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ドゥニ・メノーシェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドゥニ・メノーシェ
Denis Ménochet
Denis Ménochet
生年月日 (1976-09-18) 1976年9月18日(48歳)
出生地 フランスの旗 フランスヴァル=ドワーズ県アンギャン=レ=バン[1]
身長 184 cm[2]
職業 俳優
ジャンル 映画・テレビ
活動期間 2003年 -
主な作品
イングロリアス・バスターズ
危険なプロット
アサシン クリード
ジュリアン
グレース・オブ・ゴッド 告発の時
悪なき殺人
理想郷
受賞
東京国際映画祭
男優賞
2022年『理想郷[注 1]
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2009年イングロリアス・バスターズ
ゴヤ賞
主演男優賞
2022年『理想郷』
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2009年『イングロリアス・バスターズ』
その他の賞
リュミエール賞フランス語版
最優秀新人男優賞フランス語版
2011年フランス語版Les Adoptés
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ドゥニ・メノーシェ: Denis Ménochet1976年9月18日 - )は、フランスの俳優。デニス・メノシェとも表記される[4]フランス語英語の完璧なバイリンガル[1]イギリスアメリカ合衆国などのテレビドラマや映画にも出演している。

フランスの日刊紙「リベラシオン」はメノーシェについて「リノ・ヴァンチュラのような体格とジャン・ギャバンのような存在感」と評している[1]

略歴

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1976年フランスアンギャン=レ=バンで、パイプラインや石油採掘を専門とするエンジニアの父ジャックと司書の母フランソワーズの間に生まれる。生まれたのは病院のエレベーターの中で、保育器に入れられた。3兄弟の長男で、弟には4歳下のダヴィッドと10歳下のオーレリアンがいる。幼少期はノルウェーテキサス州ドバイの郊外で過ごし、10歳でフランスに戻る[1]

理学療法士を目指していたが、パリの「Acting International」で演技を学び、2003年に俳優デビューする[5]。 その後もウェイターや運転手などの仕事を続けていたが、クエンティン・タランティーノ監督の2009年の映画イングロリアス・バスターズ 』の冒頭でクリストフ・ヴァルツと対峙したシーンで知られるようになる[1]

2011年の映画Les Adoptés』で第17回リュミエール賞フランス語版最優秀新人男優賞フランス語版を受賞している。

2013年にロンドン西部に拠点を移す[1]

2017年の映画ジュリアン』で第44回セザール賞フランス語版主演男優賞フランス語版[6]2018年の映画グレース・オブ・ゴッド 告発の時』で第45回セザール賞フランス語版助演男優賞フランス語版[7]ノミネートされるがいずれも受賞は果たしてない。

2022年の映画『ザ・ビースト』(日本での一般劇場公開時に『理想郷』と改題[3])で第35回東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した[8]

その『理想郷』の撮影が始まる前、パンデミックが原因で生活を変えなければならず、人生を変えようと引越しを決心、ロンドンは地価や物価が高すぎたことから、田舎暮らしの方が良いと考え、フランスブルターニュに移住する[9]

私生活

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10歳でフランスに戻った際にスケートボードに出会い、成人後も続けている。また、子供時代は引っ越しが多かったため、周囲に受け入れられるためにユーモアのセンスを身につけたとインタビューで述べている。さらに同じインタビューで「誰に投票するか、誰と暮らしているかは言わない。私は白紙のままでいたい、それが私の権利だ」と言明している[1]

主な出演作品

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公開年 日本語題
原題
役名 備考
2003 トレジャーハンターシリーズ
Adventure Inc.
ニコス シーズン1の第20話「The Price of the Oracle」に出演
2007 ハンニバル・ライジング
Hannibal Rising
警察本部長
エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜
La Môme
ジャーナリスト
ソフィー・マルソーの過去から来た女
La Disparue de Deauville
ジャン=リュック
2008 女警部ジュリー・レスコー
Julie Lescaut
パトリック シーズン18の第2話「Défendre jusqu'au bout」に出演
ココ・シャネル
Coco Chanel
テレビ映画
2009 イングロリアス・バスターズ
Inglourious Basterds
ペリエ・ラパディット
2010 黄色い星の子供たち
La rafle
コロー
ロビン・フッド
Robin Hood
アデマール
晴れ、ときどきリリー
Pieds nus sur les limaces
ピエール 日本劇場未公開、WOWOWにて放映
名探偵ポワロ
Agatha Christie's Poirot
ピエール・ミシェル テレビ映画
シーズン12の第3話「オリエント急行の殺人」に出演
2011 スカイラブ
Le Skylab
ロジェおじさん
スペシャル・フォース
Forces spéciales
リュカ 日本劇場未公開、WOWOWにて放映
別題『スペシャル・フォース 壮絶!人質奪還作戦
2012 危険なプロット
Dans la maison
ラファ・アルトール(父)
2013 すべてを失う前に
Avant que de tout perdre
アントワーヌ 短編、日本劇場未公開
第86回アカデミー賞短編映画賞ノミネート
グランド・セントラル
Grand Central
トニ 日本劇場未公開
2015 疑惑のチャンピオン
The Program
ヨハン・ブリュイネール
2016 ザ・ダンサー
La danseuse
ルベン(主人公の父親)
アサシンクリード
Assassin's Creed
マクゴーウェン
2017 ジュリアン
Jusqu'à la garde
アントワーヌ・ベッソン すべてを失う前にフランス語版』の長編バージョン
2018 エンテベ空港の7日間
7 Days in Entebbe
ジャック・ル・モワンヌ
マグダラのマリア
Mary Magdalene
ダニエル
グレース・オブ・ゴッド 告発の時
Grâce à Dieu
フランソワ・ドゥボール
2019 悪なき殺人
Seules les bêtes
ミシェル 第32回東京国際映画祭上映時のタイトルは『動物だけが知っている[10]
2021 モーリタニアン 黒塗りの記録
The Mauritanian
エマヌエル
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
The French Dispatch
看守
2022 苦い涙
Peter von Kant
ピーター・フォン・カント 1972年西ドイツ映画ペトラ・フォン・カントの苦い涙』の主人公を男性に置き換えたリメイク
理想郷
As bestas
アントワーヌ 第35回東京国際映画祭上映時のタイトルは『ザ・ビースト』[3][11]
2023 ボーはおそれている
Beau Is Afraid

脚注

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注釈

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  1. ^ 東京国際映画祭では『ザ・ビースト』のタイトルで上映[3]

出典

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外部リンク

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