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トキワガキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トキワガキ
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: カキノキ科 Ebenaceae
: カキノキ属 Diospyros
: トキワガキ D. morrisiana
学名
Diospyros morrisiana Hance1880[1]
シノニム
  • Diospyros nipponica Nakai
  • Diospyros sasakii Hayata[1]
和名
トキワガキ

トキワガキ学名 : Diospyros morrisiana)は、カキノキ科カキノキ属の植物。和名は、常緑樹で冬になっても落葉することがなく、緑葉をつけることから名付けられた。日本本州静岡県以西)、四国九州沖縄、日本以外では、中国台湾ベトナムに分布している。

特徴

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常緑小高木で、樹高7 - 10mになる。幹は、年数を経るにつれて黒くなり、樹皮が不規則に鱗片状に剥がれる。は単葉で、互生である。楕円形で、長さ5 - 10 cm、幅2 - 3.5 cmの大きさであり、葉先は急尖頭の形状である。表面は深緑色でやや光沢があり、裏面は淡緑色である。新枝の葉腋に下向きに花を着ける。は淡黄色で、長さ約8 mmの鐘形である。花先は、4裂し反り返る。雌雄異株であり、同じ株に雄花と雌花が開花する。雄花は雄しべが16本で、2 - 3個散状に着く。雌花は、雌しべ1本と退化した雄しべ4本で、1個ずつ着く。果実は液果、直径1.5 - 2 cmの扁球形で、黄色~暗褐色に熟す。種子は長さ10 - 14 mmの惰円形である。

利用

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材は、床柱、茶道具などに使われる[2]

脚注

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  1. ^ a b The Plant List
  2. ^ 木材図鑑 トキワガキ

外部リンク

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