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スニッツェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スニッツェル
欧字表記 Snitzel[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2002年8月24日
Redoute's Choice
Snippets' Lass
母の父 Snippets
生国 オーストラリアの旗 オーストラリア
生産者 F Naude[2]
馬主 D W & Mrs Flower
調教師 Gerald Ryan(オーストラリアの旗 オーストラリア
競走成績
生涯成績 15戦7勝
勝ち鞍
GI オークレイプレート 2006年
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スニッツェル (Snitzel[1]) は、オーストラリア競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2006年オークレイプレート(GI)。

戦績

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現役時代はオーストラリアのスプリント路線で活躍。2006年オークレイプレートでは同年のスプリンターズステークスを制覇するテイクオーバーターゲットを破ってGI初制覇を果たす[3]。通算成績は15戦7勝(重賞4勝)[1]

種牡馬入り後

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2006年より豪州で種牡馬入り。2013-2014シーズンでは豪州リーディングで父リダウツチョイスに次ぐ2位に入り、史上初の父子によるリーディング1位、2位独占となった[4]

2016-2017シーズンは初の豪州リーディングサイアーの座を獲得し、祖父デインヒルから3代連続での栄冠に輝く。2017年の種付け料は17万6000豪ドル(約1500万円)に達した[5]。2017-2018シーズンも世界最高賞金の芝レースとして新設されたジ・エベレストを制したレッドゼル(Redzel)の活躍もあって2年連続で豪州リーディングサイアーとなっている[6]。同シーズン、スニッツェル産駒は173頭の勝ち馬が307勝を挙げ、2920万豪ドル(約24億1000万円)を稼ぎ出した[7]

現役時代は生粋のスプリンターであり、産駒も短距離を得意とする馬が多いが、マイルから2000m付近をこなす産駒も輩出している。仕上がりの早さが武器で、2歳戦で特に強さを発揮する[8]

日本では2007年2011年社台スタリオンステーションシャトル種牡馬として供用された[3]。日本では豪州のような成功を収めることはできなかったが、シャトル2世代目の産駒から、マイル重賞3勝のヤングマンパワーが出ている[8]

主な産駒

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豪州

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ニュージーランド

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南アフリカ

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  • ヘヴンリーブルー(Heavenly Blue) - 2017年サウスアフリカンクラシック

日本

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母の父としての主な産駒

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血統表

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スニッツェル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デインヒル系
[§ 2]

Redoute's Choice
1996 鹿毛
父の父
*デインヒル
Danehill
1986 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adieu
父の母
Shantha's Choice
1992 鹿毛
Canny Lad Bletchingly
Jesmond Lass
Dancing Show Nijinsky
Show Lady

Snippets' Lass
1993 鹿毛
Snippets
1984 鹿毛
Lunchtime Silly Season
Great Occasion
Easy Date Grand Chaudiere
Scampering
母の母
Snow Finch
1984 鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
A Realgirl In Reality
Secret Verdict
母系(F-No.) 2号族(FN:2-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer4×5×5×4=18.75%Thong、Lunchtime5×3=15.68%、Natalma5×5×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ スニッツェル(AUS) 5代血統表2018年8月24日閲覧
  2. ^ スニッツェル(AUS) 5代血統表2018年8月24日閲覧
  3. ^ スニッツェル(AUS) 5代血統表2018年8月24日閲覧
  4. ^ スニッツェル(AUS) 5代血統表2018年8月24日閲覧


参考

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  1. ^ a b c スニッツェル(AUS)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ Snitzel | Race Record & Form. Racing Post. 2018年8月24日閲覧
  3. ^ a b スニッツェルが社台スタリオンステーションに再入厩. 競走馬のふるさと案内所(2011年2月9日付). 2018年8月24日閲覧
  4. ^ 豪リーディングサイアーで初の親子ワンツー. netkeiba.com(2014年8月1日付). 2018年8月24日閲覧
  5. ^ モーリスがシャトルされるアローフィールドスタッドの種付料(オーストラリア)[生産]. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2017年4月13日付). 2018年8月24日閲覧
  6. ^ スニッツェル、2年連続で豪州リーディングサイアーに(オーストラリア). 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2018年8月20日付). 2018年8月24日閲覧
  7. ^ スニッツェル、2017/18シーズンの豪リーディング種牡馬に/ JRA-VAN(2018年8月2日付). 2018年8月24日付
  8. ^ a b ポスト・モーリス. TOKYO THOROUGHBRED CLUB. OFFICAL SITE(2016年11月17日付). 2018年8月24日閲覧
  9. ^ スペシャルエックス”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年7月4日閲覧。

外部リンク

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