ダフネ級潜水艦
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ダフネ級潜水艦 | |
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フロール (S645) | |
基本情報 | |
艦種 | 潜水艦 |
運用者 | |
建造期間 | 1964年 - 1975年 |
就役期間 | 1964年 - 2010年 |
建造数 | 25 |
前級 | アレテューズ級 |
準同型艦 |
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次級 | アゴスタ級 |
要目 | |
排水量 | 860 トン(水上) |
水中排水量 | 1,038 トン |
全長 | 57.75 m |
最大幅 | 6.74 m |
吃水 | 5.25 m |
主機 | ディーゼル・エレクトリック方式 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 1,600馬力 (1,200 kW) |
速力 | |
航続距離 | 水上:10,000海里 (19,000 km)/7ノット |
潜航深度 | 300 m(試験時) |
乗員 | 士官:6名、下士官:24名、兵員:20名 |
兵装 | 550mm魚雷発射管×12基(艦首8、艦後部4 / 魚雷12発) |
レーダー | DRUA 31 |
ソナー |
DUUA 2B アクティブ・ソナー DSUV 2 パッシブ・ソナー DUUX 音響テレメータ |
電子戦・ 対抗手段 | ARUR 10B レーダー探知機 |
ダフネ級潜水艦 (仏: Classe Daphné) は、フランス海軍の潜水艦の艦級。1958年から1970年にかけて建造されたフランス海軍と輸出用の通常動力型潜水艦である。
これらの船はアレテューズ級の拡大版である。フランス海軍で11隻が運用され、複数の国に同型が売却された。
パキスタン3隻、ポルトガル(アルバコーラ級)4隻、南アフリカ3隻、スペイン4隻である。
シュノーケル航行時に問題があり1990年代に解体され、ポルトガルはパキスタンに1隻売却した。パキスタンは退役とフランスのアゴスタ級に更新を進めている。
同型艦
[編集]フランス海軍
[編集]- S641 ダフネ:1964年完成。1989年退役
- S642 ディアーヌ:1964年完成。1989年退役
- S643 ドリス:1964年完成。1994年退役
- S644 エウリディス:1964年完成。1970年3月4日、事故により喪失
- S645 フロール:1964年完成。1989年退役。博物館船としてロリアンで公開
- S646 ガラティー:1964年完成。1991年退役
- S647 ミネルヴ:1964年完成。1968年1月27日、トゥーロンを出港後に消息不明となっていたが、2019年7月にトゥーロンから約45キロ、水深約2,400mの海底で発見された[1]。
- S648 ジュノン:1966年完成。1996年退役
- S649 ヴィニュス:1966年完成。1990年退役
- S650 プシシェー:1970年完成。1996年退役
- S651 シレーヌ:1970年完成。1997年退役
-
Daphné class submarine Ghazi (S-134)
-
Psyché
-
Doris
パキスタン海軍
[編集]- ハンゴール:1970年完成。2006年退役。博物館船としてカラチで展示
- シュシュク:1970年完成。2006年退役。
- マングロ:1970年完成。2006年退役。
- ガーズィー:元ポルトガル艦「カシャローテ」。1975年購入。2006年退役。
ポルトガル海軍
[編集]南アフリカ海軍
[編集]- スピアー:旧名「マリア・ファン・リーべーク」、1973年完成、2003年退役
- ウムコント:旧名「エミリー・ホブハウス」、1970年完成、2003年退役
- アセガイ:旧名「ヨハンナ・ファン・デル・メルウェ」、1971年完成、2003年退役。博物館船としてサイモンズタウンで展示
スペイン海軍
[編集]- デルフィン:1973年完成、2003年退役。2004年より博物館船としてトレビエハで展示
- トニーナ:1973年完成、2005年退役。博物館船としてカルタヘナで展示
- マルソパ:1975年完成、2006年退役。
- ナルヴァル:1975年完成、2003年退役。
脚注
[編集]- ^ 「海外艦艇ニュース」『世界の艦船 2019年10月号(通巻第909集)』海人社、2019年8月24日、166頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、ダフネ級潜水艦に関するカテゴリがあります。