ジョウサンズ
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ジョウサンズは、女性浪曲漫才トリオ。1962年(昭和37年)3月結成し新世界の新花月で初舞台、人気浪曲師の秋水嬢を中心に据えた、若手女性版の宮川左近ショー的な構成だった。活動は1975年(昭和50年)に一度解散した第1期と後に再結成された第2期に大分される。第2期は1995年(平成7年)11月に解散。
テーマ曲は「〽 さぁさぁ 出ました わたしらトリオ 歌って 笑って 朗らかに ト~リオ~ ト~リオ~ ジョウサ~ンーズ!!」。
ジョーサンズと表記される事もある。
トリオ名の由来は三人の嬢という意味でジョウ(嬢)サン(三)ズ。
メンバー
[編集]- 大阪府大阪市住吉区出身。ギター担当。滑稽物で人気を取った浪曲師・二代目日吉川秋水の娘で、姉と共に浪曲出身。リーダー。1975年(昭和50年)に米国在住の人と結婚しロサンゼルスに移住、ジョウサンズを解散し芸能界から離れていたが、夫と死別して帰国。浪曲師として活動を始めるかたわら、姉のキクコと第2期ジョウサンズを再結成した。
- 弟子には日吉川みつ子・むつ子(解散)がいる。
- 住吉区出身。三味線担当。秋水嬢の姉で、同様に浪曲の曲師出身。初期の芸名はキク子やキクコや河内喜久子など様々。第1期ジョウサンズ解散後は1975年(昭和50年)1月から島キクコに改名して島ひろしとのコンビで漫才に転じたが、1976年(昭和51年)に浪曲や河内音頭の曲師に復帰、吉本興業の劇場にも出演した事がある、妹の秋水嬢が帰国すると姉妹のみで第2期ジョウサンズを再結成した。
- 日吉川スミ子(ひよしがわ すみこ、本名・滝井すみ子、1949年(昭和24年) - )
歴代メンバー
[編集]- 雲井 千賀子(くもい ちかこ、本名・太野千賀子、1929年(昭和4年) - )
- 和歌山県日高郡の生まれ。スミ子の後を承け参加、初期の芸名は日吉川ヨシコ。アコーディオン担当。1970年(昭和45年)10月に落語家の二代目桂枝雀と結婚し1971年(昭和46年)8月に脱退、米朝一門のホール落語の下座三味線を担当。第2期ジョウサンズには参加していない。
参考文献
[編集]- 「現代上方演芸人名鑑」(少年社、1980年)