トミー・ポール (テニス)
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2018年全仏オープンでのポール | ||||||||||
基本情報 | ||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||||||||
出身地 | 同・ニュージャージー州ブーヒーズ・タウンシップ | |||||||||
生年月日 | 1997年5月17日(27歳) | |||||||||
身長 | 185cm | |||||||||
体重 | 82kg | |||||||||
利き手 | 右 | |||||||||
バックハンド | 両手打ち | |||||||||
ツアー経歴 | ||||||||||
デビュー年 | 2015年 | |||||||||
ツアー通算 | 4勝 | |||||||||
シングルス | 4勝 | |||||||||
生涯獲得賞金 | 9,581,908 アメリカ合衆国ドル | |||||||||
4大大会最高成績・シングルス | ||||||||||
全豪 | ベスト4(2023) | |||||||||
全仏 | 3回戦(2024) | |||||||||
全英 | ベスト8(2024) | |||||||||
全米 | 4回戦(2023、2024) | |||||||||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||||||||
全豪 | 2回戦(2021) | |||||||||
全仏 | ベスト8(2020) | |||||||||
全英 | 2回戦(2022) | |||||||||
全米 | 2回戦(2016) | |||||||||
国別対抗戦最高成績 | ||||||||||
デビス杯 | ベスト8(2022) | |||||||||
キャリア自己最高ランキング | ||||||||||
シングルス | 12位(2023年10月2日) | |||||||||
ダブルス | 97位(2022年9月12日) | |||||||||
獲得メダル | ||||||||||
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2024年12月17日現在 |
トミー・ポール(Tommy Paul, 1997年5月17日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ブーヒーズ・タウンシップ出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス12位、ダブルス97位。これまでにATPツアーでシングルス4勝を挙げている。身長185cm、体重82kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
選手経歴
[編集]ジュニア時代
[編集]全仏オープンジュニアではシングルスの決勝でテイラー・フリッツに勝利して優勝。ダブルスではウィリアム・ブランバーグとのペアで準優勝した。同年の全米オープンジュニアのシングルスでも決勝に進出したが、フリッツに敗れ準優勝となった[1]。
2015年 グランドスラム初出場
[編集]2015年にプロデビュー。全米オープンに出場したが、1回戦でアンドレアス・セッピに敗れた[2]。
2016年 ATP初勝利
[編集]2016年4月にワイルドカードで全米男子クレーコート選手権に出場し、1回戦で当時ATPランキング53位のパオロ・ロレンツィに勝利。これがATP初勝利となった。
2017年 ATP 500で初のベスト8進出
[編集]2017年7月、アトランタ・オープンの予選を通過し本選に出場。1回戦で第7シードの鄭現、2回戦でマレク・ジャジリに勝利し、ATPツアーで初のベスト8に進出した。準々決勝では第3シードのジレ・ミュラーに敗れた。この大会での活躍が評価され、シティ・オープンにワイルドカードで出場。1回戦でキャスパー・ルードに勝利すると、2回戦でリュカ・プイユにストレート勝ちし、ATPツアー500で初のベスト8に進出した。準々決勝では錦織圭に敗れた。
2019年 トップ100デビュー
[編集]2019年4月、ATPチャレンジャーツアーのサラソタ・オープンで優勝。9月に開催されたオラクル・チャレンジャーシリーズでも優勝し、初のATPトップ100入りを果たした
2020年 グランドスラム初の3回戦進出
[編集]2020年1月のアデレード国際ではベスト4に進出した[3]。ATPランキング80位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦で当時ATPランキング20位のグリゴール・ディミトロフに勝利し、グランドスラムで初の3回戦進出となった[4]。3回戦ではマートン・フチョビッチに敗れた[5]。
2021年 トップ50入り、対トップ5初勝利、ATPツアー初優勝
[編集]2021年1月のデルレイビーチ・オープンでは第5シードで出場したが、2回戦でセバスチャン・コルダに敗れた[6]。ATPランキング53位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦でキャスパー・ルードに敗れた。
3月、ABNアムロ・オープンでベスト8に進出。メキシコ・オープンでは1回戦で第4シードのミロシュ・ラオニッチに敗れた。マイアミ・オープンでは1回戦でマルコス・ギロンに敗れた。
ATPランキング52位で臨んだ全仏オープンでは、1回戦でクリストファー・オコネルに勝利したが、2回戦で当時ATPランキング2位のダニール・メドベージェフに敗れた。6月14日、自身初となるATPランキングでトップ50入りを果たした。
グラスコートシーズンは足の怪我により、試合に出場しなかった。
7月から8月にかけて開催された東京オリンピックに出場したが、1回戦でアスラン・カラツェフに敗れた。ATPランキング54位で臨んだ全米オープンでは、1回戦でロベルト・カルバリェス・バエナに敗れた。
BNPパリバ・オープンでは、3回戦で当時ATPランキング5位のアンドレイ・ルブレフに勝利。ATPツアー・マスターズ1000における初の3回戦勝利、ATPトップ5に対する初勝利を同時に達成した。4回戦ではキャメロン・ノリーに敗れた。
シーズン最後に出場したストックホルム・オープンでは、2回戦でテイラー・フリッツ、準々決勝で元ATPランキング1位のアンディ・マリー、準決勝でフランシス・ティアフォー、決勝でデニス・シャパボロフに勝利し、ATPツアー初優勝を果たした[7]。
最終的にATPランキング43位でシーズンを終えた。
2022年 トップ3から2度の勝利、ウィンブルドン4回戦進出、トップ30入り
[編集]シーズン最初に出場したアデレード国際では準々決勝でガエル・モンフィスに敗れた。ATPランキング41位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦でミオミル・ケツマノビッチに敗れた。
メキシコ・オープンでは準々決勝で元ATPランキング1位のラファエル・ナダルに敗れた。BNPパリバ・オープンでは、2回戦で当時ATPランキング3位のアレクサンダー・ズべレフに勝利。3回戦でアレックス・デミノーに敗れた。翌週のマイアミ・オープンでは初めて3回戦に進出したが、テイラー・フリッツに敗れた。4月4日に更新されたATPランキングでは35位にランクインした。
ムチュア・マドリード・オープンでは1回戦でヤニック・シナーを相手に最初の2セットを先取したが、その後逆転負けを喫した。第30シードで出場した全仏オープンでは1回戦でクリスチャン・ガリンに敗れた。
クイーンズ・クラブ選手権では1回戦で第6シードのデニス・シャパボロフに勝利。2回戦ではグランドスラムで3度の優勝歴があるスタン・ワウリンカに勝利した。準々決勝ではマッテオ・ベレッティーニに敗れた。イーストボーン国際では、2回戦で第2シードのヤニック・シナーに勝利。準々決勝でアレックス・デミノーに敗れた。第30シードで出場したウィンブルドン選手権では3回戦でイジー・べゼリーに勝利し、グランドスラムで初の4回戦進出を果たした。4回戦では当時ATPランキング12位のキャメロン・ノリーに敗れた[8]。
ナショナル・バンク・オープンでは2回戦で当時ATPランキング4位のカルロス・アルカラスに勝利。通算3度目となるトップ5相手の勝利となった。3回戦でマリン・チリッチに勝利し、ATPツアー・マスターズ1000における初のベスト8進出を果たした。準々決勝ではダニエル・エバンスに敗れた。8月15日に更新されたATPランキングでは自己最高の31位にランクインした[9]。
第29シードで出場した全米オープンでは1回戦でベルナベ・サパタ・ミラジェス、2回戦でセバスチャン・コルダに勝利し、初の3回戦に進出した。3回戦ではキャスパー・ルード相手に4時間30分を超える激闘の末、敗れた。
パリ・マスターズ2回戦にて、当時ATPランキング2位のラファエル・ナダルに勝利。トップ10相手にシーズン4度目の勝利となった。3回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに勝利してベスト8に進出。準々決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに敗れた。
2023年 全豪ベスト4、ATP1位相手に勝利、トップ15入り
[編集]全豪オープンでは自身初、アメリカ人の男子選手としては2009年のアンディ・ロディック以来となるベスト4進出を果たした。
成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
シングルス
[編集]グランドスラム大会
[編集]大会 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | A | Q2 | Q2 | 3R | 2R | 2R | SF | 3R | 11–5 |
全仏オープン | A | Q2 | A | A | 1R | 2R | 2R | 1R | 2R | 3R | 5–6 |
ウィンブルドン | A | Q1 | A | A | Q3 | NH | A | 4R | 3R | QF | 9–3 |
全米オープン | 1R | Q1 | 1R | A | Q2 | 1R | 1R | 3R | 4R | 4R | 8–7 |
脚注
[編集]- ^ “Tommy Paul: Get To Know The American Tennis Prospect”. Tennis Tourtalk (23 September 2020). 2 December 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月16日閲覧。
- ^ “An "Unreal" Experience at the US Open for French Open Junior Champion Tommy Paul, Inspired by Roddick's 2003 US Open Outfit” (September 1, 2015). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “South Africa's Lloyd Harris Through to His First ATP Final… in Adelaide, Australia”. www.sapeople.com. (17 January 2020) 2024年12月16日閲覧。
- ^ Braden, Jonathon (22 January 2020). “Paul Survives Dimitrov Comeback For Career-Best Slam Showing”. www.atptour.com 2024年12月16日閲覧。
- ^ “Fucsovics To Face Federer In Fourth Round”. www.atptour.com. (24 January 2020) 2024年12月16日閲覧。
- ^ “Sebi's Shining: #NextGenATP Korda Makes First ATP Tour Quarter-final”. www.atptour.com. (10 January 2021) 2024年12月16日閲覧。
- ^ “First-Time Winner Spotlight: Tommy Paul”. www.atptour.com. (13 November 2021) 2024年12月17日閲覧。
- ^ Jurejko, Jonathan (3 July 2022). “Wimbledon 2022: Cameron Norrie beats Tommy Paul to reach quarter-finals at All England Club”. www.bbc.com 2024年12月17日閲覧。
- ^ “Casper Ruud Returns to Top 5, Mover of Week | ATP Tour | Tennis”. 2024年12月17日閲覧。