テトラメチルピラジン
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テトラメチルピラジン 2,3,5,6-tetramethyl pyradine[1] | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 1124-11-4 |
特性 | |
化学式 | C8H12N2 |
モル質量 | 136.20 |
外観 | 無色ないし淡黄色の結晶 |
匂い | 甘い焦げ臭 |
融点 |
84~86℃ |
沸点 |
190℃ |
水への溶解度 | 熱湯に可溶 |
溶解度 | プロピレングリコール、アルコールに可溶 |
関連する物質 | |
関連する異性体 | C8H12N2を参照 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
テトラメチルピラジン(英: 2,3,5,6-tetramethyl pyradine)は、化学式C8H12N2で表される複素環式化合物の一種。ピラジンにメチル基が4つ結合した構造で、通常は3水和物の状態で存在する。チョコレートやローストナッツのような甘い焦げ臭を持ち、食品香料などに用いられる。
用途
[編集]主に食品香料として、飲料やキャンディ、焼き菓子、乳製品に5ppm、スープや肉製品に10ppmほど使用される。天然に広く存在するが、工業的にはメチルエチルケトンに塩化スルフリルを反応させて塩化イソブチリルとしたのちアンモニアを反応させることにより合成する[1]。
安全性
[編集]遺伝毒性は陰性であり、発癌性・内分泌攪乱性は確認されていない[2]。
脚注
[編集]- ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 2,3,5,6-テトラメチルピラジンを添加物として定めることに係る食品健康影響評価に関する審議結果 (PDF) (食品安全委員会)