チャップリンの冒険
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チャップリンの冒険 | |
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The Adventurer | |
監督 | チャーリー・チャップリン |
脚本 | チャーリー・チャップリン |
製作 | チャーリー・チャップリン |
撮影 | ローランド・トザロー |
配給 | ミューチュアル・フィルム・コーポレーション |
公開 | 1917年10月22日 |
上映時間 | 23分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
サイレント映画 英語字幕 |
『チャップリンの冒険』(チャップリンのぼうけん、The Adventurer)は、チャーリー・チャップリンのミューチュアル社における12作目のサイレント映画。1917年公開。共演はエドナ・パーヴァイアンス 、エリック・キャンベル、ヘンリー・バーグマン、 アルバート・オースチン他。
チャップリンがミューチュアル社との契約で製作した最後の作品である。また、ミューチュアル社時代を通じての共演者であったエリック・キャンベルが、1917年末に酒気帯び運転による自動車事故で死亡したため、これが最後の出演作となった。また、長年チャップリンの秘書として信望の厚かった日本人、高野虎市が運転手役で出演している(二日酔いで撮影所に出られなくなった役者の代役として出演。しかし、映画を見た妻のイサミから「御先祖様に合わせる顔がない」と言われ、映画出演はこれきりになった)[1]。
あらすじ
[編集]「(チャップリン扮する)脱獄囚が、刑務所の看守から逃亡中」という場面から始まる。崖を勢いよく駆け上がり海中へと逃亡を続け、偶然にも溺れかけている女性(エドナ)の命を救い、彼女の家に歓待される。だが、エドナに思いを寄せる男(キャンベル)は新聞に彼の顔写真が載っているのを発見! 官憲に通報し、何としても捕まえさせようとする…。
キャスト
[編集]- 脱獄囚:チャーリー・チャップリン
- 令嬢:エドナ・パーヴァイアンス
- その婚約者:エリック・キャンベル
- エドナの父で判事:ヘンリー・バーグマン
- 執事:アルバート・オースチン
- 看守:フランク・J・コールマン
- 女性知事:フィリス・アレン
- エドナの母親:マルタ・ゴールデン
- 年寄りの男:ジェームズ・T・ケリー
- 運転手:高野虎市
- 客:ジョン・ランド、ロイヤル・アンダーウッド
- 警官:スタンリー・J・サンフォード
- レディ:メイ・ホワイト
日本語吹替
[編集]俳優 | 日本語吹替 |
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チャールズ・チャップリン | 山寺宏一 |
(ナレーター) | 近石真介 |
- この作品はサイレント映画だが、チャップリンのデビュー100周年を記念し、日本チャップリン協会監修のもと、日本語吹替が製作された[3]。
脚注
[編集]- ^ 大野裕之『チャップリン再入門』日本放送出版協会〈生活人新書〉、2005年4月。ISBN 978-4-1408-8141-5。[要ページ番号]
- ^ “吹替で蘇る!チャップリン笑劇場”. STAR CHANNEL. 2014年11月1日閲覧。
- ^ “チャップリンの冒険”. STAR CHANNEL. 2014年11月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- チャップリンの冒険 - allcinema
- チャップリンの冒険 - KINENOTE
- The Adventurer - IMDb
- The Adventurer - YouTube - BGM有り
- Unknown Chaplin - インターネットアーカイブ。"Episode 1(My Happiest Yars)"に本作のNGシーンが収録されている。