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ジュリアス・インドンゴ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジュリアス・インドンゴ
基本情報
本名 ジュリアス・ムンイェレレ・インドンゴ
通称 Blue Machine(ブルーマシーン)[1]
階級 スーパーウェルター級
身長 179cm
リーチ 181cm
国籍 ナミビアの旗 ナミビア
誕生日 (1983-02-12) 1983年2月12日(41歳)
出身地 ウィントフック[2]
スタイル サウスポー[1][2]
プロボクシング戦績
総試合数 30
勝ち 24
KO勝ち 13
敗け 6
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ジュリアス・ムンイェレレ・インドンゴJulius Munyelele Indongo1983年2月12日 - )は、ナミビアプロボクサー。元WBAIBF世界スーパーライト級統一王者[3]ウィントフック出身[2]

来歴

アマチュア時代

インドンゴは10歳のときにラジオでボクシングの試合を聞いてボクサーになることを決意し、地元の工業大学に通いつつ、17歳のときにボクシングを始めた[2]

2002年に学校を卒業したインドンゴは同時期にナミビアの全米選手権大会で優勝したが、その後肺結核を罹患し、完治まで2年間の闘病生活を送った[2]

2006年にボクシングに復帰したインドンゴはキャリアを積み、2008年の北京オリンピックでナミビア代表となったが、ウォームアップ中に右手を骨折のアクシデントに見舞われる[2]。しかしインドンゴは棄権を選択せず、右手を使用しないままでの試合に臨んだが、第一ラウンド終了後にレフェリーストップが掛かり、インドンゴは敗退した[2]

プロ時代

スーパーライト級

2009年、25歳のときにプロデビューし[1][2]、デビュー後は14連勝した[1]。その後、無敗のままWBOアフリカスーパーライト級王座を獲得した[1]

2016年12月3日、モスクワメガスポルトIBFIBO世界スーパーライト級王者のエドゥアルド・トロヤノフスキーと対戦し、スーパーライト級世界戦最速KO記録となる初回40秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[4][5]

2017年4月15日、グラスゴーThe SSE HydroWBA世界スーパーライト級王者のリッキー・バーンズと王座統一戦を行い、12回3-0(120-108、118-110、116-112)の判定勝ちを収め王座統一に成功、IBF及びIBO王座の初防衛並びにWBA王座の獲得に成功した[6][7][8][9]

2017年8月19日、ネブラスカ州リンカーンピナクル・バンク・アリーナWBCWBO世界スーパーライト級統一王者のテレンス・クロフォードと王座統一戦を行い、プロ初黒星となる3回1分18秒TKO負けを喫しスーパーライト級王者として初となる主要4団体の王座統一に失敗、WBA王座の初防衛、WBC王座の獲得、IBF王座の2度目の防衛並びにWBO王座の獲得に失敗し、2004年9月18日にミドル級バーナード・ホプキンスが主要4団体の王座を統一して以来の快挙を逃した[10][11][12][13][14]

2018年1月5日、ルー・ディベラが主催しているディベラ・エンターテイメントと契約した[15]

2018年2月10日、同年3月9日にサウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスと元WBC世界スーパーライト級王者でWBC世界スーパーライト級4位のビクトル・ポストルの間でWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行うとの報道がなされたが[16]、同月12日にポストルが練習中に右手を負傷しWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦への出場を辞退したため、ポストルの代わりにインドンゴが出場することになった[17]

2018年3月9日、サウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、2回2分54秒TKO負けを喫しIBF及びWBAに続く王座獲得に失敗した[18]

ウェルター級

2020年11月27日、フロリダ州ハリウッドセミノール・ハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ英語版内にあるハード・ロック・ライブダニヤル・イェレウシノフとIBFインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦を行うが、2回30秒KO負けを喫した[19]。試合後にディベラ・エンターテイメントとデビューから所属していたMTC・サンシャイン・プロモーションから離脱した[20]

2022年2月5日、カーディフカーディフ・インターナショナル・アリーナ英語版クリス・ジェンキンスと対戦し、8回75-78の判定負けを喫した[21]

戦績

  • プロボクシング:30戦 24勝 (13KO) 6敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2009年7月25日 4R 判定3-0 ポハムバ・マンドゥメ ナミビアの旗 ナミビア プロデビュー戦
2 2009年9月12日 4R 判定3-0 ポハムバ・マンドゥメ ナミビアの旗 ナミビア
3 2009年10月31日 2R 1:56 TKO ダニエル・ホセア ナミビアの旗 ナミビア
4 2010年3月20日 4R 判定2-0 フェスツ・ンギヒディンワ ナミビアの旗 ナミビア
5 2010年5月29日 4R 判定3-0 サムエル・カパプ ナミビアの旗 ナミビア
6 2010年8月7日 2R TKO ロウレンス・モヨ ナミビアの旗 ナミビア
7 2011年3月19日 10R 判定3-0 サムエル・カパプ ナミビアの旗 ナミビア ナミビアライト級王座決定戦
8 2011年6月11日 10R TKO ピーター・マラキア ナミビアの旗 ナミビア ナミビア防衛1
9 2011年11月5日 6R 判定3-0 シラス・マンデヤ ジンバブエの旗 ジンバブエ
10 2012年3月20日 4R 2:02 TKO メシャック・コンドワニ ジンバブエの旗 ジンバブエ
11 2012年10月12日 2R 0:29 TKO ジェームス・オンヤンゴ  ケニア WBOアフリカスーパーライト級王座決定戦
12 2013年3月20日 1R 1:25 KO アビアス・シリムプムブウェ ザンビアの旗 ザンビア
13 2013年5月11日 10R 判定 ネルソン・バンダ ザンビアの旗 ザンビア
14 2014年3月1日 1R 2:17 KO ジョエル・ムウェワ ザンビアの旗 ザンビア
15 2014年7月26日 3R 0:45 TKO イスマエル・タクズワ・クチョチャ ジンバブエの旗 ジンバブエ WBOアフリカ防衛1
16 2014年12月6日 12R 判定3-0 カイザー・マバザ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOアフリカ防衛2
17 2015年3月20日 12R 判定3-0 イブラヒム・クラッス タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛3
18 2015年10月3日 12R 判定3-0 ゾラリ・マラリ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOアフリカ防衛4
19 2016年3月26日 9R TKO アラン・カモテ タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛5
20 2016年8月6日 1R TKO ファビアン・ルイモ タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛6
21 2016年12月3日 1R 0:40 KO エドゥアルド・トロヤノフスキー ロシアの旗 ロシア IBFIBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
22 2017年4月15日 12R 判定3-0 リッキー・バーンズ イギリスの旗 イギリス WBAIBFIBO世界スーパーライト級王座統一戦
WBA王座獲得・IBF・IBO防衛1
23 2017年8月19日 3R 1:48 KO テレンス・クロフォード アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級王座統一戦
WBA・IBF陥落
24 2018年3月9日 2R 2:54 TKO レジス・プログレイス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦
25 2019年8月3日 2R 1:12 TKO カルタビウス・ジョーンズ・ジョンソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
26 2020年11月27日 2R 1:24 KO ダニヤル・イェレウシノフ カザフスタンの旗 カザフスタン IBFインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦
27 2021年9月3日 4R TKO ハッサン・ムアキンヨ タンザニアの旗 タンザニア ABUスーパーウェルター級王座決定戦
28 2022年2月5日 8R 判定 クリス・ジェンキンス イギリスの旗 イギリス
29 2022年2月26日 4R 終了 TKO シェリフ・カソンゴ  コンゴ民主共和国
30 2022年7月15日 8R 判定0-3 ミルザカモフ・ネマトフ ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ a b c d e Beware, ‘Blue Machine’ ready to conquer the world NEW ERA 2015年2月6日
  2. ^ a b c d e f g h FROM AFRICAN VILLAGE TO ESPN: JULIUS INDONGO SETS HIS SIGHTS ON HISTORY The Ring 2017年8月18日
  3. ^ クロフォード Sライト級4団体王座統一、12年ぶり3人目快挙 スポニチアネックス 2017年8月21日
  4. ^ Indongo dethrones IBF champ Troyanovsky with crushing 40 second knockout Fightnews.com 2016年12月3日
  5. ^ トロヤスフスキー40秒で沈む、インドンゴ殊勲の戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月4日
  6. ^ Indongo dominates Burns to unify WBA and IBF 140lb titles Fightnews.com 2017年4月15日
  7. ^ Indongo, new WBA Super Lightweight Champion WBA公式サイト 2017年4月15日
  8. ^ インドンゴまたも殊勲、バーンズ下しSL級2冠統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月16日
  9. ^ Indongo Defends IBF Junior Welterweight Belt Against Burns IBF公式サイト 2017年4月18日
  10. ^ Undisputed: Crawford annihilates Indongo in three Fightnews.com 2017年8月19日
  11. ^ Crawford is the new WBA Champion and makes history WBA公式サイト 2017年8月19日
  12. ^ クロフォードがインドンゴをKO、12年ぶり4団体統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月20日
  13. ^ TERENCE CRAWFORD, UNDISPUTED WORLD CHAMPION WBC公式サイト 2017年8月21日
  14. ^ CRAWFORD KO WIN IN 3RD OVER INDONGO FOR IBF JUNIOR LIGHTWEIGHT TITLE IBF公式サイト 2017年8月25日
  15. ^ DiBella Entertainment signs ex-champ Indongo Fightnews.com 2018年1月5日
  16. ^ Regis Prograis Very Motivated To Impress Against Viktor Postol Boxing Scene.com 2018年2月10日
  17. ^ Postol injured, Indongo steps in vs. Prograis Fightnews.com 2018年2月12日
  18. ^ Prograis annihilates Indongo for WBC title Fightnews.com 2018年3月10日
  19. ^ Daniyar Yeleussinov Crushes Julius Indongo in Two Rounds”. BoxingScene.com. 2020年12月13日閲覧。
  20. ^ “Indongo's Promoter is Furious, Says Boxer is Still Under Contract”. BoxingScene.com. http://www.boxingscene.com/indongos-promoter-furious-says-boxer-still-under-contract--124050 2018年1月7日閲覧。 
  21. ^ “Caroline Dubois Wins Pro Debut, Jenkins Decisions Indongo”. BoxingScene.com. https://www.boxingscene.com/caroline-dubois-wins-pro-debut-jenkins-decisions-indongo--163923 2022年2月5日閲覧。 

関連項目

外部リンク

前王者
エドゥアルド・トロヤノフスキー
IBF世界スーパーライト級王者

2016年12月3日 - 2017年8月19日

次王者
テレンス・クロフォード
前王者
リッキー・バーンズ
WBA世界スーパーライト級王者

2017年4月15日 - 2017年8月19日

空位
次タイトル獲得者
キリル・レリク