トラビス・パジェット
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選手情報 | ||||
ラテン文字 | Travis Padgett | |||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | |||
種目 | 60m, 100m, 200m | |||
大学 | クレムゾン大学 | |||
生年月日 | 1986年12月13日(37歳) | |||
出身地 | ノースカロライナ州シェルビー | |||
身長 | 173cm | |||
体重 | 82kg | |||
プロ転向 | 2008年 | |||
成績 | ||||
オリンピック | 4x100mR 予選途中棄権 (2008年) | |||
世界選手権 | 4x100mR 予選1組1着 (2011年) | |||
自己ベスト | ||||
60m | 6秒55 (2010年) | |||
100m |
9秒89 (2008年) 9秒85w (2008年) | |||
200m | 20秒32 (2008年) | |||
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トラビス・パジェット(Travis Padgett、1986年12月13日 ‐ )は、アメリカ合衆国・シェルビー出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mの自己ベストは元全米学生記録の9秒89。2008年北京オリンピック男子4×100mリレーのアメリカ代表。
経歴
[編集]大学時代
[編集]クレムゾン大学に進学。
2006年
[編集]1年生ながらACC選手権男子100mを制し、ACCの屋外最優秀新人賞(ACC Outdoor Freshman of the Year)を受賞。NCAA東部地区選手権男子100mでは10秒00(+1.0)のACCおよび東部地区の学生新記録(当時)を樹立しての優勝を成し遂げた。NCAA選手権(全米学生選手権)男子100mでは4位に入り、表彰台にあと一歩と迫った[1]。
2007年
[編集]NCAA室内選手権(全米学生室内選手権)男子60mを6秒56の自己ベスト(当時)で制し、クレムゾン大学の歴史の中で13人目となる全米学生チャンピオンに輝いた。ACC選手権男子100mは2連覇を達成し、NCAA選手権は男子100mで3位(男子4×100mリレーは7位)に入る活躍を見せた[1]。
2008年
[編集]5月10日のOrange & Purple Classic男子100mにおいて、10秒の壁を初めて破る9秒96(+1.2)をマーク[2]。同月のACC選手権男子100mは史上初となる3連覇を達成し、NCAA東部地区選手権男子100mでは2年ぶりにチャンピオンに輝いた[3]。6月のNCAA選手権男子100mはリチャード・トンプソンに0秒04及ばず、惜しくも優勝を逃した[4]。
6月の全米オリンピックトライアル男子100m2次予選において、アト・ボルドンが持つ全米学生記録(9秒90)を12年ぶりに更新する9秒89(+1.6)をマーク[5]。決勝ではタイソン・ゲイ(9秒68)、ウォルター・ディックス(9秒80)、ダービス・パットン(9秒84)に次ぐ9秒85(+4.1)の4位に終わり、北京オリンピック男子100mのアメリカ代表の座を0秒01差で逃すも[6]、男子4×100mリレーのアメリカ代表には選出された[7]。迎えた8月の大会では予選で2走(1走ロドニー・マーティン、3走ダービス・パットン、4走タイソン・ゲイ)を務めたが、アメリカは3走と4走の間でバトンが渡らず途中棄権に終わった[8][9]。
大学最終シーズンを残してアディダスと契約し、プロに転向した。大学での3年間でNCAAオールアメリカン (All-America) には6回選出された[10]。
プロ転向以降
[編集]2009年
[編集]6月の全米選手権男子100m予選を9秒93(+4.3)、準決勝を9秒96(+3.2)で通過し、2大会連続で決勝に進出した。迎えた決勝ではマイク・ロジャース(9秒91)、ダービス・パットン(9秒92)、モンザバス・エドワーズ(10秒00)に次ぐ10秒02(+3.1)の4位に終わり、ベルリン世界選手権男子100mのアメリカ代表の座を0秒02差で逃した[11]。男子4×100mリレーのアメリカ代表には選出されたものの[12]、大会で出番は回ってこなかった。
2010年
[編集]6月の全米選手権男子100mで3大会連続の決勝に進出するも、フライングを犯し失格に終わった[13]。
2011年
[編集]6月の全米選手権男子100mで4大会連続の決勝に進出するも、決勝は棄権した[14]。しかし、大邱世界選手権男子4×100mリレーのアメリカ代表に選出されると、9月の大会では予選で4走(1走トレル・キモンズ、2走ジャスティン・ガトリン、3走モーリス・ミッチェル)を務め、今季世界最高記録の37秒79で決勝進出に貢献した[15]。パジェットは予選だけの出場に終わり、決勝のアメリカは3走と4走の間でバトンが渡らず途中棄権に終わった[16][17]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 9秒89 (+1.6) | 2008年6月28日 | ユージーン | 元全米学生記録 |
9秒85w (+4.1) | 2008年6月29日 | ユージーン | 追い風参考記録 | |
200m | 20秒32 (+1.6) | 2008年5月31日 | タラハシー | |
室内 | ||||
60m | 6秒55 | 2010年2月6日 | ボストン |
主要大会成績
[編集]備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2008 | オリンピック | 北京 | 4x100mR | 予選 | DNF (2走) | |
2011 | 世界選手権 | 大邱 | 4x100mR | 予選 | 37秒79 (4走) | 今季世界最高記録 決勝進出[注 1] |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 決勝は未出場。決勝のアメリカは途中棄権。
出典
[編集]- ^ a b “Travis Padgett Biography”. クレムゾン大学 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Campbell-Brown takes solid dash double in Orlando, Padgett dashes 9.96 in Clemson”. 国際陸上競技連盟 (2008年5月11日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ 2008 Clemson Men’s Outdoor Track & Field クレムゾン大学 (PDF, 311 KB) 2017年09月29日閲覧
- ^ “LSU sweeps 100s at NCAA championships”. The Denver Post (2008年6月13日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Gay makes up for his mistake with record”. The Denver Post (2008年6月28日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2008年全米オリンピックトライアルリザルト”. 全米陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2008 Olympic Games / Team USA Roster”. 全米陸上競技連盟 (2008年). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “五輪=陸上男子400mリレー、米国バトンミスで予選敗退・日本決勝へ”. ロイター(日本語サイト) (2008年8月22日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2008年オリンピック男子4×100mリレー予選リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Travis Padgett Turns Professional in Track & Field”. クレムゾン大学 (2008年8月26日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2009年全米選手権リザルト”. 全米陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Team USA ready to compete at World Championships in Berlin”. 全米陸上競技連盟 (2009年8月4日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2010年全米選手権リザルト”. 全米陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2011年全米選手権リザルト”. 全米陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Team USA in Daegu to include 8 defending champs, 19 medalists”. 全米陸上競技連盟 (2011年8月10日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “ボルトだ!世界新だ!400R/世界陸上”. 日刊スポーツ (2011年9月4日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “2011年世界選手権男子4×100mリレー予選リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年9月29日). 2017年9月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- トラビス・パジェット - ワールドアスレティックスのプロフィール
- トラビス・パジェット - 全米オリンピック委員会のプロフィール
- トラビス・パジェット - 全米陸上競技連盟のプロフィール (2015年8月3日時点のアーカイブ)
- トラビス・パジェット - クレムゾン大学のプロフィール
- トラビス・パジェット - Olympedia