ゼノサーガ エピソードII to III a missing year
『ゼノサーガ エピソードII to III a missing year』(ゼノサーガ エピソード ツー トゥ スリー ア ミッシング イヤー)とは、モノリスソフトが制作し、バンダイナムコゲームスが発売したPlayStation 2用ロールプレイングゲームのシリーズであるゼノサーガシリーズの公式サイトにて限定公開されたFLASH動画である。正式名称は『ゼノサーガ エピソードII to III a missing year〜U.M.N.に封印されし真実の断片〜』。
なお、本項目では公式コンプリートガイドに掲載されたノベルズ版を基に記載している。
概要
[編集]この作品は『ゼノサーガシリーズ』の外伝であり、限定公開が終了した後は本編第三作目の『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』の「公式コンプリートガイド」にノベルズ版が収録されている。
また、この作品にはメインキャラクターであるケイオス、Jr.、M.O.M.O.、ジギーは未登場であり、メインで登場するのは今作の主役であるジン・ウヅキの他、シオン・ウヅキとKOS-MOSだけである。
音楽について
[編集]FLASH動画版のBGMは梶浦由記が担当している。サウンドトラックは販売されていないが、海外のゼノファンにより無料で配布しているサイトもある。
ED曲名は『Please Call My Name』。歌手はEmily Bindigerである。後に梶浦由記のアルバム“FICTION II”に『my long forgotten cloistered sleep』という曲名で収録された。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
物語はエピソードIIの半年後、エピソードIIIの数ヶ月前にあたる、グノーシス・テロ事件から始まる。
ジン・ウヅキは接触委員会のユリ・ミズラヒの依頼により、惑星フェルセア第二都市ゴーラサスを壊滅させたグノーシスの調査に乗り出していた。
その時に対峙した「ゲーティア」と呼ばれる少年。反U.M.N.を掲げる地下組織「スキエンティア」に所属する謎の女性、「ドクトゥス」。そして"グリモアの少女"と呼ばれる金の髪の少女「ネピリム」。
これらの邂逅により、ジンの妹であるシオンは大いなる転換を迎えることとなる。
キャラクター
[編集]- ジン・ウヅキ
- 本作の主人公。35歳。元は故郷の第二ミルチアで古書店を営んでいたが、昔の因縁とシオンとの関わりにより、事件に巻き込まれていく。
- シオン・ウヅキ
- ジンの妹。ゼノサーガシリーズのエピソードIとIIIの主人公である。この時点ではまだヴェクター・インダストリーに所属している。
- KOS-MOS
- ヴェクターが開発した対グノーシス専用ヒト型掃討兵器。エピソードII中期以降ver.2からver.1,1と呼ばれる局地戦仕様の躯体になっている。
- ユリ・ミズラヒ
- プロジェクトゾハルを推進していた接触委員会の代表の一人。ジンに惑星フェルセアのグノーシス・テロの調査を依頼する。また、事態の収拾のためにヴェクターから研究用に預かっていたアニマの器を搭載したE.S.ルベンをジンに預ける。
- ドクトゥス
- 反連邦組織「スキエンティア」に所属する謎の女性。アンドロイドであり、KOS-MOSを大破させるほどの能力を所持している。たまにラテン語でしゃべる時がある。
- ネピリム
- シオンの前に度々現れる茶の髪とインディゴブルーの瞳を持つ少女。今回は金髪の少女がその名で呼ばれているが・・・・・・?
- グリモア・ヴェルム
- グノーシス・テロ事件の張本人とされている謎の男性。「ネピリム」を探し求めている。
- アルマデル
- 幼いシオンと懇意にあった少女。過去のトラウマから、ジンとシオンの父親であるスオウ・ウズキによく似ているジンに怯える描写がある。
製作スタッフ
[編集]キャスト
[編集]※()は担当声優
- ジン・ウヅキ(田中秀幸)
- シオン・ウヅキ(前田愛)
- KOS-MOS(鈴木麻里子)
- ユリ・ミズラヒ(進藤尚美)
- ドクトゥス(朴璐美)
- アルマデル(川澄綾子)
- グリモア・ヴェルム(土師孝也)
- 百式レアリエン(野中藍)
- 謎の少年(ゲーティア)(瀧本富士子)
- スオウ・ウヅキ(中多和宏)
- 艦長(幹本雄之)
- スキエンティアエージェントA(羽多野渉)
- スキエンティアエージェントB(山本泰輔)
- スキエンティアエージェントC(酒巻光宏)
- ネピリム(冬馬由美)