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チャップリンの舞台裏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャップリンの舞台裏
Behind the Screen
監督 チャーリー・チャップリン
脚本 チャーリー・チャップリン
製作 チャーリー・チャップリン
撮影 ローランド・トザロー
配給 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション英語版
公開 1916年11月13日
上映時間 23分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 サイレント映画
英語字幕
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チャップリンの舞台裏

『'チャップリンの舞台裏'』(Behind the Screen)は、チャーリー・チャップリンミューチュアル社英語版における7作目のサイレント映画1916年の作品。共演はエリック・キャンベルエドナ・パーヴァイアンス他。映画の撮影所が舞台となっており、キャンベル扮する「ゴライアス」(Goliath)という名の道具方の助手「デーヴィッド」(David)をチャップリンが演じている(旧約聖書ダビデゴリアテ」に由来)。スラップスティック的要素が多い作品ではあるが、道具方によるストライキや、パーヴァイアンスが女優になりたくとも果たせず、男装してスタジオに潜り込んで道具方になる話など、ストーリーにドラマ的要素も多く加えられている。

本作は、ハリウッドで製作された映画の中で、はじめて同性愛が描かれた作品として知られている。男装したエドナが女性であることに気付いたチャーリーは、彼女にキスをする。その光景を目撃したゴライアスが、男性同士でキスをしていると勘違いし、女性的な仕草で2人をからかい、チャーリーに尻を蹴られる場面がそうである。

チャップリンの未公開映像を紹介したテレビ・ドキュメンタリー知られざるチャップリン英語版』では、本作の未使用フィルムを見ることができる。公開された版ではエドナがギターを弾いている場面のアウトテイクで、エドナがハープを弾き笑い出す場面(このドキュメンタリーでは、チャップリンとエドナが当時、恋愛関係にあったことがこの場面からも窺えるとしている)、チャーリーがすんでのところで斧を避ける場面(撮影したフィルムの逆回しによるトリック)が収められている。斧の場面は公開された版では完全に削除されている(#外部リンク Unknown Chaplin: Ep. 1を参照)。

なお、邦題を『チャップリンの道具方』と称する場合もある。これはキーストン社での同名作品とは別の作品[1]

キャスト

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日本語吹替

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俳優 日本語吹替
チャールズ・チャップリン 羽佐間道夫
エリック・キャンベル 宝亀克寿
エドナ・パーヴァイアンス 野沢雅子
(ナレーター) 近石真介
この作品はサイレント映画だが、チャップリンのデビュー100周年を記念し、日本チャップリン協会監修のもと、日本語吹替が製作された[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ トム・ウッド(Tom Wood、1894年 - 1932年)のこと[2]。1963年生まれの同名の俳優であるトム・ウッド(Tom Wood / Thomas Mills Wood)とは異なる人物。

出典

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  1. ^ "チャップリンの道具方(チャップリンの舞台裏)". athenee.net. 2022年11月26日閲覧
  2. ^ Tom Wood - IMDb(英語). 2023年10月20日閲覧。
  3. ^ "吹替で蘇る!チャップリン笑劇場". STAR CHANNEL. 2014年10月1日閲覧
  4. ^ "チャップリンの舞台裏". STAR CHANNEL. 2014年10月1日閲覧

関連項目

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外部リンク

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