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ドネツィク州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドネーツィク州から転送)
ドネツィク州
Донецька область
ドネツィク州の旗ドネツィク州の印
州旗州章
ドネツィク州の位置
ウクライナ
州庁所在地ドネツィク
クラマトルスク(事実上)
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全ウクライナ第11位
26,517[1] km²
? km²
? km² (?%)
人口2006年
 - 総計
 - 人口密度
全ウクライナ第1位
4,622,900
174人/km²
地区5[1]
領域共同体x,xxx
市町村総数
 - うち市の数
 - うち町の数
 - うち村の数

52
131
1,124
州知事パブロ・キリレンコ英語版
ISO 3166-2:UAUA-14
電話番号コード+380-62
公式サイト(ウクライナ語)/ 合同庁
2022年ロシアのウクライナ侵攻におけるロシアによるドネツク州占領
占領されていないウクライナの領土    
占領から解放されたウクライナの領土    
ロシアの占領地域    
2014年以降のドネツク人民共和国またはロシアの実効支配地域   

ドネツィク州(ドネツィクしゅう、ウクライナ語: Донецька область)は、ウクライナの一つ[1]州都ドネツィクであるが、分離・独立派による同地の行政庁舎の占拠により、一時的にマリウポリ[2]、後にクラマトルスクに移している[3]ロシア語名はドネツク州。2022年9月にロシアが一方的に併合を宣言した(ロシアによるウクライナ4州の併合宣言[4]

地理

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母語話者(ドネツィク州) 2001
ウクライナ語
  
24.1%
ロシア語
  
74.9%

ドネツィク州は、ウクライナの東南、ドネツィク高地、アゾフ海低地とドニプロ低地の一部の地域に広がっている。東はウクライナのルハーンシク州ロシアロストフ州、西はザポリージャ州ドニプロペトロウシク州、北はハルキウ州に接し、南はアゾフ海に面している。

約300メートルの高さを持つドネツィク高地はドネツィク州の北東に位置し、河川と谷々で刻まれている。西に行くと、高地はドニプロ低地に変わり、南に向かうと、高地はアゾフ海低地に変更する。

ドネツィク州は草原地帯を中心に位置している。最高地点は331メートルのモフィーラ・ホーストラ古墳である。

気候は大陸性気候である。1月の平均気温は-5度、7月の平均気温は22度となっている。平均降水量は500ミリメートルである。

ドネツィク州には石炭(250億トン)、岩塩石灰岩、耐火粘土水銀白亜などの資源がある。その資源はドネツィク石炭地区、スラヴャンスク岩塩地区、ノヴォライシク耐火粘土地区、チャシウ・ヤール耐火粘土地区などを中心に採掘されている。

歴史

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市町村

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  1. アウディーイウカ(Авдіївка)
  2. アムウローシイウカ(Амвросіївка)
  3. アルテーモヴェ(Артемове)
  4. ヴフレダール(Вугледар)
  5. ヴフレヒルスク(Вуглегірськ)
  6. ヴォルノヴァーハ(Волноваха)
  7. エナキエヴェ
  8. クラマトルシク
  9. シヴェルシク
  10. スヴャトヒルシク
  11. スビトロダルスク
  12. スニジネ
  13. スラヴャンスク
  14. ソレダル
  15. ドルジュキウカ
  16. バフムート(Бахмут)
  17. ビールィツィケ(Білицьке)
  18. ビルヌィーク(Гірник)
  19. ビロゼールシケ(Білозерське)
  20. ポクロウシク
  21. ホルリウカ(Горлівка)
  22. マリウポリ
  23. マキイフカ
  24. リマン

都市型集落(町)

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  1. ザリチネ (クラマトルシク地区)

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  1. グラボベ
  2. ブハス
  3. ボホロディチネ

人口

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2001年ウクライナ国勢調査によるデータ。

  • 総人口4,841,100人[6]
  • 都市人口4,363,600人(90%);農村人口:477,500人(10%)[7]
  • 性別人口男性2,219,900人(46%);女性2,621,200人(54%)[8]
民族構成[9]
ウクライナ人
  
2,744,100人 (56.9%)
ロシア人
  
1,844,400人 (38.2%)
ギリシア人
  
77,500人 (1.6%)
ベラルーシ人
  
44,500人 (0.9%)
タタール人
  
19,100人 (0.4%)
アルメニア人
  
15,700人 (0.3%)
ユダヤ人
  
8,800人 (0.2%)
アゼルバイジャン人
  
8,000人 (0.2%)

観光

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ロシア帝国時代ソ連時代にドニプロペトロウシク州の地域が重工業地帯となっていた関係で、文化的価値を有する場所は少ない。

脚注

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  1. ^ a b c Області - Децентралізація в Україні”. decentralization.gov.ua. 2022年6月11日閲覧。
  2. ^ a b ドネツク州都を「遷都」=ウクライナ大統領 - 時事通信 2014年6月18日閲覧
  3. ^ “Kikhtenko to move Donetsk administration to Kramatorsk and to leave power structures in Mariupol”. Zerkalo Nedeli. (2014年11月3日). http://mw.ua/UKRAINE/kikhtenko-to-move-donetsk-administration-to-kramatorsk-and-to-leave-power-structures-in-mariupol-119_.html 2015年6月23日閲覧。 
  4. ^ a b “プーチン大統領 ウクライナ4州の併合 一方的に宣言か”. NHK NEWS WEB. (2022年9月30日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220930/k10013844061000.html 2022年10月1日閲覧。 
  5. ^ ウクライナ、ロシアによる占領地での「偽の選挙」非難”. AFP (2023年9月8日). 2023年9月9日閲覧。
  6. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの総人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  7. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの都市人口・農村人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  8. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの性別人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  9. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。地域別民族構成” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。

参考文献

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  • (日本語) 伊東孝之, 井内敏夫, 中井和夫編 『ポーランド・ウクライナ・バルト史』 (世界各国史; 20)-東京: 山川出版社, 1998年. ISBN 9784634415003
  • (日本語) 黒川祐次著 『物語ウクライナの歴史 : ヨーロッパ最後の大国』 (中公新書; 1655)-東京 : 中央公論新社, 2002年. ISBN 4121016556
  • (ウクライナ語) Історія міст і сіл Української РСР: Донецька область. — Київ: УРЕ АН УРСР, 1970.

関連項目

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外部リンク

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