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タカニス・ベイ (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タカニス・ベイ
基本情報
建造所 ワシントン州バンクーバーカイザー造船所
運用者 アメリカ合衆国の旗 アメリカ海軍
艦種 航空母艦護衛空母
級名 カサブランカ級
艦歴
起工 1943年12月16日
進水 1944年3月10日
就役 1944年4月15日
退役 1946年5月1日
除籍 1959年8月1日
その後 1960年6月29日、スクラップとして売却
要目
基準排水量 8,319 トン
満載排水量 11,077 トン
全長 512フィート3インチ (156.13 m)
水線長 490フィート (150 m)
最大幅 65フィート2インチ (19.86 m)
飛行甲板 474×108フィート (144×33 m)
吃水 満載時20フィート9インチ (6.32 m)
主缶 B&W製ボイラー×4基
主機 5気筒スキナー式ユニフロー蒸気機関英語版×2基
出力 9,000馬力 (6,700 kW)
推進器 スクリュープロペラ×2軸
最大速力 19ノット (35 km/h)
航続距離 10,240海里 (18,960 km)/15ノット
乗員 士官・兵員860名
兵装
搭載機 28機
その他 カタパルト×1基
艦載機用エレベーター×2基
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タカニス・ベイ (USS Takanis Bay, CVE/CVU-89) は、アメリカ海軍護衛空母カサブランカ級航空母艦の35番艦。艦名はアラスカ州ヤコビ島英語版のタカニス湾に因んで命名された。

艦歴[編集]

「タカニス・ベイ」は1943年12月16日にワシントン州バンクーバーカイザー造船所で起工する。1944年3月10日にオールデン・R・サンボーン夫人によって進水し、1944年4月15日にA. R. ブレイディ艦長の指揮下で就役した。

整調後に「タカニス・ベイ」はサンディエゴから西海岸で、停戦の1945年8月まで作戦活動を行う。パイロットの認証試験を行い、1944年5月24日から1945年8月28日までに2,509名のパイロットを認証した。

その後ハワイへ向かい、太平洋艦隊空母輸送部隊に配属される。2度の巡航で1,300名の帰還兵をサンディエゴに送り届けた。9月後半にタカニス・ベイはマジック・カーペット作戦に加わり、サンディエゴで800名分の寝台が増設された。ハワイへ2度、東京湾へ2度の航海を行い、帰還兵を輸送した。

「タカニス・ベイ」は1946年1月2日に最後の航海を終え、カリフォルニア州サンペドロに到着する。4月にピュージェット湾に移動し不活性化される。1946年5月1日に退役し、保管中の1955年6月12日にCVU-89(雑役空母)へ艦種変更される。その後、1959年8月1日に除籍され、1960年6月29日にイリノイ州シカゴのハイマン・ミハエルズ社にスクラップとして売却された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]