頃から歌や踊りが好きで、バレリーナを目指していたが、15歳の時に列車事故に遭い、激しい踊りができなくなりその夢を断念した[2]。しかし歌の練習は続け、18歳の時にジャズバンドのレス・ブラウン楽団に専属歌手として参加する。バンドメンバーのアル・ジョーダンと結婚し、息子テレンス(テリー・メルチャー、テリー・デイとも、後にレコードプロデューサーとなる)を出産するが、1942年、20歳の時に離婚。2年後、このバンドのリーダーだったレスター・ブラウンの提供した『センチメンタル・ジャーニー』を歌い、大ヒットさせる。

1946年、24歳の時に2度目の結婚をするも、わずか8ヶ月で破局。離婚直後にワーナー・ブラザースのオーディションを受け、同社と契約。1948年の『洋上のロマンス』で映画デビューする。評判はよく1949年に2本、1950年に主題歌もヒットした『二人でお茶を』など3本、1951年には5本も出演するほどのど売れっ子になった。同年エージェントだったマーティン・メルチャーと結婚。また、1953年西部劇ミュージカル映画『カラミティ・ジェーン』の大ヒットで人気を不動のものとした。1956年アルフレッド・ヒッチコック監督作品『知りすぎていた男』の劇中で歌った『ケ・セラ・セラ』が大ヒットし、アカデミー歌曲賞を受賞した[注 1]。1959年の『夜を楽しく』ではアカデミー主演女優賞候補となった。

1968年に夫が亡くなり映画界を引退、活躍の場をテレビに移し『ドリス・デイ・ショー』(1968年-1973年)を中心に活躍することになる。1976年に4度目の結婚をするが、1981年には離婚。その後は動物愛護に力を注ぎ、カリフォルニア州カーメルに設立した「Doris Day Animal League」で、家庭内ペットの世話の方法などを指導していた。

2019年5月13日、肺炎のためカリフォルニア州の自宅で死去[3][4]。97歳没[5]

その他

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主な出演作品

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1955年の『情欲の悪魔』でのドリス・デイ
公開年 邦題
原題
役名 備考
1948 洋上のロマンス
Romance on the High Seas
ジョージア・ギャレット
1949 夢はあなたに
My Dream Is Yours
マーサ・ギブソン
情熱の狂想曲
Young Man with a Horn
ジョー・ジョーダン
1950 二人でお茶を
Tea for Two
ナネット・カーター
1951 目撃者
Storm Warning
ルーシー・ライス
ブロードウェイの子守唄
Lullaby of Broadway
メリンダ・ハワード
ムーンライト・ベイ
On Moonlight Bay
マージョリー・ウィンフィールド
1952 四月のパリ
April in Paris
エセル・S・“ダイナマイト”・ジャクソン
1953 銀色の月明かりの下で
By the Light of the Silvery Moon
マージョリー・ウィンフィールド
カラミティ・ジェーン
Calamity Jane
カラミティ・ジェーン
1954 ヤング・アット・ハート
Young at Heart
ローリー・タトル
1955 情欲の悪魔
Love Me or Leave Me
ルース・エッティング
1956 知りすぎていた男
The Man Who Knew Too Much
ジョセフィン
影なき恐怖
Julie
ジュリー・ベントン
1957 パジャマゲーム
The Pajama Game
キャサリン・“ベイブ”・ウィリアムズ
1958 先生のお気に入り
Teacher's Pet
エリカ・ストーン
愛のトンネル
The Tunnel of Love
イゾルデ・プール
1959 ハッピー・ロブスター
It Happened to Jane
ジェーン・オズグッド
夜を楽しく
Pillow Talk
ジャン・モロウ アカデミー主演女優賞候補
1960 ママは腕まくり
Please Don't Eat the Daisies
ケイト・ロビンソン・マッケイ
誰かが狙っている
Midnight Lace
キット・プレストン
1961 恋人よ帰れ
Lover Come Back
キャロル・テンプルトン
1962 ミンクの手ざわり
That Touch of Mink
キャシー・ティンバーレイク
ジャンボ
Billy Rose's Jumbo
キティ・ワンダー
1963 スリルのすべて
The Thrill of It All
ベヴァリー
女房は生きていた
Move Over, Darling
エレン・ワグスタッフ・アーデン
1964 花は贈らないで!
Send Me No Flowers
ジュディ
1965 ただいま熱愛中
Do Not Disturb
ジャネット・ハーパー
1966 マーメイド作戦
The Glass Bottom Boat
ジェニファー・ネルソン
1967 おしゃれスパイ危機連発
Caprice
パトリシア・フォスター
1968 ニューヨークの大停電
Where Were You When the Lights Went Out?
マーガレット・ギャリソン
1968-1973 ドリス・デイ・ショー(邦題「ママは太陽」)
The Doris Day Show
ドリス・マーティン テレビシリーズ、主演で128エピソードに出演[注 2]

主なアルバム10インチ(25センチ)盤

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  • You're My Thrill (1949年)
  • Tea for Two (1950年) (soundtrack)
  • Young Man with a Horn (1950年) (with Harry James) (soundtrack)
  • Lullaby of Broadway (1951年) (soundtrack)
  • On Moonlight Bay (1951年) (soundtrack)
  • I'll See You in My Dreams (1951年) (soundtrack)
  • By the Light of the Silvery Moon (1953年) (soundtrack)
  • Calamity Jane (1953年) (soundtrack) (w/Howard Keel)
  • Young at Heart (1954年) (soundtrack) (w/Frank Sinatra)

主なアルバム12インチ(30センチ)盤

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  • Day Dreams (1955年)
  • Love Me or Leave Me (Soundtrack of the MGM film: Orchestra arranged and conducted by Percy Faith) (1955年) TOP SELLING LP OF 1955
  • Day By Day (1956年) (Orchestra arranged and conducted by Paul Weston)
  • Day by Night (1957年) (Orchestra arranged and conducted by Paul Weston)
  • The Pajama Game (1957年) (Soundtrack of the Warner Bros. film: Orchestra arranged and conducted by Ray Heindorf) (w/John Raitt and cast of film)
  • Hooray for Hollywood (1958年)(2 volumes: orchestra arranged and conducted by Frank DeVol)(Originally released as a two-lp set)
  • Cuttin' Capers (1959年) (Orchestra arranged and conducted by Frank DeVol)
  • What Every Girl Should Know (1960年) (Orchestra arranged and consucted by Harry Zimmerman)
  • Show Time (1960年) (Orchestra arranged and conducted by Axel Stordahl)
  • Bright and Shiny (1961年)
  • I Have Dreamed (1961年)
  • Duet (w/ Andre Previn) (1962年)
  • You'll Never Walk Alone (1962年)
  • Billy Rose's Jumbo (soundtrack) (w/ cast of film) (1962年)
  • Annie Get Your Gun (w/ Robert Goulet) (1963年)
  • Love Him (1963年)
  • The Doris Day Christmas Album (1964年)
  • With a Smile and a Song (1964年)
  • Latin for Lovers (1965年)
  • Doris Day's Sentimental Journey (1965年)
  • The Love Album (recorded 1967, released in 1994年) (Orchestra arranged and conducted by Sid Feller)
  • My Heart (Sony 2011年) (produceed by Terry Melcher & Bruce Johnston of The Beach Boys)

脚注

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注釈

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  1. ^ ドリュー・キャスパーの『ハリウッド白熱教室』(大和書房 2015年)によれば、ドリス・デイはこの曲が嫌いだったというが、ヒッチコックに説得されて歌い、別の曲とシングル盤レコードになったが、こちらの方が大ヒットしたという。
  2. ^ ドリス・デイ主演のコメディのテレビドラマで放映はCBS(1968〜1973年)でNHKでも放送された。

出典

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外部リンク

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